水のコラム

洗面所で水漏れ 給水部分からの可能性を考えてみる

2020年06月15日  洗面所の水漏れ


日常的に使う場所での水漏れトラブルは、少しでも早く修理したいものですよね。どこから水漏れしているかを把握することで、スムーズに修理できる可能性もあります。今回は、洗面所での水漏れトラブルの原因と対処方法についてご紹介していきます。簡単に洗面台の構造についてもご紹介するので、原因を見つける際の参考にしてみて下さい。

洗面台の構造

洗面所で水漏れしてしまったとき、原因がどこにあるかまず考えてしまいますよね。
実は洗面台のつくりはさほど難しいものではありません。構造を抑えておくことで、どこからの水漏れなのか見分けられ、自分でも修理できる可能性があります。
では簡単に、洗面台の構造について説明していきましょう。
洗面台の普段見えている部分には、水栓部分と排水口がついています。水栓から出る水は洗面ボールの下にある給水管から運ばれてきます。給水管には止水栓が取り付けられていて、ここで水を止めたり、量を調節することができます。

一つのレバーでお湯と水を切り替えられるような混合水栓には、水栓のすぐ下あたりに、逆止弁がついています。これは、お湯とお水の水圧が異なっているときに、水圧の高い方から水圧の低い方に、お湯や水が流れていかないようにするためのものです。(寒冷地仕様の場合はついていません)
流した水は排水口から排水管を通り、床部分に取り付けられた排水アダプターを通して、屋外の排水管へと流れていきます。洗面ボールのふちには、大抵の場合オーバーフローを防止する穴が開いていますが、ここからあふれた水も排水管に流れていく仕組みになっています。
排水管の途中にはS字型に曲がった「トラップ」という部分があります。このトラップがあることで、悪臭が上がってくることを防いだり、ネズミや害虫などの侵入からも守ってくれているのです。

給水部分から水漏れしてしまう原因

洗面所での水漏れでよくあるのが、水栓からの水漏れです。ポタポタと水が止まらない、水栓の付け根辺りから水が漏れているなどさまざまな症状があります。多くは部品の劣化によるものです。水栓のどの部分から水漏れしているかによって、交換する部品が変わってきますが、簡単な作業で交換できるので、自分で直すことも可能です。

洗面台の下にあるキャビネット部分を開けた時に水漏れを発見した、という場合は、パイプのどの部分から水が漏れているのかよく観察してみて下さい。洗面台の下にはたいていの場合、給水管に止水栓がついています。手で回せる蛇口状になっているタイプや、マイナスドライバーで回すようになっているものがあります。止水栓付近で水漏れしている場合は、止水栓内や給水管との接続部分のパッキンの劣化が考えられます。
また、水栓が接続されている付近から水漏れしてくる場合は、給水ホースの破損や水栓自体の劣化も考えられます。

意外と簡単!水漏れの対処方法

給水部分での水漏れは、おもに部品交換などで直せますので、簡単に手順をご紹介します。水漏れの修理の際には、最初に止水栓を閉めておきましょう。工具はドライバーやモンキーレンチなどを用意します。また、修理作業中に配管の中に残っていた水が漏れてくることもあるので、バケツや雑巾などを用意しておくと便利でしょう。

水栓
水栓にはさまざまなタイプがあり、部品の交換の仕方はそれぞれ違ってきます。
例えば2ハンドルの混合水栓の場合、仕組みは単水栓と同じで、水漏れの原因になっているのは、水栓コマやスピンドル部分のパッキンです。スピンドルとは、ハンドルを回した時に水栓コマを押し付けて水を止めたり、逆に水を出したりしている部品です。スピンドルにも水栓コマにもゴムパッキンがついていて、そのパッキンが劣化するとうまく水を止められなくなり、水漏れしてしまうのです。

2ハンドル水栓の水栓コマやスピンドルパッキンの交換は、まずハンドルのキャップ部分を外します。キャップの下にいくつか部品がある場合もあるので、順番に外して置いておきましょう。キャップがついていた管の部分をのぞくと、スピンドルがあり、その下に水栓コマがあります。新しいものと交換して、逆の手順で元に戻せば修理は完了です。
水栓の根元部分で水漏れしている場合は、根元部分にあるパッキンを交換します。水栓を止めつけてあるナットを外し、中にあるパッキンを交換します。

近年多くなってきているのが、シングルレバーの混合水栓です。このタイプの水栓が水漏れした場合、修理の方法はおもにハンドルの中にあるカートリッジの交換になります。カートリッジを取り寄せれば自分で交換することも可能ですが、交換方法は水栓の種類によってさまざまなので、必ず取り扱い説明書などで確認しましょう。わからない場合は無理せず、専門業者に依頼するようにしましょう。
また、水栓からキャビネットの中へ水漏れしているようなときも、専門業者に修理を依頼することをおすすめします。

止水栓付近での水漏れ
止水栓と給水管のつなぎ目で水漏れしているなら、まず接続部分のナットが緩んでいないか、しっかり締めなおしてみましょう。それでも水漏れするようなら、パッキンを交換します。ナットを外すとパッキンが見えるので、新しいものと交換しましょう。
また、止水栓の中のコマパッキンの劣化で水漏れしている場合は、家の元栓を閉めてから交換作業をするようにしてください。止水栓の構造は単水栓とほとんど同じです。ハンドルを取り外し、ナットを回すと中にスピンドルと水栓コマが入っているので、新しいものと交換しましょう。

ハンドシャワータイプの水栓で気をつけておきたいこと

洗面所にも、ハンドシャワータイプの水栓を使用している方も多いのではないでしょうか?
ハンドシャワーが外れる部分を見てみると、ホースが管から引き出せるような仕組みになっているのがわかります。この管の中に水が入ってしまうと、洗面台下のキャビネット部分にもれてしまうため、白っぽいプラスチックの水受けタンクが設置されています。

掃除などでホースや管の部分に水をたくさんかけてしまうと、水受けタンクに多くの水が溜まってしまいます。どこにも水漏れがないのにキャビネットの床が濡れているといったときは、この水受けタンクが溢れていないか確認してみて下さい。水受けタンクは取り外すことができますが、たくさん水が入ってしまっている場合は、灯油用のポンプなどを使って、ある程度水を吸いだしてから取り外すようにしましょう。

困ったときはプロにお任せください!

洗面所での水漏れは比較的自分でも修理しやすいトラブルです。しかし、いざ修理を始めてみたもののうまくいかない、やっぱり難しいということもあるでしょう。

そんなときにも、しが水道職人は迅速に駆けつけます。大津市、近江八幡市、草津市、彦根市など滋賀県全域の水のトラブルは、しが水道職人にお任せください。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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