水のコラム

トイレに異物を落として詰まらせてしまった場合の対処法

2020年05月29日  トイレのトラブル


皆さんは水に溶けることのない異物をトイレに落としてしまったとき、どう対処していますか?
普段の流れで思わず水を流してしまったり、ショックで慌ててしまうこともあるかもしれません。業者に連絡する前に、まずは状況を自分で確認してみましょう。そうすることで、自分で取り出すことができるかもしれませんし、プロの業者に依頼することになっても説明しやすいものです。
今回は、異物をトイレに落としてしまったときの対処法についてご紹介します。

異物をトイレに落としたときまずやること

アクセサリーや、服の胸元にさしたペンやメガネといったものは、当然ながら水に溶けません。落としてしまった以上はきちんと取り除かなければ、つまりの原因になってしまいます。もし落としたことに気づいたら、まずは次のことに気をつけてください。

水を流さない
思わず流してしまいそうになるかもしれませんが、流してしまったら自力で取ることはかなり難しくなります。また、おもちゃなど大きなものを落として、汚水路などを完全に塞いでいる場合は、水を流しても流れないため、便器から水があふれてしまう可能性もあります。

見えている状態なら手を使う
トイレの中に落としたものが見えているのなら、迷わず取り出しましょう。
火ばさみなどを使ってもいいですが、アクセサリーやペンなどの小物は取りにくく、かえって排水路の奥へと押し込んでしまう危険性もあるので、手を使って取ってしまいましょう。ゴム手袋やビニール袋などで手をガードすれば、汚れる心配もありません。
新聞紙やバケツなどを用意しておけば、拾い上げたものをすぐに置けるので、トイレの床などを汚さずにすみます。慌てず、落ち着いて対処しましょう。
もし少しでも押し込んでしまったり、最初から落としたものがトイレ側から見えないというときには、引き出そうとせずに次のことをやっておきます。

汚水桝の流れをせき止める
戸建ての場合、トイレの近くの地面には「おすい」などと書かれた汚水桝があります。汚水桝のふたを開けて何もなければ、外の排水管へと続く穴をふさいでおきます。シャベルなどを立てかけておくだけで十分です。そうすることで、排水管やその先の下水道管へと流れていってしまうのを防ぐことができます。
マンションや集合住宅の場合、落としてしまった異物が下水管に流れてしまうと、他の家の下水と合流するような場所でつまってしまったり、排水管を傷つけてしまう可能性もあります。この場合、他の住民に思わぬ迷惑をかけてしまうことも考えられるので、自分で対処しようとせず、水道業者や管理会社に連絡してください。

トイレットペーパーの玉を流して確認

汚水桝にガードをしたら、トイレットペーパーを流して異物が汚水路に詰まっているか、その先の排水管に流れてしまったかを確認します。
トイレットペーパーを丸めて、ピンポン玉大のボールを5~6個作り、トイレに流します。その後汚水桝を確認して、トイレットペーパーが流れていたら、トイレから汚水桝までの間に詰まりはありません。
トイレットペーパーを流した際に、異物が一緒に流れてくればとてもラッキーなのですが、そうでない場合は排水管から先に流れていってしまったことになります。ものによっては、排水管の奥で詰まってしまうことも考えられるので、水道業者などに連絡して相談してみましょう。
トイレットペーパーが流れてこなかったときは、異物がトイレのどこかに詰まっていることになります。

ラバーカップを使うときには注意が必要

ラバーカップ(スッポン)は、押すときに力が入れやすいような形をしていますが、押すのではなく、引き出すためにある道具です。押し込むときに力を入れてしまうと、詰まったものがますます奥に行ってしまいます。引き出すことを意識して使用しましょう。

ラバーカップには洋式用と和式用の2種類があるのでその点も注意します。家になく、慌てて買いに行ったときなど、間違えてしまっては意味がありません。またサイズも複数あるので、できれば便器の排水部分の直径を測っておくと間違いないでしょう。
カップ部分はゴムなど、形が簡単に変わる素材でできているので、多少カップが排水口より大きくてもあまり問題はありません。しかし、小さい場合は隙間ができてしっかりと圧がかけられない可能性があります。

ラバーカップで異物を引き出す

汚水桝にガードをし、トイレにつまりがあるとわかったら、ラバーカップを使って異物を引き出してみましょう。まずはゆっくりカップ部分をへこますように水中に沈めていきます。カップの中にしっかりと水が入るようにしましょう。しっかり沈み込ませたら、一気に引きます。これを何度か繰り返しましょう。異物が手の届く位置に出てきたら、拾い上げて取り除きます。

ラバーカップでうまく引き出せない場合は、奥の方に流れてしまった可能性もあります。その場合、自分で引き出すことは難しいでしょう。また、水に溶けない異物はトイレや汚水路を傷つけることもあります。自分で修理が難しいと感じたら無理をせず、専門業者に依頼しましょう。

トラブルが大きくなる前にご連絡ください

うっかり異物をトイレに流してしまうことは、よくあることです。いきなり水を流してしまうことがなければ、比較的簡単に取り出すこともできるでしょう。しかし無理は禁物です。

しが水道職人は大津市をはじめ長浜市、野洲市、米原市など県内全域で水回りのトラブルを解決しています。トイレのつまりや、大事なものをトイレに落としてしまったときなど、何でもお気軽にご相談ください。プロの仕事で、みなさまの悩みにお答えします。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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