水のコラム

便器の下からの水漏れはなぜ起こる?その原因と予防法

2021年09月11日  トイレの水漏れ

トイレの水漏れは便器の上だけで起こるものじゃない

トイレの水漏れと言えばタンクが原因のもの、あるいは温水洗浄便座の機器にトラブルが発生して起こるものなどがよく知られています。しかし実際はそれら以外にも水漏れを引き起こす原因は存在し、給水や水洗の過程で発生する水漏れより深刻な被害となるケースが多いのです。

例を挙げると便器の下、トイレの床付近が濡れていた場合は特に注意が必要です。単に水が溢れただけ、結露で水滴がついているだけなら良いのですが、破損や劣化で水漏れが発生していた場合は迅速な対処が必要となります。床の水濡れが水漏れかどうか分かりにくい場合は、薄めた墨汁など色付きの水を便器に流すことで判別がしやすくなります。

ここからは床付近の水漏れがなぜ起こるのかについて確認していきましょう。

便器やパッキンが原因の水漏れ

床が濡れるトイレの水漏れの原因として考えられるものの一つは、便器の破損です。便器にヒビや破損が発生していた場合、たまっている水は少しずつ流れ出してしまいます。床の上に水が漏れていなくても床下方向に水漏れが発生している可能性も考えられます。もし短時間で便器内の水位が減っているような場合は、水漏れを疑ってみると良いでしょう。

便器の破損は硬い物をぶつけた時、大きな力を加えた時、熱湯を流した時などに発生する可能性があります。便器の破損が原因の水漏れは補修用のパテやテープを使い一時的に止めることが可能な場合もありますが、これはあくまでも応急処置です。可能な限り早く便器の交換を行うことをおすすめします。

便器そのものに原因がない場合も、便器と床の接続部に問題が発生していると水漏れが発生します。便器と床下の排水管はフランジという部品で接続されており、その間にはガスケットというパッキンがあります。このフランジや固定用のネジが劣化している場合、便器のグラつきやズレが発生し、ガスケットが劣化している場合は水漏れが発生する事もあるのです。

これらの部品は家庭でも確認と交換が可能ですが、そのためには給水管やタンクを取り外して便器を移動させる必要があります。もし作業が難しそうだと感じたら、専門業者に調査を依頼すると良いでしょう。

排水管の詰まりが原因の水漏れ

床下の排水管で詰まりが発生している場合も、水漏れが発生する可能性があります。こういった症状が起こるのは詰まりによる水流や圧力の変化によって排水管が破損し、排水の何割か、あるいは大部分が床下に漏れてしまっているというケースだと考えられます。床下で水漏れが発生した場合、木材や鉄筋コンクリートといった建材の劣化を引き起こす可能性があるのです。

また、汚水がたまることによる悪臭の発生や害虫の増殖と言った衛生的な悪影響も無視できません。トイレが2階より上にあった場合は階下へ被害が及ぶ可能性もあります。特に賃貸住宅では階下の入居者に対する損害賠償の支払いが発生する可能性もあるので、可能な限り早期に発見し対処する必要があります。

水漏れにまで至ってしまった詰まりに家庭で対処するのは困難なので、もし床下で水漏れが発生しているが原因がわからないという場合は早めに専門業者や管理会社に連絡することをおすすめします。

排水管の詰まりが起こる理由は?

排水管の詰まりが破損につながり、それにより水漏れが発生するというケースがあるというのは上で述べたとおりです。しかし普段からトイレを詰まらせるような事はしていない、と油断している方も多いのではないでしょうか。

詰まりはちょっとした事でも発生してしまう可能性があります。以下に代表的な原因を挙げていくので、もし少しでも水の流れが悪くなってきたと感じたら詰まりの発生を疑い早めに対策を行いましょう。

・ポケットの中の小物
ズボンのポケットや胸ポケットに入っている小物や装身具はうっかり落としてしまっても気づかれず、そのまま流してしまうケースが多く見られます。鍵、スマホ、ハンカチ、時計、眼鏡、ネックレス、入れ歯など、落としやすいものには特に気を配りましょう。手が届く位置にある場合は流してしまわずに、ゴム手袋などをつけて直接取り出すことが詰まり対策には重要です。

・料理や吐しゃ物
大きな塊が入っていなくても、料理の残りや吐しゃ物などはトイレに流すべきものではありません。料理に含まれる油が排水管内で冷えて固まり、他の汚れと組み合わさることで複合的な詰まりを発生させる可能性があります。時間が経つほどに油汚れは除去しにくくなるので、もし料理や吐しゃ物を流してしまった際は、早めに油汚れに対応したパイプクリーナー系の薬品で排水管の清掃を行いましょう。

・大量のトイレットペーパー
水溶性のトイレットペーパーも一度に大量に流してしまうと排水管の許容量をオーバーして詰まりの原因となってしまいます。こういった原因の詰まりは普段から水を流す量が少ない家庭に多く見られるので、水洗レバーの小と大は適切に使い分けるようにしましょう。

トイレの水漏れでお困りならしが水道職人に連絡を

便器や排水管の水漏れでお悩みの際はぜひしが水道職人にご連絡ください。しが水道職人は大津市、草津市、長浜市、東近江市、栗東市、湖南市、高島市、野洲市など滋賀県全域で水回りのトラブルを解決してきた水道工事のプロフェッショナルです。トイレの水漏れや詰まりなど水回りのトラブルでお悩みの際はしが水道職人にお電話ください。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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