水のコラム

お風呂の水栓がつまったら タイプ別対処法

2020年06月30日  お風呂のトラブル


一日の疲れを癒す場所であるお風呂の水栓から水が出なくなってしまったら・・・。考えただけでも嫌になってしまうトラブルですよね。度々遭遇するトラブルではないため、どうして出なくなってしまったのか原因がわからないこともあるでしょう。
今回は、お風呂の水栓から水が出なくなったときの対処法を、水栓のタイプ別でご紹介していきます。

2ハンドル水栓の場合

水とお湯それぞれに、バルブ(ハンドル)がついているタイプの水栓です。古くから使っているお風呂場などではよく見かけるかもしれません。給湯器である程度温度設定ができても、細かな温度調節は自分でする必要があるため少し手間のかかる水栓といえるかもしれません。

このタイプの多くは水量が豊富で、勢いのあるシャワーが使えたりお湯を溜める時間が短くてすむというメリットもあります。しかし最近では温度調節の面倒さなどから、水栓を新しく設置する際に選ばれることは少なくなりました。
水量が多い分、水の出が悪くなったときにはすぐにトラブルだとわかりやすいようです。
2ハンドル混合水栓から水が出なくなったとき、確認する点は2つです。

止水栓
お風呂の2ハンドル混合水栓の場合、設置面にマイナスドライバーなどで回せるタイプの止水栓がついています。水とお湯それぞれにありますので、締まり過ぎていないか確認してみましょう。とくに設置してすぐの場合は、出過ぎにならないよう水量を少なめに設定している可能性もあります。

フィルター
水栓の水が出るところには、たいていの場合フィルターが取り付けられています。このフィルターで、給水管から流れてくる水に含まれる微細な汚れなどをキャッチしています。徐々に水やお湯が出にくくなったというときは、フィルターの目詰まりを考えてみましょう。

吐水口には簡単に手で回せる部分があり、それを回して外すと中にフィルターが見えます。汚れているようなら、歯ブラシなどを使ってきれいにしてください。とくに井戸水を使用している場合は、砂などが溜まりやすいのでまめにチェックするようにしましょう。

2ハンドル混合水栓には、逆止弁がついていることもあります。逆止弁にもフィルターがあり、そこでのつまりも考えられます。自分でチェックするのは難しいので、その場合は専門業者に点検してもらいましょう。

シングルレバー混合水栓の場合

一つのレバーでお湯と水を切り替えたり、吐水・止水ができる水栓です。左右にレバーを動かしていくだけで、自動的にお湯と水が混ざり好みの温度になります。力を入れて開け閉めをする必要がなく、簡単に温度調節ができることから近年人気になっている水栓です。おもに洗面所や台所で多く見かけますが、お風呂場でも設置されていることがあります。

シングルレバー混合栓は、レバーを外すと中にカートリッジというこの水栓の要ともいえるパーツが入っています。カートリッジ内のディスクがレバーによって動かされ、湯水の調整などを行うのです。
シングルレバー混合水栓から水が出なくなったとき、まずはほかの水栓と同様に止水栓とフィルターを確認してみましょう。この2つに異常がなければ、次のことを確認してみてください。

カートリッジ
このカートリッジが劣化などで壊れてくると、水量が少なくなったり、湯水をうまく混ぜ合わすことができなくなります。この場合対処法はカートリッジの交換になります。自分でも交換が可能ですが、ハンドル内には細かな部品もあるため、なくさないように一つ一つ並べながら外していくことをおすすめします。

レバーハンドル
レバーハンドルが故障している場合、きちんと動いているように見えてカートリッジ内のディスクを動かせていない場合もあります。また、がたつきがあるときは水漏れの原因にもなるので、早めに修理しましょう。
レバーハンドルの上や前面などについているビスが、緩んでいないか確認してみましょう。緩みがある場合はしっかり締め直します。それでも空回りをしたり、がたつくようならレバー自体を交換しましょう。

どちらもネットで取り寄せることもできるので、自宅の水栓の型番にあったものを購入してください。

サーモスタット混合水栓

近年人気が高まっているサーモスタット混合水栓ですが、実はシングルレバー混合水栓よりも古くから使われている水栓です。とくに洗面台でシャワー付きのタイプがよく使用され、朝洗面所でシャンプーができると人気でした。
現在ではお風呂場に設置されていることが多く、簡単にお湯の温度を調節して使うことができるためとても便利な水栓です。

サーモスタット混合水栓から水が出なくなったとき、止水栓やフォルターにも異常がなければ「開閉バルブユニット」に不具合があるのかもしれません。湯水の吐水や止水、シャワーとの切り替えを行うハンドルは、本体内にある開閉バルブユニットとつながっています。この開閉バルブユニットが劣化などで壊れてくると、湯水の出が悪くなったり、逆に止まらなくなってしまうこともあります。

対処方法は開閉バルブユニットを新しいものと交換することです。工具も必要なく交換可能なものがほとんどですが、必ず設計図や説明書を確認して交換するようにしてください。開閉バルブユニットはメーカーなどから型番にあったものを購入しましょう。

お風呂のトラブルで困ったときはしが水道職人へ

お風呂の水が出ないのは本当に困ってしまうトラブルです。水が出にくくなったなど、少しでも異変を感じたら早めに対処するようにしましょう。自分でわからない場合は無理をせず専門業者に依頼することも大切です。

しが水道職人は緊急メンテナンスも受け付けています。大津市、守山市、湖南市、東近江市など、滋賀県全域で水のトラブルに駆けつけます。お風呂や洗面所、トイレ、キッチンなど水回りのトラブルはしが水道職人にお任せください。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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