水のコラム
キッチンシンクの価格相場とは?リフォーム費用を安く抑える方法も解説!
古くて傷んでいるシンクをずっと使い続けていると、キッチンに立つのも気分が上がらないもの。
「そろそろキッチンのシンクだけでも新しくしたいなあ」という方もいるかもしれません。
リフォームを検討したとき、まず気になるのが費用ですよね。
そこで、この記事ではキッチンシンクの価格相場と、リフォーム費用を安く抑える方法を紹介します。
ご自身の理想のキッチンを作るヒントとしてみてください。
キッチンシンクの価格相場
キッチンシンクのタイプは、大きく分けて2つで、システムキッチンとセクショナルキッチンがあります。
費用相場がそれぞれ異なるため、詳しく見ていきましょう。
■システムキッチン
システムキッチンとはシンク・コンロ・作業台が全て1枚の天板で繋がっているキッチンのことです。
キッチンシンクを全交換する場合、費用相場は15〜20万円程度ほどですが、施工費用が20〜30万円ほどかかってしまいます。システムキッチンのシンクだけを交換する場合は、もっと安くなり7万円程度と考えられるでしょう。
しかし、シンクのサイズが合わないというときには、下の台を交換する必要も生じるかもしれません。
その場合は、プラスで料金がかかるということを覚えておきましょう。
次に流し台とコンロが横並びになっていて、セクションごとにセパレートされているキッチンを、セクショナルキッチンと言います。セクショナルキッチンを全交換する場合、リフォーム費用は25〜30万円程度、さらに施工費用も20〜30万円かかります。
システムキッチンと比べて10万円程度高くなりますが、これはセクショナルキッチンの造りの構造上、接続している下台ごと取り替えることが必要になるからです。セクショナルキッチンのシンクだけを交換する際は、工事費は解体費用込みで10万円前後と見られています。
キッチン全体を交換するよりも費用をかなり抑えられるので、コスパを重視するならシンクのみの交換をおすすめします。
キッチンシンクのリフォーム費用を安く抑える方法
ここで、キッチンシンクのリフォーム費用を少しでも安く抑えるためできることを5つ紹介します。
■まとめてリフォームする
1つ目は、他の箇所の工事も一緒に依頼することです。
シンク以外にもリフォームしたいところはないでしょうか。
リフォーム工事は1箇所をお願いするよりも複数の箇所をまとめて依頼する方が、一カ所にかかる費用を抑えられます。業者が作業しやすく、ある程度まとまった利益を得られるからです。
業者によっては、セット価格や割引価格を適用していることもあります。もし、セット価格や割引を提示していなかった場合でも、交渉次第では値引きになることもあるでしょう。複数箇所リフォームを依頼する際には、一度費用面を相談してみましょう。
■設備を自分で用意する
2つ目は、施主支給でリフォームすることです。
依頼者自身が設備を用意する「施主支給」という方法は、リフォーム費用を抑えることにつながります。
施主支給は、依頼主が商品を自由に部品や部材を購入することができるため、業者に依頼するよりも選択肢が広がるというメリットがあります。コスパが良いものを選んでいくならば、リフォーム費用を抑えることもできるでしょう。
しかし、設備についての不具合があった場合には、リフォーム業者ではなくメーカーに問い合わせなければなりません。そのため、何か問題が起きた時には、「責任がどこにあるのか」あやふやになりがち。
また、施主支給に対応していない業者もあります。施主支給を利用する際は、前もって施主支給対応している信頼できる業者選びをしっかりしておきましょう。
■相見積もりをとる
3つ目は、複数の業者に見積もりを依頼することです。
同じリフォーム内容でも、業者によってかかる費用は違うということがあります。
リフォームの適正価格を知るためにも、1社ではなく、せめて3社から見積もりを取ることをおすすめします。
それぞれの業者を比較検討するなら、どのくらいが適正な価格なのかを判断できるでしょう。
■グレードを調整する
4つ目は、シンクの素材のグレードを落とすことです。
シンクには、ステンレスや人口大理石、ホーロー製などさまざまな素材が使用されています。
ホーローは、その中でも高く7〜23万円ほどします。
最も安いのはステンレス素材です。1〜8万円ほどの値段なので、他の素材に比べると費用を大幅にカットできるでしょう。しかも、安いだけではなく耐熱性や耐久性、使い勝手の良さは抜群です。機能性にはまったく問題ありません。
ただし、デザイン性にこだわりたいという人、憧れのキッチンスタイルがある人は、他の素材もよく検討した上で決定しましょう。
■DIYでリフォームする
5つ目は、DIYでシンクをリフォームすることです。
業者に依頼せず、自分でDIYすれば、余分な出費を抑えられます。しかし、自分でリフォームする場合には、工具や材料を準備する必要があります。また、水道や排水など水廻りの知識も備えておかなければなりません。
簡単な作業ではないので、DIYに自信がない人にはおすすめできません。
キッチンシンクの選び方のポイント
シンクを交換する際、どんなことに気をつけて選んだら良いのでしょうか。
1つ目は、耐久性です。
シンクには、毎日水や熱湯、洗剤などが流し込まれます。シンクのつくりが弱いなら、すぐにダメになってしまうでしょう。そのため、耐久性に優れているということは重要ではないでしょうか。
一般的に使用されているシンクの素材はどれも、耐久性に優れていますが、この点で特に優秀なのはステンレスや人工大理石です。中でも、ステンレスは熱や衝撃に強く頑丈なのでおすすめできます。
2つ目は、汚れにくいことです。シンクは、洗い物や料理で何かと汚れてしまうもの。お手入れがラクになるなら良いですよね。材質としては、人工大理石が汚れにくくおすすめです。水垢や油汚れが付きにくく、汚れが目立たないという特徴があります。
3つ目は、簡単に掃除ができることです。もし汚れてしまったとしても、簡単にお手入れが出来るなら問題ありません。主要メーカーが手掛けるシンクの多くは、どの種類もお手入れしやすいように作られています。シンクに使用されていることの多いステンレス、人工大理石、カラーステンレスはどれもお手入れしやすい材質と言えるでしょう。
4つ目は、機能性です。シンクとカウンターとのサイズバランスは、作業効率にも大きく関わってきます。カウンターが狭すぎると調理しにくくなりますし、広すぎるなら距離がありすぎて動く範囲が増えることに。シンク内の前後に段差をもうけた「段付きシンク」は、必要に応じてワークスペースを作ることができるので便利です。使用しないときは、外して収納しておけます。
5つ目は、コスパです。低価格のシンクを選びたいのであれば、やはりステンレスがおすすめ。同じステンレスでも、カラーステンレスの場合は価格が2倍に、人工大理石の場合も約2倍の値段になります。
まとめ
キッチンにはシステムキッチンとセクショナルキッチンがあり、キッチンシンクの価格も変わります。どちらの場合も、リフォーム費用を安く抑えたいならシンクのみの取り替えがおすすめです。
システムキッチンの場合、シンクだけの交換は7万円ほど。セクショナルキッチンは、工事費は解体費用込みで10万円前後です。キッチンシンクを選ぶ際には、コスパだけでなく耐久性や汚れにくさ、機能性などに注意して選んでいきましょう。