水のコラム
屋外水栓の凍結に注意!寒波の前にしっかり対策を【水道職人:公式】
滋賀県には近江米やトマト、いちごなど、さまざまな作物を育てている方がいます。
寒波の到来前、畑が被害を受けないように対策したり、ビニールハウスが倒壊しないように対策したり、作物のための対策を施しています。
寒波の到来で影響を受けるのは畑だけではなく、畑の水撒きに利用している、散水栓や立水栓といった屋外水栓も影響を受ける恐れがあります。
自動散水機を使っている方は、自動散水機が凍結で破損する可能性もあるでしょう。
今回は、屋外水栓が凍結する理由や、凍結から守る方法、凍結してしまったときの対処法についてご紹介します。
屋外水栓は凍結しやすい
屋外水栓は屋外に設置されているため、寒波の影響を非常に受けやすい水まわり設備です。
配管部分もむき出しになっているため、寒波の影響を受けると配管が冷気で冷えます。
その結果、配管の中に残っている水が凍結し、破損する恐れがあるのです。
とくに白菜や中葉春菊(ちゅうばしゅんぎく)などの冬の作物を育てている場合、寒波到来の直前まで水撒きしていることもあり、水栓やホースの中に水が残っているでしょう。
少しでも水が残っていれば、そこから凍結してしまうのです。
冬は作物を育てていない場合でも、配管の中に水が残っている可能性があるため、凍結対策を怠ると凍結するリスクがあります。
屋外水栓の凍結対策
屋外水栓の凍結対策には、保温材で配管を巻くことが効果的です。
凍結対策は保温材がベスト
緩衝材や毛布を保温材の代用品として使えますが、保温材ほどの保温効果を得ることは難しいでしょう。
そのため、ホームセンターなどで保温材を準備し、巻くようにしてください。
また保温材を巻くときは、隙間ができないようにしっかりと巻きましょう。
冬場に屋外水栓を使っていない方は、藁を巻いて凍結対策を施していることもあるかと思います。
冬に入る前に準備を終えている場合でも、隙間ができていないかや、剥がれそうになっている部分がないかを確認しましょう。
散水栓の凍結対策は詰め込む
散水栓を使っている場合、散水栓ボックスの中に布類や発泡スチロールなど、保温効果がある物を詰め込んでください。
隙間ができないように詰め込み、散水栓ボックスのふたを閉め、ふたの上に段ボールを重ねてください。
蓋の上から段ボールを重ねることで、保温効果が高まります。
ホースは取り外す
ホースを付けているときは、ホースは取り外してください。
配管部分の凍結対策を施していても、ホースに水が残っていればホースが凍結し、屋外水栓も影響を受ける可能性があります。
水の出しっ放しはケースバイケース
屋外水栓の場合、水栓を開けて水を出しっ放しにするという方法も、凍結の予防に効果があります。
ただし降雪量が多いと、吐水口部分が雪で埋もれ、水の吐水ができない可能性があります。
吐水できなくなると水の流れが止まるため、積雪量が多いときには適さない凍結対策です。
また保温材を巻いた後に水を出しっ放しにした場合、保温材が水で濡れてしまうことがあります。
保温材であれば水で濡れても問題はありませんが、毛布や緩衝材で代用している場合、水で濡れることで凍結する可能性があるため注意が必要です。
自動散水機も凍結対策が必要
水撒きに自動散水機を使っている場合、自動散水機の凍結対策を施しましょう。
自動散水機は凍結で破損する
自動散水機は、コントローラーと電磁弁で成り立っている製品がほとんどです。
コントローラーや電磁弁が凍結で破損すると、水が出なくなることや、水が出っ放しになることがあります。
また自動散水機が凍結で破損した場合、メーカー保証の対象外となるため、交換や修理に膨大な費用も発生するでしょう。
自動散水機の凍結対策はとても重要なのです。
コントローラーを取り外す
コントローラーで操作するタイプの自動散水機は、簡易型の自動散水機と言います。
この場合、コントローラーを取り外すことで、コントローラーや電磁弁の破損を防げます。
コントローラーを取り外すときは、取扱説明書を確認の上で取り外してください。
自分で取り外せないときは、メーカーや購入店に相談してください。
凍結防止アダプターを取り付ける
コントローラーを取り外す時間がないときや、取り外し忘れが不安なときは、凍結防止アダプターを設置しましょう。
凍結防止アダプターの中には、温度を感知するシステムが搭載されています。
一定の温度以下になると内蔵のサーモバルブが作動し、水栓の吐水口付近で水流を起こします。
これは、動いている水は凍結しにくいという特性を活用した方法です。
水流が発生することで、凍結が予防できます。
プロ仕様の自動散水機の場合
プロ仕様の自動散水機は、導入から設置まで、専門業者に依頼して行われます。
プロ仕様の自動散水機の場合、相談窓口があるため、凍結の不安があるときは、相談窓口に連絡してください。
また設置したときに、凍結についての案内もあるでしょう。
凍結について事前に案内されている場合、案内されている内容に従ってください。
プロ仕様の自動散水機では、電磁弁が埋設処理されていることがほとんどです。
埋設処理の際に、保温の対策が取られています。
そのため、寒波の到来や降雪があっても、すぐに凍結してしまうということはないでしょう。
凍結ししたときの対処法
屋外水栓が凍結したときは、時間の経過で溶けるのを待つか、50℃程度のお湯を使って、凍結部分を溶かしてください。
お湯を使うときは、お湯をかける場所をタオルで包み、タオルの上からお湯をかけましょう。
直接お湯をかけると、凍結している場所が割れてしまう恐れがあります。
なお凍結した後は、高い確率で凍結した部分が破損しています。
凍結が解消した後に水の出方が変わったときや、水漏れが起きているときなど、屋外水栓に違和感を覚えるかもしれません。
少しでも変だと感じたときは、しが水道職人などの、水道修理業者に連絡しましょう。
最強寒波が到来する前に対策を
滋賀県北部では、今季の最強寒波の到来に伴い、大雪となる予報が出ています。
9日の夕方から10日にかけてはとくに注意が必要です。
また10日の6時ごろから11日の6時ごろにかけても、同程度の降雪が見込まれます。
降雪量が増える前に、屋外水栓の凍結対策を施してください。
なお最強寒波の影響により、路面の凍結やビニールハウスなどの倒壊も懸念されます。
車を運転する前にスタッドレスタイヤに交換し、倒壊しそうな場所に近づくことは控えましょう。
参考:大雪に関する滋賀県気象情報 第1号┃気象庁
屋外水栓の凍結トラブルはしが水道職人へ!
凍結による屋外水栓のトラブルは、しが水道職人にお任せください!
滋賀県ではたくさんの作物が育てられています。
寒波や積雪では作物への影響だけではなく、畑作業に必要な設備への影響も多数あり、対策や対処に追われている方もいるかと思います。
また依頼してもすぐに対処してもらえず、困るということもあるでしょう。
しが水道職人は、地域密着型の水まわりメンテナンスサービスを提供している会社です。
作業員が滋賀県の各地に滞在しているため、ご連絡をいただきましたら、最短30分で現場に駆けつけます!
屋外水栓など、家中の水まわり設備の凍結トラブルは、しが水道職人にお気軽にご連絡くださいませ。