水のコラム

汚れを放置すると取り返しのつかないことに!?排水管の洗浄方法について解説!

2022年04月03日  水道管のトラブル


排水管の掃除は「気になっていても、つい先延ばしにしてしまう」という方も多いのではないでしょうか。しかし排水管の汚れは、放置してしまうと思わぬ被害をもたらす可能性があります。

家のなかでの不快な臭いには、気分も滅入ってしまうことでしょう。

排水管の汚れを除去するには、早めの対策が肝心です。日頃からこまめな掃除を意識して、スッキリとした気持ちのよい水回りを保っていきましょう。

排水管の主な汚れは?

排水管の中は、さまざまな付着物と堆積物で汚れています。その汚れは、それぞれの場所で異なります。主な汚れはどのようなものなのか、場所ごとに見ていきましょう。

■キッチン
キッチンの排水管の主な汚れは、油です。その汚れに付着して行くのが、食べ物のカスや洗剤などです。

■浴室・洗面所
浴室は最も汚れが集まる場所です。主な汚れは、髪の毛、皮脂汚れ、垢、石鹸カスです。

■洗濯機
洗濯機からは水と一緒に多くの不純物が流れ出します。主な汚れは、糸くずなどの繊維、髪の毛、溶け残った洗剤などがあげられます。

排水管の汚れを放置してはいけない?

排水管の掃除は定期的にしていますか?排水管には、水やお湯と一緒に、毎日多くの汚れが流れ出しています。排水管の内部には、汚れが付着していくので定期的に除去しなければ、排水管に堆積した汚れが、つまりや悪臭などのトラブルを引き起こします。

つまりは、排水管に付着している汚れに、重なるようにゴミや汚れ、髪の毛などが絡まり、塊が大きくなることによって起こります。汚れを放置したために堆積するヌメリも大きな原因です。

塊が大きくなると、水の通り道を塞いでしまいます。つまりが起こったことにより、行き場を失った水やお湯が逆流して、水漏れしたり、溢れ出したりすることもあります。

悪臭もまた汚れが起こすトラブルのひとつです。汚れが溜まった場所からは多くの雑菌が繁殖します。溜まった汚れをえさとして増殖していくのです。

この雑菌は次第にヘドロのようなヌメリとなって、排水管内部に留まることになります。このヌメリが悪臭の大きな要因のひとつとなります。排水管から不快な臭いが周囲に漂うことになるのです。

排水管の中は目に見えないため、ついつい掃除を怠りがちです。毎日流れていく汚れやゴミは、当然排水管に溜まっています。定期的な洗浄で汚れを取り除いていかなければ、排水管内部の環境は悪くなるばかりです。日頃の掃除の中に、定期的に排水管の洗浄も組み入れましょう。

つまりが起きてから対処するのでは、掃除の負担も大きくなります。また自分では対処できないほどの事態になることもあり得るので、日頃から予防するよう心がけましょう。

つまりや悪臭を防ぐには、定期的な排水管の洗浄は非常に効果的です。

排水管の汚れの原因は?

排水管の汚れにはさまざまなものがあります。

排水管の汚れを抑えるためには、排水管へ汚れを流さないようにすることが大切です。ちょっとしたことで汚れの原因を流さずに済むので、できることから習慣にしていきましょう。

■キッチン
フライパンや食器に残った油を、そのまま排水口に流していませんか?

キッチンの汚れの原因となる油は、排水口に流さないことが一番です。洗う前にキッチンペーパーで拭き取る習慣をつけましょう。

油が排水管へ流れ込むと、冷えて固まり排水管内部に堆積していきます。そこに野菜クズや食べ物のカスなどが付着していき、排水管が汚れで覆われていくこととなります。油や食べ物のカスをいかに流さないようにするかが非常に重要なポイントです。

■浴室・洗面所
最も多く見られるのは髪の毛などの毛髪類です。

髪の毛は絡まりやすいため、ほかの汚れやゴミをさらにキャッチして留まってしまいます。排水管に流れることをできるだけ防ぐ必要があるので、排水口に細かい目のネットを使うなどをして対策を取りましょう。使う度にこまめに取り除くだけでも効果はあります。

ゴミ受けや排水トラップは、こまめに掃除をして汚れを除去していきましょう。汚れが溜まったまま放置していると、雑菌が繁殖し、ヘドロのようなヌメリと化してしまうことがあります。

皮脂汚れや垢、石鹸カスも排水管へ流れこんで、排水管をよごす原因となります。排水管には常に多くに汚れが溜まっています。定期的な洗浄を行い、改善していきましょう。

■洗濯機
多くの不純物が汚れの原因となります。洗い物の衣類には、糸くずなどの繊維を始め、ホコリなども多く付着しています。残り湯を使った場合は、皮脂汚れや髪の毛が含まれていることも考えられるでしょう。

このような汚れが水と一緒に流れ出し、排水管へと流れて行きます。排水口や排水トラップに溜まるホコリにも注意が必要です。カビが発生する場合もあるので、こまめな掃除は欠かせません。

排水管の効果的な洗浄方法は?

排水管の効果的な洗浄方法について見ていきます。場所によって適切な洗浄方法を使い分けるとよいでしょう。

■パイプクリーナー
頑固な汚れになってしまう前の洗浄方法としては、パイプクリーナーを使うことが効果的です。

排水口に流し込むことで汚れを溶かして除去する働きがあります。ドラッグストアやホームセンターなどで手軽に購入できるのも使い勝手のよい点です。成分によって落とす汚れの得意分野があるので、使う場所によって使い分けるとよいでしょう。

最後に流す際は、お湯を使うとより効果が上がります。ただし、熱湯は排水パイプなどを傷める可能性があるので、流さないようにしてください。汚れを除去するだけでなく、消臭効果も期待できるので、定期的に使用することをおすすめします。

■安全性の高いエコな洗浄方法
また重曹を使った洗浄も効果的といえるでしょう。

天然成分なので安心して使うことができます。キッチンの油汚れには、重曹と酢を使います。重曹を排水口の回りにかけてから、酢を回しかけます。ブクブクと発生する泡の効果によって、汚れを剥してくれるのです。泡が収まったらぬるま湯でキレイに流しましょう。熱湯は使わないように気をつけましょう。

浴室や洗面所では皮脂汚れや石鹸カスが主な汚れとなるので、重曹とクエン酸を使うことが効果的です。重曹は掃除をする際に大変役立ちます。用意をしておくと幅広く活用できるでしょう。

■水圧を利用する
物理的に汚れを剥す方法としては水圧を利用する方法があります。排水口をタオルで塞ぎ、溜めたぬるま湯を栓(タオル)を抜くことで一気に流し、水圧で汚れを押し流す方法です。

手軽にできるので2,3回繰り返し行うと効果も上がるでしょう。水でも構いませんが、キッチンの場合は油を柔らかくする効果も期待できるので、ぬるま湯での洗浄をおすすめします。熱湯は使わないようにしましょう。

■ワイヤーブラシ
ワイヤーの先にブラシが付いた道具です。回転させながら出し入れすることで、排水管内部の汚れを掻き出すことができます。届く範囲が限られてしまうので、ワイヤーブラシで掃除をしつつ、パイプクリーナーなども併用すると、効果的に汚れを落とすことができます。

■高圧洗浄機
専門業者による高圧洗浄機を使った洗浄は、非常に効果が高いといえるでしょう。

家庭用の高圧洗浄機とは威力が違うため、落とせる汚れにも雲泥の差があります。集合住宅の場合は管理の一環として行われる場合もありますが、一戸建ての場合はあまり洗浄が行われてないケースもあります。

定期的に業者に依頼して、高圧洗浄機で排水管を洗浄してもらいましょう。

ついつい怠りがちな排水管の掃除ですが、汚れを放置してしまうと、トラブルにつながってしまいます。トラブルが起きてから対処することは、非常に多くの労力を伴います。

重度のつまりが発生したら、かかる費用も高額になるかもしれません。日頃のこまめな掃除と、ちょっとした習慣で、防げるトラブルも多くあります。ぜひできることから始めてください。

つまりや悪臭と無縁の排水管は、実に気持ちのよいものです。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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