水のコラム

寿命が近い?洗濯機から異音が聞こえた際に考えられる原因とは

2021年12月29日  洗面所のメンテナンス


洗濯機から変な音が鳴ったら「故障したのかな?」「何か洗濯機に巻き込まれたのかな?」と不安になりますよね。

音の種類によっては買い替えた方がいいパターンもあるため、音の聞き分けは重要となります。また、正しい使い方をすれば異音を防ぐことができます。

今回は、洗濯機からする異音として考えられる原因と対処法についてご紹介します。

洗い~すすぎの段階で発生する洗濯機の異音

洗濯機は、使っているときにさまざまな音が鳴ります。

しかし、普段とは明らかに異なる音や、これまでしなかったような音が鳴った場合は注意が必要かもしれません。

そして、洗濯をしている間ごとの異音によっても原因が変わってきます。洗濯をしている最中でも洗っているときからすすいでいる間までの段階で考えられるのは、洗濯物の中に金属を含む固さのあるものが入っていた時に独特な音が鳴る場合があります。

具体的には「ガリガリ」「ガラガラ」「カラカラ」といった音が鳴ります。不規則なテンポで音が鳴る場合は、カギや小銭・小石、さらに洋服のボタンなどが洗濯槽とぶつかっている可能性が高いでしょう。

ただし、この音がもし規則的なものである場合「モーターが劣化している」「洗濯機のベルトが緩んでしまっている」「パルセーター(回転羽部分)が落ちている」といったケースが考えられます。メーカーに修理を依頼するのがいいでしょう。

他にも、給水が止まるタイミングで「ドン」「ガン」といった衝撃音が鳴ることもあります。給水が止まったときの衝撃音は、急に水を止める際に水道管内の圧力が急に上がるため、水道管が振動して起きる「ウォーターハンマー」と呼ばれる現象です。

ウォーターハンマーが頻繁に起きると、マンションなどの集合住宅では騒音トラブルに発展する場合もあります。放っておけば取り返しのつかない事態になりかねないので、音が気になる場合は水栓に水撃防止器を設置することをおすすめします。

排水・脱水の段階で発生する洗濯機の異音

排水や脱水の最中でも、いくつかの音が鳴る場合があります。たとえば、脱水のはじめに「ゴトゴト」「カタカタ」といった音が鳴るのは、洗濯物の入れすぎや洗濯物が偏ってしまっているからだと考えられます。洗濯機の異常によるものではないので、気にしなくてもかまわないでしょう。

さらに、排水時は排水と同時に空気も出てしまっているので「ゴポゴポ」「ポコポコ」のような音が鳴りますが、これも先ほどと同様そこまで注意する必要はありません。

ただし、あまりにも音が大きすぎるのが心配であれば、専門の修理業者や使っている洗濯機のカスタマーサポートに相談してみるのも一つです。排水ホースや排水弁に問題がある可能性も懸念されるため、確認しておくに越したことはないでしょう。

また、ドラム式洗濯機から発せられる音としては、脱水のはじめに「ガタガタ」といった音が鳴るケースが挙げられます。洗濯物のバランスや設置する場所の影響で振動が大きくなっていると考えられるでしょう。

洗濯物の偏りに関しては「なるべく小さいネットに分けて入れる」「増水性のある衣類を一緒に洗わないようにする」「洗濯を何回かに分けてみる」といった対策ができるので、ぜひ試してみてくださいね。

洗濯機の交換時期を決めるポイント

洗濯機に異常があれば、遅かれ早かれ修理に出すか、新しいものに交換する必要があります。ここでは、洗濯機の一般的な寿命と、何を基準にして交換をすればいいのか。そのタイミングについてお教えします。

洗濯機の使用期限は、おおよそ6~7年程度が標準とされています。

ただし、この使用期限というものは、あくまで「洗濯機を安全に使用できるとされる年酢」の目安です。確実な「保証期間」ではありません。設置環境や使い方次第では長持ちすることも、反対により短くなってしまう場合も充分考えられますので、注意しましょう。

通常洗濯機を購入した際には、各メーカーで保証期間というサービスがついています。各メーカーがつけてくれる保証期間も、メーカーや購入した店舗によって期間や条件が異なるので気を付けたいポイントです。洗濯機を選ぶ際には必ずチェックしてください。

10年以上同じ洗濯機を使っていても問題なく使えている家庭もあるかもしれませんが、およそ6~7年程度を超える使用年数であれば、保証期間を過ぎていて修理に出せないケースもありますので、長期の場合は買い替えてしまった方がいいかもしれません。
■洗濯機の寿命を延ばす方法
せっかく買った洗濯機はできるだけ長く、安全に使いたいと思いますよね。最後に、洗濯機の使用期限を長くして、洗濯機を長持ちさせるための方法についていくつかご紹介します。

・設置場所に注意する

一つは、洗濯機を置く場所に気を付けることです。
洗濯機を置く場所において「直射日光が当たってしまう場所」「気温が下がったときに凍結する可能性がある場所」「湿気の多い場所」などは避けた方がいいでしょう。

さらに、漏電や感電の恐れがあるため、ベランダや浴室、調理場などに設置するのもおすすめしません。湿気が少なくて、換気ができる窓や換気扇が近くにあり、なるべく平らで振動に強い床の上に設置するのが理想です。

・正しい使い方で洗濯する

「正しい使用方法で洗濯する」ことも大切です。カッパやウェットスーツ、防水シートといった防水性のものは、脱水中に激しい振動を起こして洗濯物自体も傷めてしまう恐れがあるので、洗濯しないようにしましょう。

乾燥機能があるドラム式洗濯機を使う場合はとくに注意が必要です。油の付着した衣類などをそのまま乾燥してしまうと、発火や引火のリスクがあるので、絶対に避けてください。

また、洗濯槽を清潔に保つためには、洗剤の使い過ぎに注意しましょう。洗剤を規定以上入れてしまうと水に溶けきらず、カビの発生を招いてしまう恐れがあります。

定期的に洗濯槽の洗浄を心がけるのも大切です。洗濯機のメンテナンスでは、洗剤を入れるスペースや、糸クズフィルターといった場所のチェックをこまめに行うこと。洗濯の際にお風呂の残り湯を再利用している場合も、カビが生まれる原因となるので避けた方がいいでしょう。

洗濯槽をキレイに保つには定期的なお掃除が大切ですが、どうしても臭いや汚れが落ちない場合は、専門のプロに依頼することも検討してみた方がいいかもしれません。

おおよそ数年に一度ペースでクリーニングに出すことで、自分では対処しきれない部分までお手入れできます。

まとめ

今回は洗濯機からする異音の原因と、洗濯機の交換するときのポイントや平均的な寿命、さらにその使用期限を延ばすための使い方などについてご紹介してきました。

洗濯機の平均的な寿命というのは、おおよそ6~7年程度とされており、それを過ぎてしまうと異音だけではなく、それ以外にもさまざまなトラブルが起きることが考えられます。購入した際についてくる保証期間を過ぎてしまった場合、修理にも出せないケースもあるので、そういう時は買い替えるタイミングだと思った方がいいかもしれませんね。

ただし、洗濯機を置く場所や、普段でも使い方を工夫すれば、充分清潔さをキープできますし、長く持たせることも可能です。大きすぎる音などは思わぬ隣人トラブルを引き起こしてしまう可能性もあるので、日頃からチェックするようにしましょう。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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