水のコラム
ディスポーザーの故障で多い原因は？
ディスポーザーで詰まりや噛み込みが起きると、自分で修理しなければなりません。
手順がわからないと不安でどう修理すべきなのか悩んでしまいます。
当記事ではそんな不安などをお持ちの方に向けてディスポーザーの修理方法をしっかりと解説します。自分で修理するのが不安な方は専門業者で対応をしてくれるため、突然の出来事でも安心です。
ディスポーザーが故障する原因
日々の料理で出てしまう生ごみを簡単に処理できるディスポーザーですが、使い方には注意が必要です。
便利に利用したいものの、実は故障の原因になる食べ物があることをご存知でしょうか。知らずに流してしまっていると故障の原因になってしまうかもしれません。
食べ物以外にも、ディスポーザーでは扱えないものもありますので、この機会にぜひ把握しましょう。故障の原因にならないためにもぜひ参考にしてください。
牛の骨や卵の殻などの固いもの
なんでも粉砕できてしまうため、「とりあえず入れてしまおう」と考えがちですが、ディスポーザーでは扱えない食べ物があります。
たとえば、牛や豚などの大きな骨です。
骨は固く砕きにくいもので、ディスポーザーでも残念ながら詰まりや噛み込みの原因になってしまいます。
骨以外にも、貝や卵の殻も固くディスポーザーでは扱えません。
また、当然ながら金属類やアルミホイルなども流すと故障の原因になります。固いものは燃えないゴミとして扱い、ディスポーザーには入れずに処理しましょう。
廃油や熱湯も故障の原因に
意外な故障の原因として挙げられるのは、油類です。
料理などで油を使用するため、食べ残しでディスポーザーに流したくなりますが、排水溝の詰まりの原因になってしまいます。
基本的に油類はディスポーザーや排水口に流さずに、キッチンペーパーなどに染み込ませて捨てましょう。
油以外にも気をつけたいのが、熱湯です。カップラーメンなどで、麺類を作る過程でどうしても流したくなりますが、極力避けましょう。ディスポーザーは金属類なため、変形などを引き起こす原因になります。
熱湯を流す際には、必ず水で冷ましてから処理しましょう。
ディスポーザーが故障したときの対応と連絡先
便利な機能で、キッチンでは大活躍するディスポーザーですが、長く利用するとどうしても故障が発生してしまいます。
故障が起きると焦ってしまい、「どうしたら良いのか」とパニックになるかもしれません。
そこでディスポーザー内部で詰まった、あるいは噛み込みを引き起こしたシーンなどで対処したい方法を紹介します。
対応手順があれば、故障のときにも安心です。もし故障が発生した場合にはご参考に対応してみましょう。
詰まりが原因の場合 食べ物を取り除く
もし使用中に故障が起きた場合には、まずはディスポーザーの電源を落としましょう。
ふたを開けて中の様子を確認します。もし食べ物のカスなどがある場合にはそれを取り除きましょう。取り除く場合には、必ず厚手袋として箸類やトングで行うのがポイントです。
刃物を使っているためケガなどの原因になるため気をつけましょう。食べカスを取り除き、電源を入れてみます。もし正常に動く場合にはそのまま続けて使用して問題ありません。
ディスポーザータイプによってはふたが取れないものがあります。その際はメーカーや対応業者へ連絡してみましょう。
噛み込みが原因の場合 専用道具で対応する
食べ物を入れすぎてしまい噛み込みが起きた場合には、まずはディスポーザーの電源を落とします。
ふたがある場合には外しましょう。外したふたは綺麗に洗います。そのあとに厚手袋をして、ディスポーザー内部の食べ物を取り除きましょう。
ここからが作業のポイントです。付属品のレンチを使い、ディスポーザー内部に入れます。噛み込み解除ツールと呼ばれ、円板部分に取り付けましょう。回して解除ができれば、粉砕箇所に手を入れられます。
内部にある食べ物をすべて取り除きましょう。噛み込みの原因となる食べ物を取り除けたら、作業は完了です。
最後に過熱保護装置をリセットしてください。
水漏れ 業者に対応依頼する
ディスポーザーや排水溝から水漏れが起きている場合には、ネジの緩みが起きているかもしれません。
家にあるレンチなどで締めてみます。それでも水漏れが続く場合には、業者に対応を依頼しましょう。
水漏れの対応には専門知識が必要です。もし経験のある方であれば自分で修理することも可能ですが、無理せずに業者へお願いしましょう。
水道工事を専門としている業者で、ディスポーザーの修理を担当しているところもあるため、ネットなどで調べて連絡します。
水漏れの際には、必ず元栓を閉めましょう。
業者が対応するまでは水が流れない状態にしておきます。業者によっては即日対応などもしてくれるところもありますので、詳しくは問い合わせしましょう。
ディスポーザーの修理にかかる費用は？
詰まりや噛み込みの原因となる食べ物を除いてみたものの、それでもうまく動かないこともあります。
下手に分解などをすると、余計な故障につながる恐れもあるため、業者に対応を依頼しましょう。ディスポーザーの対応は専門業者で依頼が可能です。
料理中などで故障してしまうと、修理まで台所が使用できないなど不便もかかるので、すぐにお願いしましょう。
安心して修理をお願いできるように、詳しい費用について解説します。
簡単な修理 費用は1〜2万円程度
詰まりや噛み込みで故障が起きてしまった場合には、異物の取り除きや細かい部品交換などが発生します。
たとえば、自分で修理するのが不安なので、業者のお任せしたいと思うときもあるでしょう。簡単な修理であれば、高くても1万円強です。専門スタッフが、日頃の料理などで安心して使えるように、点検もしながら修理してくれます。
部品に傷などがつき交換が必要な場合でも、細かいものであれば安く済みます。修理代は専門スタッフの交通費代なども含めて、1万円を超えるレベルと考えましょう。
新しいディスポーザーと交換する 費用は10万円程度
ディスポーザーが動かない、あるいは大きな損傷があり使用不可になったものは、交換が必要になります。
その場合には本体代と交換費用で約10万円程度は必要です。
本体代がどうしてもかかることから、交換すべきかどうか専門業者と相談した方が良いでしょう。メーカーによって本体代は異なりますが、10万以下に抑えることも可能です。
また、賃貸アパートやマンションにお住まいの方は、ディスポーザーの交換で大家さんに事前連絡が必要です。所有者はあくまでも大家さんなので、取り付けや修理などは前もってお話ししておきましょう。
普通のシンク戻す 費用は2万円程度
「ディスポーザーに惹かれて購入したものの、やっぱり元のシンクに戻したい」そう悩む方もいるかもしれません。
専門業者ではディスポーザーを取り外す作業も行ってくれます。
取り外し費用しては2万円程度です。いつものシンクに戻すことも可能なため、ディスポーザーの使用感でお悩みの方は取り外しも検討しましょう。
ディスポーザーを取り付け前の排水管がない場合には、別途費用がかかります。詳しい修理代については専門業者に問い合わせましょう。
ディスポーザーの正しい掃除方法
ディスポーザー利用を快適に、長持ちさせるためには、日々のお手入れがとても大切です。
料理で使用した食べ物などをしっかり処理するためにも、正しい掃除方法を把握しましょう。
お手入れ方法には氷を使ったお手入れがとても簡単です。また、定期的に洗剤を使って掃除をすると、ディスポーザーの内部をしっかり洗えるため長持ちします。
長く利用できるためにも、ここでは詳しい掃除方法を紹介します。
氷を使ったお手入れ 週1で行う
日々のお手入れでまず行ってほしいのは氷を使ったお手入れ方法です。
ディスポーザーでは日々の料理で使用すると様々な食べ物を粉砕していきます。
利用するたびに、部品などに滑り気ある成分が付いてしまい、効率良く粉砕できなくなるかもしれません。
そこで氷を使うとディスポーザー内部に付着する滑りが落ちて、清潔に保てます。
お手入れ方法は簡単です。ディスポーザーに氷を入れて、通常のように粉砕しましょう。すると、数個入れただけで、ディスポーザー内部が綺麗になります。とても簡単ながら効果は抜群です。
毎週1回程度で行うだけでも良いので、スキマ時間に試してみましょう。
洗剤を使った掃除方法 月1回で行う
ディスポーザーを長く利用すると、滑りや汚れがひどくなります。
そのまま利用すると匂いが発生して、料理環境としても良くありません。そこで、洗剤を使って汚れを落としていきましょう。
洗剤はいつもの食器洗いで使う「中性洗剤」で構いません。洗剤をディスポーザーに数滴流しましょう。
流す際には氷を使います。氷に洗剤をつけてディスポーザーに入れていきます。
そのまま粉砕していくと、汚れなどが落ちてディスポーザー内部も綺麗になるはずです。内部を確認して、どうしても汚れが気になる箇所がある場合には、ブラシなどを使うと取れます。
汚れが落ちたことを確認して掃除は完了です。洗剤を使ったお手入れは定期的に行うと良いでしょう。毎月1回行うと効果的です。
しっかり掃除をして、清潔感あるシンクにしましょう。
まとめ
この記事では、食べ物処理に便利なディスポーザーの故障対応を紹介しました。
マンションなどに取り付けていることが多く、あると便利な機能です。料理の際にはついつい使用して、生ゴミで簡単に処理できます。
料理中に詰まりや噛み込みなどで故障してしまうとどうしても焦ってしまいがちです。そこで故障の際には当記事で紹介した手順で直してみましょう。
簡単な詰まりであれば自分で修理可能です。水漏れや部品の損傷が起きた場合には専門業者へ対応をお願いしましょう。
業者によってはすぐに対応してくれます。故障が起きないためにもお手入れもすると効果的です。毎日の利用のためにも、掃除も忘れずに進めましょう。
