水のコラム
洗面所から濁った水が出る？原因と改善方法について解説！
洗面所の水が濁ることがある
毎日顔を洗ったり、歯を磨いたりする洗面所ですが、濁った水が出てきてしまうことがあります。濁った水は見た目が悪いだけでなく、健康にも影響を及ぼしてしまうこともあり、とくに小さなお子様がいる家庭では不安を感じる方も多いかもしれません。人体に影響がなかったとしても、気分が良いものではないため、改善が必要でしょう。
そこで今回は、洗面所の水の濁りについて、濁りの原因や改善方法を紹介します。
水が濁る色は一種類だけではない
一言に水の濁りと言っても、濁った色の種類はいくつかあり、それに伴い濁りの原因もいくつかあります。中には心配の必要がないものもあるため、濁りを確認したら色に合わせて原因を探る必要があります。ここでは代表的な三種類の色の濁りを紹介します。
・水が白く濁ることがある
洗面所の水が白く濁ることがあります。白い濁りの原因は小さな空気の粒であることが多く、人体に影響はありません。白い濁りの原因が空気の粒であることを確認するために、白く濁っていると感じた際は水を貯めてみてください。
貯めたときの水は空気を含んでいるため白く濁って見えるかもしれませんが、時間の経過とともに透明になっていくことでしょう。これは空気の粒が水から抜けたことを意味し、無害であることの証明でもあります。安心して使用することが可能です。
・水が黒く濁ることがある
洗面所の水が黒く濁ることがあります。黒い濁りの原因は二酸化マンガンです。
水道管が鉄製でできている場合、水道水に含まれる塩素と化学反応を起こし、黒い二酸化マンガンが作られます。これが水道水と混ざることで蛇口から出てきてしまうのです。
水道水には、殺菌のために塩素が含まれており、これが原因であると言えます。二酸化マンガンを体内に取り込んでしまうのは良くないため、水が黒く濁っているときは使用を控えてください。
・水が茶色く濁ることがある
洗面所の水が茶色く濁ることがあります。茶色い濁りの原因はサビです。水道管は鉄製のものもあるため、サビた鉄が水道水とともに出てくることで水が茶色く濁ってしまうのです。黒い水と同様に、茶色い水も摂取するのは好ましくないため、茶色い水が出てきたときは使用を控えてください。
濁った水が出たらやるべきこと
空気が含まれ白く濁った水以外に濁っている水は基本的に使用を避けるべきです。なぜなら不純物が含まれている可能性があり、摂取することで健康に危害を加えることがあるからです。
仮に身体の大きい大人にとっては影響がなかったとしても、小さな子どもや赤ちゃんにとっては影響があるかも知れません。濁った水が出てきたときには直ちに使用を中止し、以下に紹介する対策を取ってください。健康を害するリスクを避けるためにもとても大切です。
・5分程度流しておく
濁った水が出てきたときは直ちに使用を中止すべきですが、水道の水はそのまま出し続けましょう。不純物が含まれているため濁ってしまう水ですが、出し続けることによって改善されることもあります。
排水口を確認し、不純物が溜まっているようであれば、水道水に含まれていることが分かります。サビや黒い粉のようなものが確認できれば、原因が分かるため対処もしやすくなることでしょう。業者に修理を依頼する際にもスムーズに進めることが可能になります。
・長時間流しても改善しない場合は部品交換が必要
水を長時間出し続けても状況が変わらない場合は業者に依頼する必要があります。サビや二酸化マンガンによって濁っているのであれば、水道管の修理や交換が必要です。自力での修理は困難であるためすぐに依頼することをおすすめします。大まかな施工費用はホームページにも掲載してあるので、ぜひ参考にしてみてください。
水が濁らないようにするために必要なこと
水が濁ってしまう原因の多くは、長期間不使用によるものです。水道管の中の水が長期間の流れないことにより、不純物が沈澱してしまいサビや二酸化マンガンを発生させてしまいます。そのため、使っていない蛇口であってもなるべく小まめに水を流すようにしましょう。
一週間に1回、数十秒流すだけでも水の濁りを予防するのに大きな効果があります。逆に、旅行や出張などで長期間不在にし、水道を使えなかった場合は、すぐに使用するのではなく、濁っていなかったとしても最初に数十秒から数分間は流し続けることをおすすめします。
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