水のコラム
トイレの壁紙はこれがベスト!デザインと機能を徹底解説
トイレの壁紙は白やベージュが一般的ですが、おしゃれなトイレの壁紙が存在することはご存じでしょうか。
よく考えてみると、トイレの壁紙は白のクロスでなくともよいはずです。デザイン性に富んだ壁紙があってもよいでしょう。
おしゃれな壁紙はトイレで過ごす時間を、よりよいものへ変えてくれるかもしれません。
そこでこの記事では、トイレの壁紙について、デザインや機能性について解説しています。部屋の模様替えの計画がある方は、ぜひ記事内容をご確認ください。
トイレの壁紙はどんなデザインがいい?
トイレの壁紙を選ぶ際は、抑えておくべきポイントがあります。以下の点に気を付けながら壁紙を選んでみましょう。
・ベースカラーは落ち着いた色で
・柄物の絵は小さなものを選ぶ
・原色系を入れたい場合は一面のみに留める
・風水を参考にしても可
トイレは落ち着くための場所なので、基本的に圧迫感のある色は避けたほうが無難です。ベースとする色は落ち着いた色を選びましょう。白やグレー、淡い水色などを選ぶと清潔感のある空間を演出できます。
気分転換のために原色系の壁紙や、大きな柄の壁紙を選びたくなることもあるかと思います。原色系の壁紙や大きな柄の壁紙などは新鮮味があってよいのですが、落ち着かない雰囲気となってしまうため、後々になって後悔してしまうかもしれません。
柄を取り入れる時は小さめのものを選ぶようにして、はっきりとした色を取り入れる場合は、一面のみに抑えるようにすると落ち着いた場所を保てます。
どのような壁紙にしたらよいか迷ってしまい決め手に欠く場合、風水を参考にする方法もあります。方角によって取り入れたい色・避けるべき色が決まっているため、色選びの参考になりますよ。
壁紙の「機能」を詳しく知ろう!
トイレは他の部屋と異なり、少なからず臭いが発生する空間です。したがって、トイレ用の機能を持たせた壁紙を選ぶと快適に過ごせます。
トイレに合わせたい壁紙の機能を紹介するので、参考にしてください。
■消臭機能
トイレには専用の換気扇がついていますが、換気扇だけでは物足りない場合、消臭機能をもつ壁紙に交換する方法があります。
換気扇でカバーしきれない臭いの元は、尿に含まれるアンモニア臭です。消臭機能を持った壁紙はアンモニアの臭いを消してくれるため、いつもさわやかな空間をキープできます。
消臭剤だけでは物足りない場合は、強めの消臭機能を持った壁紙に変えると、消臭効果を実感できますよ。
■抗菌機能
消臭機能をもつ壁紙は抗菌作用も併せ持っています。目に見えませんが、トイレの壁は菌が繁殖しやすい環境です。
こまめに壁を掃除できれば菌の繁殖を抑えられますが、壁紙に抗菌作用があれば、常に清潔を保てます。
臭い対策や抗菌機能の強化をしたい場合は、消臭抗菌の機能を持った壁紙に張り替えればさらに強固な消臭・抗菌対策ができます。
■防汚機能
トイレの壁紙には、汚れが付きにくく加工されたものがあります。凹凸やラミネート加工によって、汚れが付きにくく、掃除がしやすいように考慮された壁紙です。
トイレの壁は手で触ることが少ないので、壁の汚れは臭いほど気にする必要はありません。しかし便器に近い壁紙の下部は汚れが付きやすいため、気になる方は、汚れがつきにくい壁にしておくとよいでしょう。
■防カビ・調湿機能
トイレは基本的に換気のよい場所に設置されています。さらに換気扇を備えているので、湿気がたまりやすい場所ではありません。
それでも梅雨の時期の湿気が気になる方には、防カビ、調湿機能を備えた壁紙がおすすめです。珪藻土や漆喰ほどではありませんが、ある程度壁紙で湿度を調整してくれるため、カビの繁殖を防いで湿気を吸収してくれます。
湿気が多い場所に住んでいる人は、トイレに調湿機能をもつ壁紙を張ってみるのもおすすめです。湿度の管理を行うと、さわやかな空気を呼び込んで落ち着いた空間を作れます。
トイレを気持ちよく使うための壁紙お手入れ方法
基本的にトイレの壁紙は、こまめにお手入れしていれば、それなりに長持ちします。トイレの場合は臭いが原因で壁紙を交換しなければいけなくなる恐れもありますが、マメに換気扇をつけていれば、多くのケースで対処できますよ。
ここでは基本的なトイレの掃除方法について、解説します。
■掃除に必要なもの
トイレ掃除といえば便器を洗うトイレブラシが真っ先に思いつきますが、トイレ掃除の場所は便器だけではありません。壁紙や床の掃除には、シートタイプのクリーナーを使いましょう。
シートタイプのクリーナーは拭き掃除専用に作られた使い捨てタイプであるため、何かと便利に使うことができて、いつも清潔な状態を保てます。雑巾でもよいのですが、衛生面を考えるとシートタイプのクリーナーを使うほうが望ましいです。
■掃除の順番
普段あまり汚れることのない壁紙の上から掃除を始めます。ほこりを取りながら下へ移動していき、最後に便座回りに取り掛かります。
便座回りは尿の飛散で汚れやすい場所です。壁と床のつなぎ目は尿の飛散による汚れが溜まりやすくなっているため、とくに念入りに掃除しておきましょう。
■臭いが気になる時は
臭いが気になる時は、クエン酸を使いましょう。クエン酸は自然由来の洗剤で、高い消臭効果をもっています。
トイレの臭いの原因となるアンモニアはアルカリ性ですが、クエン酸は酸性です。アンモニアとクエン酸が混ざると、アルカリ成分を中和して臭いの元を分解してくれます。
クエン酸には除菌の作用もあるため、トイレ掃除の洗剤にはピッタリです。
トイレの壁紙が黄ばんできた!対処法は?
トイレの壁紙の黄ばみは、壁紙の素材次第では住宅用洗剤で落とすことができます。黄ばみの原因はタンパク質によるものなので、浸透してしまうと住居用洗剤だけで落とすのは困難です。
頑固な黄ばみに効果的な洗剤は、セスキ炭酸ソーダです。高いアルカリ性濃度で、たんぱく質を分解する作用があります。
手につかないよう、利用する時は手袋を忘れずつけるようにしましょう。
■壁の黄ばみを掃除する時の手順
壁紙の汚れが気になる箇所にセスキ炭酸ソーダをスプレーします。そのままふき取るか、汚れがひどい場合は、しばらくそのままにしておくと汚れが落ちやすくなります。
凹凸のある壁紙の場合は、メラミンスポンジで軽くこすると効果的です。ただし壁の種類によっては傷がつく恐れもあるため、気を付けましょう。
基本的なメンテナンスを行えば、壁紙は健全な状態を長い間維持できます。壁紙の掃除は面倒ですが、できるだけこまめにお手入れをしておきましょう。
まとめ
トイレの壁紙には、さまざまな色合いのものや、機能を持ったものがあるため、多くの種類の中から選べます。
トイレには淡い色や落ち着いた色合いの壁紙が推奨されますが、原色系のはっきりした色の壁紙もあります。
原色系の壁紙を使う時は一面のみに抑えておき、デザイン性を持たせつつも、落ち着いた空間になるよう演出しましょう。
トイレの壁紙は基本的に消臭・抗菌の機能を備えています。中には、珪藻土や漆喰のような調湿機能を備えた壁紙もあるので、湿気が気になる方は試してみるとよいでしょう。
手を入れる機会もなく、そのままになりがちなトイレのインテリアですが、壁紙を交換すると大きく印象を変えることができます。気になる場合は、模様替えを検討してみてはいかがでしょうか。