水のコラム

水道管が凍結すると大変!破裂させないための予防と対処

2021年01月26日  水道管のトラブル

冬場、水道管が凍結する場合があります。
水道管が凍結すると、水道が使えない以外に、破裂という大きなトラブルが発生しかねません。
そのため、冬場、温度がとても下がるエリアでは、水道管の破裂対策が必要不可欠です。
水道が凍結するとどうして破裂するのか、防止のためになにをすればいいか解説します。

水道管が凍結しやすい場所や状況

水道管が凍結しやすい場所や状況があります。
この点を把握していると、住んでいる水道管が凍結しやすい場所や状況にあるのか具体的にチェックできるのです。

・水道管がむき出しになっている。例:給湯器に接続している配管など

・戸外にある水道管。北向きで日陰。例:散水栓や湯沸かし器の元栓など

・北向きの水まわり。例:洗面所やトイレの蛇口など

上記は水道管が凍結しやすい場所です。
外にある水道管は外気の温度の影響を大きく受けるため、凍りついても不思議ではありません。
また、凍結しやすい状況は気温です。「マイナス4度以下」になると、水道管の凍結だけではなく蛇口の破裂が起きやすくなります。天気予報を日頃からチェックし、マイナス4度以下になりそうなら注意したほうがいいでしょう。

事前に凍結しやすい配管があるか、元栓はどこにあるか改めてチェックしてみてください。
凍結しやすい配管を把握しておけば事前に対処ができますし、元栓は、水道管以外にも給湯器が凍結して破裂したときすぐに元栓を閉められるようにしておくためです。大雪が降るエリアなら、目印か除雪をしておきましょう。いざというとき、すぐに見つけることができます。

水道の凍結防止のためにできること

水道が凍結しないために防止できることは複数あります。
マイナス4度以下になっても不思議ではない土地に住んでいる方は把握しておきましょう。

・水抜きをする
まず、水を抜くことです。水道やガス給湯器には止水栓があり、水抜きができます。水道管が凍結する理由の1つに、管の中に残った水が関係するからです。

天気予報をチェックし、マイナス4度以下になるようなら水抜きをしたほうがいいでしょう。ただ、水抜きも適切な方法でしないと水が残ってしまう可能性があります。

1.家の蛇口をすべて閉める

2.完全にハンドルやレバーが止まるまで水抜き栓を閉める

3.家の中の蛇口を全て開ける。トイレのレバーも例外ではありません。蛇口が軽くなり空気を吸い込んでいる感触があれば成功

4.家の蛇口を全て閉める

厳寒地に初めて引っ越しして水抜きを行ったことがない方は、適切な方法を理解して確実に予防をしてください。

・水を出しっぱなしにする
水抜き栓がない家もあります。そんな家では、水を出しっぱなしにするのも凍結を避ける方法です。
蛇口を全開に開かなくてもいいのですが、注意点はポタポタ程度の量。ポタポタ落ちる程度なら蛇口が凍結するリスクがあります。鉛筆程度の太さの水を出しっぱなしにするのもいいでしょう。

・水道管の保温
水抜きも大変、水を出しっぱなしにすると冬は水道代が余計にかかりそうでイヤという方は、水道管の保温という予防方法が適しています。一番凍結しやすいのは、配管がむき出しのケースです。

専用のヒーターもありますが、コストを考えるなら、保温材を巻きつけるといいでしょう。保温材はコルクや毛や軟質繊維板や発泡スチロール系や天然鉱物といった無機質タイプもあります。保温材を配管に付けた上で保温チューブや凍結防止帯を巻くと凍結予防ができるのです。

水道管が凍ったときの対処法

凍結予防をしていなかったら、蛇口や配管が凍る場合もあります。その場合、適切な対処をすれば解決できるのです。
水道管が凍結した場合の対処法をご紹介します。

・配管や蛇口にぬるま湯をかける
蛇口や配管にぬるま湯をかける対処法があります。
お湯は50度ほどのぬるま湯に抑えておき、蛇口や配管にタオルをかぶせてその上からかけてください。

このとき、熱湯を直接かけるのはよくありません。凍結している個所に直接かけることで破裂する場合があるからです。

・ドライヤーの温風をかける
ドライヤーの温風を凍結した個所にかけるのも適切な方法です。室内なら暖房も入れておいたほうがいいでしょう。カイロを凍結した部分に当てるのも有効です。

・作業は暖かな格好で
真冬の中での作業は風邪をひく可能性があるため、ニット帽のような帽子をかぶり、暖かい格好で作業をしましょう。

アパートのような賃貸物件で水道の破裂が起きたときの注意点

アパートのような賃貸物件に住んでいて、もし水道管の破裂が起きて水濡れ被害が起きた場合、修理や被害に関する費用は入居者が責任を持って負担しなければなりません。

そのため水道の破裂も補償内容に含まれている住宅保険に入っておいたほうがいいでしょう。特に厳寒エリアに住んでいる方におすすめです。

保険に入っていてもし被害が出ると写真を求められるため、事故現場の撮影をしておきましょう。保険会社の事故報告は、事故があった後でもかまいません。水濡れ被害が分かる写真を撮影しておけば証明になります。

水道の凍結で破裂したらしが水道職人にご相談

水道の凍結を防止するために対処をしていても、破裂する場合もあります。そんなときはしが水道職人にご相談ください。

弊社は滋賀県の水道局指定店で、滋賀県全域の水まわりのトラブルに対応しています。水道破裂の防止方法もお気軽にご相談ください。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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