水のコラム
家庭用の井戸ポンプの寿命はどれくらい？交換時期を見極めよう！
昔とは異なり、現在は電動ポンプ組み上げられるような井戸となっており、これは農作業・ガーデニング・洗車等多くの生活用水に広く使われています。
そこで今回は、家庭用の井戸ポンプについての特徴と交換時期、さらに劣化を早めてしまうNGな使い方についてお話します。家庭用の井戸ポンプを導入している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
家庭用の井戸ポンプの寿命
家庭用井戸ポンプの寿命は、平均しておおよそ10数年だと言われています。
例えば、家庭用ポンプが水道を使っていないのに、切り替えを繰り返していると、最悪の場合、モーターが焼けてしまう可能性もあります。モーターが焼けてしまうと、完全に修理が必要になるので、特に使用頻度が高いところであれば、その分劣化速度も速くなっていくとされています。
また、水が出ないといった場合では、ポンプ自体が作動していないもしくは水圧が上がっていないことも考えられます。さらに、湿気といった外部の環境によっての水トラブルが原因で、漏電ブレーカーが落ちていることもあるので、そういった場合は速やかに買い替えた方がいいでしょう。
家庭用の井戸ポンプの交換時期はいつ頃？
家庭用の井戸ポンプの交換時期を見極めるタイミングについてお話します。
「ポンプの水の出が不安定になった」「水がまったく出なくなった」「ポンプの動作の音がおかしい」「ポンプのモーターが動かない」「使っていないのにポンプが動いてしまう」「電源が入らない、もしくは使っている途中に電源が落ちる」「明らかな漏水や漏電がある」といった特徴が見られれば、何らかの異常が考えられます。
そのためポンプを交換したほうがいいかもしれません。一般的にポンプには、「浅井戸ポンプ」と「深井戸ポンプ」があり、浅井戸ポンプであればボルトを付け替えるだけの作業で完了できることもあります。
一方で深井戸ポンプでは、ジェットの引き上げ作業が必要となり、特別な専門知識と技術が必要となるので、水道修理業者に依頼することをおすすめします。
交換工事までの流れとしては、水道修理業者がまず状況を確認して見積もりをしてから、修理・交換を施工して、作業を終えるような形となっています。井戸ポンプの交換にかかる費用の相場としては、浅井戸であれば4万円ほどです。
深井戸であれば深さなどによって費用も変わっていくので、見積もりを立ててもらうのが妥当でしょう。また、交換作業費に加え、交換するポンプの費用と、古くなったポンプの処分費にはおよそ３,000円程度かかるとされています。
気になる方は、今使っているポンプのメーカーなどの公式ホームページなどで、井戸ポンプ交換のページをチェックしてみましょう。また、深井戸のジェット部品の交換が必要となった場合、ポンプの本体の価格とは別に部品の料金や井戸の配管を引き上げる作業・新しく井戸の配管工事が必要になってきますので、まずは見積もりをしてもらうのもいいかもしれません。
こんな使い方は井戸ポンプの劣化を早める！
最後に、家庭用ポンプの劣化を早めてしまう使い方についてお教えしましょう。一般的に家庭用ポンプの使用年数は早くて7年ほど、また使用頻度が少なく設置場所次第では15年以上使っても、なんの問題も起きないといったケースもあります。
また、設置場所については湿気がないところや風通しのよいところであれば、より劣化から遠ざけることができます。普通の家庭用ポンプは、玄関先ではないことが多く、日陰である場合が多いですが、もし環境面において問題があるのであれば、もう少し設置場所には気を付けた方がいいでしょう。
また、そもそも家庭用ポンプのモーターの使用頻度が、日常的に多いといった家庭では、さらに気を付けなければいけません。特に、よく運転の切り替えをするといった家庭であれば、通常の寿命である10年よりも劣化が早まる傾向にあるので、モーターの異常などにはより敏感になる必要があります。
だからこそ、日頃からモーターから変な音が出ていないかどうか、動作に異常がないかどうか確認するようにした方がいいでしょう。またモーターの異常に備えて対処することも必要ですが、よりこまめに点検することも大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、家庭用の井戸ポンプの平均寿命について、そしてポンプの交換が必要となる具体的なケース、さらに井戸ポンプの劣化を早めてしまう環境・原因などについてご紹介してきました。
家庭用ポンプは設置するときに、水漏れ専用の業者に依頼することによって一般よりかは安価に購入することができます。さらに、水漏れ専門の業者は主に水回りに関するイメージが強いかもしれませんが、実はこういったポンプの設置などにも精通しています。
そのため、特に新築の物件に引っ越した際などで、できるだけ出費を抑えたいという方にとってはこういった業者に依頼するのもおすすめです。
