水のコラム

洗濯機から生じる謎の異音の原因とは?解消方法をそれぞれ解説!

2022年01月27日  洗濯機のトラブル


洗濯機から異音がすると、何が起きたのかと驚きますよね。

異音がしている洗濯機を放置して使い続けることは危険です。大きな故障の前触れである可能性も考えられるので、迅速に対処することをおすすめします。

しかし、異音の原因はひとつではありません。音の違いによって対処し、異音を解消して安全に洗濯機を使えるようチェックしていく必要があります。

今回は、そんな洗濯機の異音について、原因や解消方法を解説します。

洗濯機から生じる謎の異音の原因

洗濯機からいつもと違う音が聞こえてきたら、まずは原因を特定しましょう。

異音がしているのに放置することは故障につながるので、放置してはいけません。では異音の原因として考えられるものを解説していきます。

■カギやヘアピンなどの小物
不規則的な異音の場合は、洗濯機本体のトラブルではなく入れた洗濯物に原因があると考えられます。

たとえば、小銭がポケットに入れられたまま洗濯物として出されている場合です。他にもカギやヘアピンなど、小さくて固いものが洗濯機の中で音を発生させている場合が多くあります。

洗濯機の中に異物が見当たらない場合は、洗濯機内部のパルセーターの不具合や、パルセーターの部分に異物が引っかかっている場合もあります。

■洗濯機本体の不具合
異物もなく異音が規則的に聞こえる場合は、洗濯機本体の不具合と見て間違いないでしょう。「ガリガリ」といった金属音のような異音が聞こえる場合はモーターが劣化しているのかもしれません。

「カラカラ」と軽い音の場合は、モーターとパルセーターをつなぐベルトに不具合が起きている可能性があります。また洗濯物の入れ過ぎの時も同様の異音がします。

「キュルキュル」と音を立てている時は、洗濯機内部のベルトのすり減りが原因でしょう。

そのまま使い続けていても解消されることはありません。洗濯物の入れ過ぎ以外の「カラカラ」音や「キュルキュル」音は経年劣化によるものがほとんどです。

「ブーン」と音がする場合は、排水ホースの確認が必要ですので、ゴミがつまっていないか、給水バルブは開いているかを確認しましょう。

洗濯機の異音の解消方法

洗濯機から異音がしたら、音の種類である程度原因の予測が付くことがおわかりいただけたかと思います。異音に気づいたら原因に合った対処をして早めに解消しましょう。

■不規則な異音の対処法
不規則な異音の場合は、異物が洗濯機内に混ざっていないか確認しましょう。

その際、衣類のポケットに入ったままになっていないかも必ず見てください。異物が原因であれば、異物を取り除けば異音は解消されるでしょう。ポケットから出て洗濯槽のどこかに引っかかっていることも考えられるので、洗濯物をすべて出して、くまなくチェックしてください。

■「ガリガリ」と音がするときの対処法
規則的な「ガリガリ」音の場合はパルセーターを分解して、内部にトラブルがないか確認することが必要です。分解が不安な場合は、無理に自分でせずに業者に依頼しましょう。無理に分解して元に戻せなくなってしまっては大変です。

■「カラカラ」と音がするときの対処法
「カラカラ」音の場合、まずは洗濯物の量を減らしてみましょう。入れ過ぎが原因かもしれません。それでも解消しなければ、ベルトやパルセーターに不具合がないかチェックします。

■「キュルキュル」「ブーン」と音がするときの対処法
「キュルキュル」音の場合は、ベルトの劣化が原因であると考えられます。部品を交換することで異音は解消されるでしょう。

「ブーン」音は、排水ホースを掃除して細かいゴミや汚れを除去することで解消されます。給水バルブが閉まっていることが原因ならば、バルブを開ければ異音はしなくなります。どの方法でも、作業に不安があるときは無理をせず、専門業者に依頼することが大切です。安心・安全を忘れないようにしましょう。

洗濯機を長く使っていくためには?

洗濯機を長く使っていくために、大切なこととは何でしょうか。正しい使い方を改めて確認してみましょう。

■容量を守る
洗濯機の容量を超えて洗濯物を入れることはやめましょう。

洗濯物が溜まってしまうとついつい多く入れてしまうこともあるかもしれませんが、できるだけ回数を分けて回すことを心がけるべきです。

洗濯物の入れすぎは、その重みが異音や故障の原因になります。また洗濯洗剤の入れ過ぎにも注意が必要です。洗濯洗剤は多く投入したからといって、汚れがより落ちやすくなるわけではありません。洗濯洗剤を入れ過ぎるとかえって洗剤カスが残ってしまい、カビが増えやすくもなります。

■元栓は開けっ放しにしない
元栓の開けっ放しは洗濯機に負担を与えます。水漏れや故障にもつながり、トラブルを招く可能性があります。トラブル防止のためにも、使用した後は元栓を閉めるよう習慣づけましょう。

日頃のお手入れも大事ですので、洗濯槽や洗剤投入ケースなど、こまめに汚れやゴミを取り除き、不具合がないか確認し早めに対処していくことで、洗濯機の使用期間を伸ばすことができます。

洗濯機の修理・買い替えを検討するべきタイミング

最後に、洗濯機の修理・買い替えタイミングを確認しましょう。

洗濯機も長年使用すれば、どこかで不調をきたすようになります。経年劣化による不具合は、残念ながら避けることはできません。

異音を発するようになったら明らかな不調のサインなので、修理か買い替えを検討しましょう。また異音の他にも不調のサインがいくつかあります。

たとえば、運転中に急に止まる、水が漏れている、電源プラグやコードが熱を持って熱くなるなどがあげられます。これらのサインにいち早く気づくことが大切です。

簡単な修理であれば自分で直すことも可能です。しかし内部の部品交換や分解など、不安がある場合は無理をせず専門業者に修理を依頼しましょう。

保証期間内であればメーカーや販売店など保証書に記載されている問い合わせ先に連絡すれば、修理・交換してもらえます。またひとつの目安として「毎日1回使い続けた場合、寿命は6~8年程度」と覚えておきましょう。

もちろん、使い方次第で使用可能年数は大きく変わりますが、どのくらい使用してきたかを把握しておくことで、修理と買い替えのどちらにするか判断しやすくなります。

修理をしながら大事に使うこともよいことではありますが、結果として故障を繰り返してしまっては費用がかさむことにもなってしまいます。またメーカーでもモデルチェンジにより必要な部品が揃わないこともあります。そのような状況になってしまったら、買い替えるべきタイミングといえるでしょう。

まとめ

毎日使う家電製品は、いつかは壊れてしまうものです。洗濯機のような大きな家電製品は、できることなら買い替えずに使い続けたい気持ちもあるでしょう。しかし壊れてから「どうしよう?」と困惑しても、日々の洗濯物は溜まっていくばかりです。

そうならないためには、日々のお手入れと正しい使い方、知識を頭に入れて修理や買い替えに備えたいものです。

たとえば、洗濯物に出す前にポケットの中を確認するよう自分自身が気をつけ、家族にも今一度お願いしてみる、元栓が開いていないかチェックするなど、洗濯機の不調のサインを見逃さず、早めの対処で被害を防止するよう心がけていきましょう。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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