水のコラム

キッチンの水道栓の寿命はどれくらい?修理と交換どちらがよい?

2021年12月13日  キッチンのメンテナンス

普段あまり気にしたことがないかもしれませんが、キッチンの水道栓にも寿命があります。ここでは「そろそろ交換した方がいいかな?」「修理すべきだろうか?」と迷っている方に向けて、キッチンの水道栓の寿命の長さや、修理・交換について解説します。

ぜひこの記事を参考に、修理するか交換するかを検討していただければと思います。

キッチンの水道栓の寿命

キッチンの水道栓の寿命は、一般的に7〜10年と言われています。環境や蛇口の品質、使用頻度によっても耐用年数は異なってくるでしょう。

使っているうちにレバーハンドルが固くなってきたり、ハンドルをひねった時に異音がするなどの不調が出てきたら、寿命かもしれません。

水道栓は、水を出す大切なパーツ。不調が見られたら、早い段階で交換しましょう。

キッチンの水道栓の修理方法

キッチンの水道栓の基本的な修理方法を紹介します。

現状を確認する
まずは現状確認です。水道栓がどういった症状があり、どのような状態かを確かめます。蛇口がぐらつく場合は、本体や取り付け台座のビスがしっかり閉まっているか、水漏れの場合には、どこから水漏れが起こっているかを確認しましょう。

止水栓を閉める
次に、止水栓を閉めます。作業中に水が漏れないよう、シンク下の止水栓や元栓を閉めておきましょう。

水栓を分解する
水栓の内部に水漏れの原因がある場合、水栓を分解する必要があるでしょう。はじめに、カラーキャップを外し、ネジを緩めてハンドルを取り出します。

ツーハンドル混同水栓の場合は、ナットを外してバブルを引き抜き抜いて下さい。シングルレバー混同水栓の場合、内部のカートリッジを取り出し、スパウトと呼ばれる水が出てくる部品を引き出します。

最後に、部品を戻す必要があるので分からなくならないよう気をつけましょう。

部品の清掃・交換
ここで、部品の清掃・交換です。本体に付着している水垢や、結合部分に溜まっている汚れを拭き取りましょう。ゴミや汚れを拭き取った後に、カートリッジやパッキンを交換します。組み立てる際は分解と逆の手順で行いましょう。

最後に、問題なく使用できるかの確認です。止水栓と元栓を開いて、水栓を開け閉めしてみましょう。1分以上水を出し続けて、水漏れなく使用できるかを確認します。

修理方法の手順を理解しているなら、水道業者への依頼もスムーズになるでしょう。

場合によっては交換した方がいいケースも

水栓の不具合は、ほとんどの場合修理で対応できますが、交換した方がいいケースもいくつかあります。

まず、耐用年数が近い、または過ぎているケースです。水栓の耐用年数は約10年。物によっても寿命は異なりますが、耐用年数が過ぎているなら、不具合を起こしているパーツだけでなく、本体の劣化も考えられます。この場合、水栓ごと交換する方がいいかもしれません。

次に、交換部品の入手が困難であるというケースです。新しい製品を開発に力を注いでいる水栓金具メーカー。そのため、古いモデルの製造を徐々に終えています。耐用年数が近づいてくると、部品の在庫自体も少なくなっていて、取り寄せに時間がかかったり、手に入れるのが難しくなることも。

加えて、サビやがたつきが見られるというケースも交換をおすすめします。サビやがたつきは、経年劣化の典型的な症状です。水栓自体が全体的に劣化していることが考えられるため、修理ではなく交換が適しているでしょう。

キッチンの水道栓の選び方のコツ

キッチンの水道栓を選び方のコツを3つ紹介します。

・取付タイプを把握しよう
1つ目は、取付タイプを確認することです。キッチンの水栓は、壁に取り付ける壁付タイプと、天板に取り付ける台付タイプに分けられます。台付タイプは、穴が1つのワンホールタイプと2つあるツーホールタイプの2種類あるので、自宅の水栓を確認しておきましょう。

・吐水方法で選ぶ
2つ目は、吐水方法で選ぶことです。キッチンでは、水とお湯をひとつの蛇口から出すことが可能な混合水栓が一般的。混合水栓にも、シングルレバー混合水栓とツーハンドル混合水栓があります。一つのレバーで操作可能なシングルレバー混合水栓は、キッチンにおすすめです。

・機能で選ぶ
3つ目は、機能を選ぶことです。キッチンの水栓は日々進化していて、炊事をラクにしたり省エネ機能を備えた機能などが増えています。例えば、ハンドシャワーを付けるなら、ホースとしても引き出すことが可能。シンク掃除の際にも大活躍することでしょう。吐水口の位置を調整するなら、背の高い花瓶に水を入れることもできるようになります。また、センサー付き水栓を付けるなら、吐水口に手をかざすだけで水が自動的に出てきます。衛生的で、水道代の節約にも繋がるでしょう。

まとめ

キッチンの水道栓の寿命は、一般的に7〜10年と言われています。使っているうちに不調が出てきたら、すぐに現状を確認しましょう。

大抵の場合は修理で済むことが多いですが、場合によっては水栓を交換した方が良いこともあります。自分で判断できない場合は、水道業者に依頼することをおすすめします。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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