水のコラム

トイレのタンクがつまったり、タンクから水が出ないときの対処法

2020年05月26日  トイレのトラブル


トイレのタンクから水が出てこない、または少ししか流れないというとき、原因がわからなくて困ってしまう人も多いのではないでしょうか?実は、その多くが簡単な修理で直すことができるのです。今回は、タンクの水が出てこない場合の原因と、修理方法についてご紹介していきます。

原因について考えてみよう

トイレのタンクの中にはさまざまな部品が取り付けられています。仕組みはそれほど難しいものではなく、素人でも修理や交換ができるものもあります。
まるで何かが詰まってしまったようにタンクから水が出なくなったり、少ししか流れてこないといったときには、まず次のことをチェックしてみましょう。

・止水栓が締まっている

タンクの中までお掃除をするなど、日頃から止水栓を締めることがある場合“開け忘れ”ということも考えられます。水が流れないというときは、まず初めに止水栓がきちんと開いているかどうか確認してみて下さい。

・浮き球がタンクに引っ掛かっている

タンクの中にある浮き球は、下がったり上がったりすることで水を流したり止めたりしています。浮き球が下がったままだと水が溜まりません。また、ちょろちょろと少ししか流れてこない、といったトラブルが起きることもあります。タンク内の他の部品や壁などに引っ掛かっていませんか?

・鎖が切れて浮きゴムが上がらない

タンクの中の排水口に栓をするような形で沈んでいるのが浮きゴムです。ゴムフロートやフロートバルブとも言います。浮きゴムには玉鎖がついていて、レバーハンドルにつながっています。そのため、レバーを引くと栓が抜けるような形で排水口からトイレ内に水が流れていくようになっているのです。鎖が劣化などで切れていないか確認しましょう。

・ダイヤフラムの劣化

タンクの中には浮き球の支え部分になる、ボールタップと呼ばれる部分があります。ボールタップは、水面が上下することで浮き球が動くことを利用して、水栓の開閉を行う設備です。いわゆる蛇口のような役割を果たしています。
ボールタップがダイヤフラム式の場合、ダイヤフラムのパッキン部分が劣化しているとタンクに給水がされなかったり、逆に水が止まらなくなることもあります。これまでの3点を確認しても原因が見つからない場合は、ダイヤフラムを確認してみるといいかもしれません。

・フィルターは汚れていないか

ボールタップにはフィルターがついています。フィルターを取り外して、汚れなどがついていないか確認してみて下さい。汚れが溜まりすぎると、タンクに水がなかなかたまらないというトラブルにつながります。

修理の方法 初級編

タンクの水が出ない場合のトラブルの原因を調べてみたら、今度は実際に修理してみましょう。

止水栓を開け忘れていることがわかったら、マイナスドライバーを使ってゆっくりあけましょう。開け方が少ないとなかなか水が溜まりません。逆に開けすぎればタンクから水が、溢れてしまうこともあります。タンクの中の水の溜まり具合などを見ながら、調節してください。
トイレのタンクを開けて、何やらたくさんの部品を目の前に自分では直せないと思う方も多いものです。しかし、意外と簡単に直せてしまうこともあるので、ぜひしっかり原因を見極めてみて下さい。

修理の方法 中級編

続いては少しだけ難しく…というよりは“買いに行く”という手間がかかります。

浮き球が何かに引っ掛かって、下がらなくなっているときは、引っ掛かりを取り除くだけでトラブルは解決します。浮き球がきちんと動くか確認しておきましょう。
逆に浮き球が下がらなくなるというトラブルもしばしばあります。アーム部分が錆びているようなら、ブラシなどを使って落としてください。
それでも浮き球がうまく作動しない時は、新しいものに交換した方がいいかもしれません。各メーカーやホームセンターなどでも購入することができます。

次は浮きゴムの玉鎖が切れている場合です。これも新品と取り換えるだけで元通り使えるようになります。玉鎖はホームセンターなどで購入できます。長さが合わないと、きちんと浮きゴムが閉まりません。元の鎖を持参するなどして、ぴったりのものを購入しましょう。

修理の方法 上級編

ここから少しだけ難しくなります。部品がついている場所さえ分かれば簡単なので、覚えておくと便利かもしれません。

ダイヤフラムの劣化が考えられるときは、部品の交換をしてみましょう。そのためには、ボールタップ部分を少しだけ分解する必要があります。まず、止水栓を閉めて、タンクの中の水を流します。次に、浮き球を根本から持ち上げて外します。ボールタップ部分で簡単に外れるようになっているので、工具なども必要ありません。浮き球を外したらナットを左に回して外します。くるくると手で回せるので、これも簡単に取り外せるでしょう。ナットを取り外したところにある部品がダイヤフラムです。
ダイヤフラムはホームセンターでも、なかなか売られていません。自分の家のトイレメーカーを取り扱っているホームセンターなら、取り寄せをしてもらえる可能性もあるので、聞いてみてもいいでしょう。
もちろん近くにメーカーのショップがあれば直接購入できますが、ない場合はネットでも注文できるようです。価格も800円ほどのものがほとんどです。

ボールタップにはフィルターもついています。先ほど外したナットのすぐ近くにある部品です。ダイアル式のような、プラスチックキャップがついている場合が多く、左にぐるっと回して引き抜くように外します。フィルターロックをかぶせてある場合は、先に外しておきましょう。メッシュ部分の汚れをきれいに洗って取り除きましょう。
フィルターの位置は、トイレのタイプによって違うこともあります。わからない場合は取扱説明書や、メーカーのホームページなどで必ず確認するようにしてください。

難しい修理や原因不明のときはしが水道職人にお任せください

タンクから水が出ない時や、水が溜まりにくくなっているときの対処法は意外と簡単なものです。しかし、素人では直すことのできない部分で破損していることもあります。原因がわからない時は無理に直そうとせず、専門業者に相談してみて下さい。しが水道職人は大津市、草津市、彦根市など、滋賀県全域で水のトラブル解決に駆けつけています。トイレだけでなく、お風呂やキッチンでの詰まりなど、お困りの際にはぜひ、お気軽にご相談ください。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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