水のコラム

洗面所の嫌な臭い!原因と対策を考えてみる

2020年06月18日  洗面所のトラブル


洗面所は顔を洗ったり、歯磨きをすることもある場所なので、嫌な臭いはとても気になりますよね。普段から清潔にしているつもりでも、ちょっとしたことが原因で悪臭がしてしまうことも。実は洗面所には、嫌な臭いの原因がたくさんあったのです。

洗面所の臭いの元は?

洗面所は日当たりがよくなかったり、風通しがよくない場所にあることも多く、臭いがこもりやすい場所でもあります。また水回りということもあって、汚れやカビも発生しやすいので、臭いの原因は数多くあるといえるかもしれません。
まずは、洗面所が臭うときの原因から考えていきましょう。

洗面台のすきま
洗面台を使うと、飛び散った水や石鹸が隙間に付着することがあります。そこにほこりなども混ざって雑菌が繁殖すると、ゼリー状の汚れの塊になってしまうことも。普段掃除しているつもりでも、ちょっとした隙間でこうしたゼリー状の汚れができてしまうと、嫌なにおいの原因になってしまいます。

洗面ボウル
汚れには酸性の汚れとアルカリ性の汚れがあります。
酸性の汚れとは、人間の皮脂や化粧品などの油分の汚れで、アルカリ性の汚れは、石鹸カスや水垢などがあげられます。
洗面所の洗面ボウルにはどちらの汚れも付きやすく、薄い膜状にこびりついてしまっていることもあります。強烈な悪臭とまではいきませんが、なんとなく嫌なにおいがする、といったときは洗面ボウルの汚れかもしれません。

オーバーフロー穴
洗面ボウルのふちには、貯めた水があふれてしまわないように穴が開いています。実はこの穴は洗面ボウルの側面を通って排水口へとつながっています。洗面ボウルの排水口をのぞくと、横に小さな穴が開いているのが見えます。そこから流れ込んでくる仕組みです。水や石鹸が流れ込むうえに、洗いにくい造りになっているため、知らない間に汚れが溜まっていることもあるのです。

排水パイプの汚れ
臭いといえば誰もが一番気になるのが、排水パイプの汚れではないでしょうか?
目に見えない分、どれだけ汚れがついているのかもわからす、掃除のタイミングもつかみにくいですよね。
排水パイプの中は、風が通ることもなければ、日差しが差し込むこともないので、汚れがたまると雑菌が繁殖しやすく、悪臭の原因になりやすいのです。

排水トラップの水不足
洗面所などの排水パイプには、排水トラップというS字に曲がった部分があり、そこに水をためることで、下水臭が上がってこないようなバリアの役目を果たしています。
長く誰も住んでいなかった家や、長期間家を空けていたときなど、なんとなく嫌なにおいが立ち込めているときは、排水トラップの水が蒸発して減ってしまっていることも考えられます。また、水を勢いよく出しすぎたときにも、水が減ってしまうことがあります。この現象は水を流して排水トラップの水を増やせば解決できます。

防臭ゴムの劣化
洗面所の排水はキャビネット部分にある排水パイプを通って、床下の排水管へと流れていきます。床の部分には隙間ができないように、防臭ゴムがつけられている場合がありますが、この防臭ゴムが劣化してしまったり、キャビネットに物を置くときにずれてしまうと嫌なにおいの原因となることもあります。正しい位置に戻したり、新しいものと交換することで防臭機能を取り戻せます。

水受けタンクの汚れ
洗面所の水栓がハンドシャワータイプの場合、キャビネット部分に水受けタンクが設置されています。シャワーホースをつたった水が、床下にこぼれないようにするためのものですが、普段目につかないところにあるので、気づかないうちに溜まった水が腐食したりして臭ってしまうこともあります。時々取り外してきれいにしておきましょう。

洗面所の臭いの解決法

洗面所での悪臭は主に汚れによるものが多いようです。では、においまで取り除くには、どのようにして汚れを取り除けばいいのでしょうか?

洗面台の細かな隙間
手やスポンジの届かない部分の汚れは歯ブラシなどを使って丁寧に落とします。目地部分にカビが生えているようなら、ハイターなどを塗って上からラップをし、時間を置きましょう。カビはなかなか落ちない汚れの一つなので、一度できれいにならない時は何度か試してみるようにします。
また、ハイターは残っていると、素材を痛める原因にもなるのできちんとすすぐようにしましょう。

洗面ボウル
洗面ボウルの汚れには過酸化ナトリウムもおすすめです。最近ではセスキ炭酸ソーダなどと共に、洗剤コーナーに並んでいることも多くなりましたが、アルカリ性の洗剤で、いわゆる酸素系漂白剤の主な成分です。お湯に溶かすことで酸素が発生し、汚れを落としてくれます。酸素がたくさん発生するのが洗浄液を作ってから1時間~2時間なので、そのくらいの時間は放置することをおすすめします。
お湯は50度くらいのものを使うようにし、蓋などをして冷めないようにすると、より効果的です。流した後もざらつきがあるようなら、スポンジなどでこすりましょう。くすみの消えたきれいな洗面ボウルになりますよ。

オーバーフロー穴
掃除しにくいオーバーフロー穴には、泡タイプのハイターなどを使ってみましょう。見える汚れは歯ブラシなどでできるだけ取っておきます。オーバーフロー穴に洗剤を丁寧に吹き付けましょう。使用方法に記載されている時間を目安に放置したら、しっかりと水で流します。

排水パイプ
排水口の奥からにおいがしてきたり、流した時にゴボゴボと音がするようなときは、排水パイプ内に汚れが溜まっている可能性があります。パイプユニッシュなどを流し込み、15分~30分くらい放置してから流しましょう。こびりついている汚れが多い場合は、何度か繰り返します。

他の場所の臭いの可能性も

洗面所が脱衣所と一緒になっていたり、洗濯機が置いてあることも多いと思います。洗面所でいやなにおいがするけど、洗面台を掃除してもまだ臭うというときは他の部分にも目を向けてみましょう。洗濯機の排水口や洗濯バンなどの汚れから悪臭がしている場合もあります。
洗濯機の排水は、洗面台の排水と近くで合流していることもあるため、排水管の奥で汚れやつまりがあった場合、どこから臭ってくるかわかりません。その場合は、水道業者などに相談してみてもいいかもしれません。

また、床や壁などが長年においを吸って、悪臭を放っている場合もあります。床掃除はまめにやるけど壁まではそう頻繁に掃除していないという場合は、壁紙専用の洗剤などを使って拭き掃除してみましょう。

普段からのお手入れで水回りを守る

洗面所は頻繁に使用する場所なので、不具合の起きやすい場所でもあります。普段からお手入れしておくことは、異変にも気づきやすく、早めに対処できる可能性もあります。
困った水のトラブルは水回りのプロにお任せください。

しが水道職人は、大津市、彦根市、近江八幡市、草津市など滋賀県全域の水周りのトラブルに駆けつけています。洗面所をはじめ、トイレやキッチンなど、水回りで気になることがあるときは、しが水道職人にご相談ください。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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