水のコラム

浴槽の塗装にかかる費用や、押さえておきたいポイントを解説します

2022年07月30日  お風呂

浴槽に小さな傷が増えてきた、色褪せてきた、欠けてしまったなどの場合には「リフォームしかないかな」と思うかもしれません。

しかしリフォームのほかに「浴槽塗装」という方法もあります。
浴室塗装は、リフォームと比べて安く工事ができ、工期も短いのが特徴です。

この記事では、浴室塗装でかかる費用と、押さえておきたいポイントを解説していきます。

浴槽の塗装で得られるメリットは?詳細を解説

他の浴槽リフォームの方法と比べて、浴槽塗装には4つの大きなメリットがあります。
以下、順に解説していきますので、参考にしてみてください。

リーズナブル
浴室塗装のメリットとしてまず挙げられるのが、リフォームと比べて費用が安く済むことです。

浴槽塗装の費用は9万~15万円程度で、工期は1日~3日となります。対して、浴槽を交換する場合、10万~50万円程度の費用がかかります。工期は1日~1週間程度を見ておけばよいでしょう。またユニットバスの交換では50万~150万円となり、工期は4日~1週間程度となります。

価格を比較してみると、大きな違いがあることがわかるでしょう。

短い工期
浴室塗装の2つ目のメリットは、工事期間が短いことです。

浴室塗装にかかる日数は約1日から3日ですが、浴槽交換の場合には1日から1週間、ユニットバスの交換では4日から1週間ほどがかかります。工事にかける時間をかなり短縮できます。

お風呂場は毎日使う場所なので1日でも早く使える方がいいですよね。

変形型浴槽でも対応できる
3つ目のメリットは、お風呂場の形や浴槽のサイズが変形型でも工事が可能なところです。
例えば、タイルを張ったお風呂で浴槽が据え置きではなく、埋め込み式の時は周りを分解工事しないと浴槽交換ができないので、大工事になる上、補修解体にもコストがかかります。

また、ユニットバスへの交換の際には柱や梁が邪魔となり工事が困難です。そして「お風呂場が外壁に接していて大工事になってしまう」、「特別サイズのため適合するユニットバスがほとんどない」といった問題があります。
加えて浴槽のタイプがホーローのケースでは、相当な重さのため設置の仕方によって搬出が難しいことも。

このようなケースでは、費用や日程の関係上すぐに大規模工事をするのは厳しいでしょう。そのため、さしあたり「一時的に補修したい」という人は、塗装という選択肢をとれば大工事をすることもなく特別サイズの場合であっても工事対応が可能なのです。

廃材が出ない
浴槽塗装だと、現在使用している浴槽をそのままリサイクルするので、浴槽を捨てる必要がありません。処理費用もかからずゴミも出ないので、非常にサスティナブルで財布にやさしいというメリットがあります。

このように浴槽塗装には多くのメリットがあります。

浴槽の塗装にはどのくらいの費用がかかる?

同じ浴槽塗装でも各家庭によって浴槽に使っている素材や大きさ状態がそれぞれ違ってくるので、かかる費用も異なります。

たとえば、下地を含めない浴槽だけの塗装は、FRPや大理石であれば、7万円〜、ホーローであれば、8万円〜が相場といえます。

「キズや割れやひびなどの補修」「下地処理」「浴槽表面の浮きを取り除く」などの作業が必要なのであれば、別途費用を支払わなければなりません。

浴槽の塗装と交換の違いは?どちらが良い?

「浴槽塗装のメリット」の項目でもお伝えしましたが、浴槽塗装と浴槽交換には大きな違いがあります。特に費用面では、圧倒的に塗装をした方が安くすみます。
以下、「費用」と「工期」の観点からもう一度詳しく両者の違いについて説明していきます。

費用
浴槽塗装は浴槽交換に比べて約1/2から1/5のコストで行えます。下記、それぞれのコスト相場になります。

・浴槽交換:約50万円〜100万円
・浴槽塗装:約10万円〜20万円

どうしてこのように価格の違いがあるのかというと、下記のような理由があるからです。

・材料費の違い:浴槽交換では浴槽本体のコストがかかる
・人件費の違い:浴槽交換では複数の職人が必要なので、人件費用がかかる
・工事費用の違い:壁面の解体や再整備、古い浴槽の解体処理コストなど工程の多さが違う

工期
つづいて、浴槽工事のかかる日数の違いです。下記、比較していきます。

・浴槽交換:3日〜5日
・浴槽塗装:1日半〜3日

浴槽交換であってもすぐに入れ替えができれば、3日程度でできあがるという工事業者もあります。しかし、一週間以上かかる交換工事もあり、できるだけ工事に時間をかけたくないときは、日数がネックになります。

その点浴槽塗装であれば、3日でできあがるというのもよくあるケース。とくに、以下のようなケースでは浴槽塗装をお勧めします。

・ 不動産を売り渡す日が迫っている
・すでに入居者がおり日数を伸ばすことができない

以上のようなケースでは「浴槽塗装」の良さが生きてくるでしょう。

浴槽を塗装するまえに抑えておきたいポイント

ここからは、浴槽を塗装する上で抑えておきたいポイントを解説しておきます。以下、注意点をあげます。参考にしてみてください。

・機能がレベルアップするわけではない
見た印象では新品のようになりますが、機能がアップグレードされるわけではない

・塗装できない素材もある
もともとのユニットバスの素材によっては塗装できないものもあります。ホーロー製の浴槽の塗装にはとてもハイレベルな技術が必要なので、業者によっては断るケースもあります。

それ以外のFRPや大理石で作られている場合は、塗装が可能。まずは浴槽の素材の確認をしておきましょう。

・劣化が激しい場合には、塗装できない
ユニットバスの劣化が激しいケースでは、浴槽塗装ができません。無理やりしてしまうと、元の塗装がはがれてしまうことがあります。どのような状況でも、浴槽塗装できるわけではないということを心に留めておきましょう。

・浴槽塗装をできる専門業者があまりない
実は、浴槽塗装はまだポピュラーではないので、実施できる業者があまり多くありません。ハイレベルな知識と技術が必要な工事なので、対応できる業者探しに難航する可能性もあります。

塗装業者を選ぶコツ
浴槽塗装をする時に一番重要になってくるのが、業者選びです。この分野の専門業者はかなり少なく、とりわけ確かな技術を持っている業者となると、選択の幅がかなり狭くなります。

しかし、経験のない業者に頼めるような工事ではありませんので、しっかりとした実力のある業者を見つけることが最重要です。以下、業者選びのポイントを説明します。

はじめに、大事なのが浴槽塗装のプロであるということです。浴槽の塗装となると確かな実績が必要です。そして職人の腕が工事の成功に直結します。

経験の浅い業者では2年ぐらいで塗装が剥げてしまうケースがあります。したがって、最低でも5年以上の経験を積んだ業者を選ぶようにしましょう。

また、ハイレベルな技術を持った業者は、工事に対して保証をつけています。塗装箇所に問題が発生したときに、無料で保証してくれる業者を選びましょう。通常では「2年間保証」が付きます。

まとめ

ここまで、浴槽の塗装にかかる費用や、押さえておきたいポイントを解説してきました。浴槽塗装をする際のイメージを少し持っていただけたのではないでしょうか。

ぜひ、この記事の内容を参考にし、浴槽を快適な状態にしてみてくださいね。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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