水のコラム
システムキッチンを修理する場合のメリットとデメリットとは?
システムキッチンに不具合があると、修理をしたくなってしまいますが「そもそも修理できるのだろうか」と疑問を抱く人もいるでしょう。
業者に依頼して修理する場合のメリットやデメリット、料金相場も気になるはずです。
こういったさまざまな疑問を解消していくので、システムキッチンの修理を検討している人はチェックしておきましょう。
システムキッチンの修理は住みながらでもできるのか
システムキッチンの修理は住みながらでも可能です。
しかし、キッチンの大きさを変更したり、間取りごとに変えたりする場合は、工事の期間だけ別の場所で生活した方がよいでしょう。
■住みながら修理するメリット
システムキッチンの修理を住みながら行う最も大きなメリットは、生活環境が変化しない点です。これまでどおり、通勤や通学ができますし、住み慣れた環境で変わらない生活を送れます。
また、キッチンが徐々に完成していく毎日の楽しさを間近でチェックでき、都度業者に気になる点を聞けるのもメリットです。
さらに、仮住まいに引っ越す際の費用や手間もかからないので、キッチンの修理代だけしか出費がありません。
■住みながら修理するデメリット
住みながら修理するメリットがある反面、工事期間中はキッチンの利用が一切できなくなるデメリットも存在します。
工事期間中はどうしても騒音が発生してしまうため、満足のいく生活が送れない可能性も考えられます。
また、他人が家の中にいるストレスや、断水や停電が起こるストレスもあります。
一定期間とはいえ、工事をしている間は満足できる生活が送れないので、静かに暮らしたい人にはおすすめできません。
システムキッチンを修理する場合のメリット
システムキッチンを業者に依頼して修理する場合にも、メリットとデメリットが存在します。
まずは、メリットから確認していきましょう。
■排水管などが劣化していないかチェックしてくれる
業者はシステムキッチンの修理だけをするのではなく、不具合が起こりそうな排水管も合わせてチェックしてくれます。
住み始めてから一度も水回りの修理や交換を行っていない場合、経年劣化により脆くなっている部分の確認をして新しい提案をしてくれるので、水漏れなどの心配がなくなります。
また、トラブルが発生している原因を突き止めたり、トラブルの解消なども確実に行ってくれたりする利点もあります。
自分ではわからない部分のチェックをしてくれるのは、業者に依頼した時ならではのメリットです。
■長く安心して使える方法を教えてくれる
工事が完了した後、長く安心してキッチンを使う方法のアドバイスをしてもらえます。
普段から、どういったことに気をつけてキッチンを使っていくのか、どういった手入れが大切なのかなどの話が聞けるので、トラブルの発生を未然に防ぐことができます。
■業者と相談しながら修理を進めていける
業者に依頼してシステムキッチンを修理する場合、業者と相談しながら工事内容を決めていけるので、自分の要望を伝えられます。
予算に合わせてキッチンを修理したり、必要な機能を追加したり、修理してもらったりができるので、確実に理想を実現できるのがメリットです。
■しばらくの間水漏れなどのトラブルを気にしなくてよい
十数年同じキッチンを使っていて、一度も修理や交換をしていない場合は「もしトラブルが起きていたらどうしよう」と考えてしまいますが、業者にすべてチェックしてもらって修理をすれば、トラブルを気にせず生活が送れます。
気持ちの問題であり些細なメリットですが、知らない間に水道代が跳ね上がる可能性がなくなったり、安心して水道水を利用できたりします。
自分の要望を反映したキッチンが完成するので、快適で使いやすいキッチンができあがります。
システムキッチンを修理する場合のデメリット
業者に依頼して工事を行うデメリットも確認していきましょう。
■ある程度の出費を覚悟しておく必要がある
業者に依頼してシステムキッチンを修理する場合、ある程度まとまった資金が必要です。
キッチン全体を修理するのか、それとも交換するのか、修理内容によって金額が大きく左右するため、予算の目安を立てづらいのがデメリットです。
■工事が長引く可能性がある
工事の完成予定日はあるものの、機材の確保に手間取ったり、人材が不足したりするケースも考えられます。
工事の完成予定日から長引く可能性もあるので、不便な生活が続くかもしれません。
業者に依頼する前に「場合によっては、工事が長期化する可能性がある」と認識しておきましょう。
■調理器具を移動しなければならない
直接業者とは関係ありませんが、キッチンを修理する際、調理器具をすべて別の場所に移す手間があります。
キッチンの交換となる場合も同様です。
業者の人が自宅に入って作業をするだけでもスペースがなくなるうえに、調理器具を別の場所に移動させると、より窮屈な生活を送らなければなりません。
システムキッチンの修理を依頼した際の料金相場
システムキッチンの修理を依頼した際の料金相場を確認しましょう。
目安となる金額がわかるので、自宅のシステムキッチンがいつ頃修理できるのかが大体わかります。
特定の箇所を修理した場合や、全体を修理した場合の相場を紹介します。
■ガスコンロをIHに交換した場合の費用
昨今では、ガスコンロの火を危険だと感じている家庭が多いため、IHに切り替える人が増えています。
電気を使って調理ができる「IHクッキングヒーター」を利用するには、ガスコンロから取り替えるだけでなく、200Vの専用回路が必要になります。
ガスの撤去作業やブレーカー、配線なども工事の対象になります。
ガスコンロからIHに変えるだけの場合は、4万円から30万円前後と料金に振れ幅があります。
というのも、IHも1口から2口3口と増やしていくと、料金が上がっていくためです。
工事費用も含めると、10万円からになるのが一般的です。
■レンジフードを取り付ける場合の費用
レンジフードはかなり種類が充実しているので、値段が大きく左右される商品です。
換気扇タイプのものは1万円程度ですが、フィルターレスや汚れにくいレンジフードを希望する場合は、10万円程度は覚悟しておきましょう。
■キッチンをすべて取り替える場合の費用
何十年もメンテナンスをしていないキッチンを使っていて「この際全部交換して快適なキッチンを作りたい」と考えている人もいるでしょう。
キッチンをすべて交換する際の費用は、マンションであれば50万~ 100万円、戸建ての場合は100万~150万円程度が相場です。
そのほかに機能を追加する場合は、さらに料金が必要になるイメージです。
また、配管の移動や壁の工事もともなうので、もう少し費用がかかる場合もあります。
■システムキッチンを修理した際の工事費用はどうやって支払う?
キッチンの工事費用の支払い方法はいくつかのパターンに分類できます。
着工前と着工後に1回ずつ支払ったり、完了後にまとめて支払ったりと業者によって異なります。
業者を選ぶ際には、料金の支払い方法も合わせてチェックしておきましょう。
まとめ
システムキッチンを修理するメリットとデメリットについて、紹介しました。
費用は家の築年数や条件によっても変動するので、上記の金額よりも安くなったり、高くなったりする可能性も充分考えられます。
業者に依頼する際は、費用の比較をするために複数の業者で見積もりを取って、比較するのがおすすめです。
決して安い買い物ではないので、快適なキッチンを作るためにも慎重に比較しましょう。