水のコラム

トイレのコロナ対策 感染しないために

2020年06月11日  新型コロナウイルス


現在も世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス。中国の武漢で最初の感染者が報告されたのは昨年の12月のことでした。その後1月に入り、日本でも最初の感染者が確認されることとなります。現在日本では、感染者数の減少がみられ、安堵にも似た感情を抱いている方も多いのではないでしょうか?
しかし、新型コロナウイルスの恐ろしいところは、その感染力の強さにもあります。今後再び感染の波がやってこないとも限りません。身近なことでできる対策をこれからも続けていくことが、感染拡大を予防することにつながるはずです。

今回のテーマは、トイレにおける新型コロナウイルスをはじめとした、感染症対策についてです。ご存知の方も多いかもしれませんが、おさらいの意味も込めてご紹介いたします。

自分でできるトイレのコロナ対策

新型コロナウイルスは一般的に「飛沫感染」「接触感染」で感染するといわれています。これは、ほかのウイルスにも同じようにいえることです。
人と話したり、くしゃみや咳をすることによってウイルスが放出されると、それを吸い込んだ人が感染してしまいます。これが飛沫感染です。飛沫感染を防ぐためには、マスクを着用することが有効とされています。

接触感染は、感染者が触ったものを自分が触り、その手で口元や目元に触れてしまうことで起こる感染です。ウイルスは目に見えない分、どこについているかわかりません。
新型コロナウイルスは便からも検出されたという報告が複数あることからも、トイレでの感染、また、家族に感染者がいる際の家族間感染を防ぐためにも、注意が必要です。
ではトイレを使うとき、どんなことに気をつければよいのでしょうか?

①換気をする
流した際の水の勢いで、ウイルスなどが舞い上がってしまう可能性もあります。また、感染者がトイレ内でくしゃみや咳をする可能性もあります。直後に別の人が使用した場合、空気中に漂う飛沫で感染する可能性もあります。

②便器の蓋を閉めて流す
流すときにウイルスなどが舞い上がらないようにするためには、ふたを閉めてから流すことを心がけましょう。普段から習慣になっている方は少ないかもしれませんが、ちょっとしたことで、感染リスクを下げることができるのです。

③タオルの共用を避ける
ウイルスは細菌類とは違って、タオル上で増殖するということはありませんが、ウイルスのついているタオルを使い回してしまった場合、感染リスクを高めてしまいます。できれば、ペーパータオルなどを使用した方がより衛生的です。

④レバーやドアノブ、便座や蓋などの消毒
トイレ内で人が触りやすいドアノブやレバー、トイレットペーパーホルダーといった場所だけでなく、便座や蓋などもこまめに掃除するようにしましょう。アルコール消毒液なら濃度70パーセント以上のものや、次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)の場合は商品表示を見ながら0.05%ほどに希釈したものを使用して消毒することをおすすめします。
便器内は通常の掃除方法でよいとされています。

新型コロナウイルスは、プラスチックやステンレスなどの上で、3日程度生存しているそうです。トイレ内はプラスチックやステンレス製品も多く、ウイルスが長く生存しやすい場所ともいえます。こまめに消毒をすることで、感染リスクを一つでも減らしましょう。

手洗いの手軽さと効果

新型コロナウイルスは、その感染力の強さからも感染予防のための対策が重要だといわれてきました。マスク、手洗い、消毒などは有効的な感染予防対策です。
マスク不足や消毒薬不足は、少しずつ解消されつつありますが、まだ以前のように豊富に店頭に並んでいるわけでもありません。
そういった中で、これまでと変わらずできるのが手洗いです。実は消費者庁の手洗いに関する調査によると15.4%の人が、トイレの後に手を洗わないと回答しているのです。
もちろんいつも手を洗っている人でも、きちんと洗えていない可能性もあります。

この機会に手洗いについてもう一度真剣に考え、きちんとした手洗いで気持ちよく過ごせるようにしましょう。
子ども達が学校などで習ってくる“手洗いの歌”にのっとって手を洗うと、約30秒かかります。そのあとすすぎは、流水で10秒以上が推奨されています。
手を濡らし、石鹸を手につけて泡立てたら、手のひら→手の甲と指の間→手のひら側から指の間→指先(手のひらにこすりつける)→親指→手首、の順で洗うことで手全体をまんべんなく洗うことができます。

とくに親指まわりは洗い落としが多い場所といわれています。注意しながらしっかりとあらい、丁寧に洗い流しましょう。
すすぎを入れても1分以内に手洗いは終わります。さまざまな感染症の予防にもつながるので、ぜひ手洗いを見直してみて下さい。

自宅以外のトイレでも気をつけておくこと

公共のトイレは、不特定多数の人が使用するため、使用する際は特に気をつけましょう。消毒剤があるようなら、触れる面を消毒してから使いましょう。使い終わったとも消毒しておけば、もしも自分が感染している場合でも、ウイルスが広がるのを減らせるかもしれません。

手を洗うときは最後に蛇口のハンドル部分も洗うようにしましょう。きれいになった手で、もう一度ハンドルをさわってしまうと、また汚染されるかもしれません。
また、付着しているウイルスが舞い上がってしまう可能性もあるので、エアータオルの使用も避けた方がいいようです。すでに使用禁止にしているお店も多くありますが、自分でも気をつけておきましょう。

大事なのはいつもの対策

新型コロナウイルスの感染拡大は、これまでの日常生活のあり方を変えてしまうほど、大きな影響を与えるものとなってしまいました。長い戦いになるかもしれませんが、手洗い、消毒、マスクといった、いつもできる対策が、感染防止のために大事な役割を担っているといえそうです。

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