水のコラム

洗濯機の蛇口から水漏れしている時は?注意すべきポイントも

2022年04月30日  洗濯機の水漏れ


洗濯機付近から水漏れしているのを発見したらどう対処しますか。対処方法を知っていなければ、下手にいじってしまいトラブルを悪化させてしまうかもしれません。

この記事では、洗濯機の蛇口から水漏れする原因や注意点を紹介します。トラブルに遭う前に知っておきましょう。

洗濯機の蛇口から水漏れする原因は?水漏れの見極め方

洗濯機の蛇口から水漏れには原因があります。水漏れを発見した際には、水漏れ原因を見極めることから始めてください。「蛇口のどの部分から水漏れしているか」よく観察しましょう。

まず、洗濯機の蛇口と給水ホースを接続しているニップルから水漏れしているケースがあります。ニップルから水漏れした時に考えられる原因は、ネジの緩みあるいは、ゴムパッキンの劣化です。ニップルがネジ止め式の場合、ネジ部分が緩むことで水漏れしやすくなると考えられます。

また、ニップルの内部には蛇口との隙間を埋めるためのゴムパッキンが入っています。このゴムパッキンが劣化して弾性がなくなると、隙間が生まれ水漏れするようになるのです。次に、洗濯機蛇口のナットから水漏れしているケースがあります。洗濯機本体のナットから水漏れしている場合には、接続部分の緩みや内部のゴムパッキンの劣化、経年劣化が原因と考えられます。

この際には、ナットを締め直すか、蛇口を分解してパッキンを交換することで対処可能です。さらに、給水ホースの接続部分から水漏れしているケースもあります。給水ホースのつなぎ目部分からの水漏れは、接続の緩みやゴムパッキンの劣化、ホースに穴が空いているなどの負傷が原因です。

特にナットが緩んで水漏れすることが多いため、水漏れ時には注意してチェックしてください。加えて、洗濯機蛇口と壁が接している部分から水漏れしているケースがあります。

この部分の水漏れは、根本パッキンや蛇口本体の劣化や破損が原因です。また、シールテープの破損も原因のひとつ。シールテープとは、蛇口と壁の給水管とをつなぐ、金具の溝の隙間を埋めるために使用される樹脂製テープのことです。シールテープはホームセンターやインターネットで購入可能なので、自分で修理できるでしょう。

パッキンや給水ホースを交換する時に注意するポイント

パッキンを交換する手順として、まずナットやホースの接続部分を取り外します。

続いて、古いゴムパッキンを取り出し新しいパッキンを入れてください。その後、元通りに組み立て直します。最後に洗濯機を試運転して、水漏れしていないか確かめてください。パッキンを交換する際には、パッキンの形状やサイズに注意しましょう。新しいパッキンを購入する前に、交換したいパッキンのサイズを測っておくことで買い間違いを防げます。

また、ゴムパッキンが劣化しているということは、そのゴムパッキンが使われている給水ホースやニップル、蛇口そのものが劣化している可能性もあります。ゴムパッキンだけ交換しても水漏れが治らない時は、他の部品や本体の交換を検討してください。

給水ホースを交換する手順は、まず古い接続ジョイント・ホースを外します。続いて、新品の部品を蛇口へ取り付けます。洗濯機側のジョイントも交換し、新しいホースを取り付けてください。

最後に洗濯機を試運転し、水漏れしていないか確かめます。新しい給水ホースを購入するときは、使用している水栓や洗濯機に対応しているタイプのホースかどうかをチェックしてください。また、ホースの長さも重要なポイントです。洗濯機からの距離に合わせたホースを選びましょう。

もし、長さが短いと洗濯機の振動で外れてしまう可能性も。ホースの長さが短い時は、延長ホースの活用をおすすめします。加えて、給水ホースと洗濯機本体との接続部分のナットが緩んでいないかチェックしてください。

洗濯機の蛇口からの水漏れの予防方法

洗濯機の蛇口からの水漏れを予防するために普段の生活でどんなことができるでしょうか。
5つの予防策を紹介します。

■洗濯機を使用しない時は蛇口を閉める
蛇口が開いたままの状態だと、給水ホースとの接続部分に常に水圧がかかってしまいます。
パッキンの劣化にも繋がるため、洗濯機を使用していないときは蛇口を閉めておきましょう。

■洗濯機を定期的にメンテナンスする
洗濯機を使い続けていると、ニップル継手のネジやナット部分などが緩むことがあります。1〜2か月に1回ほど、部分の接続部分に緩みがないかチェックしてください。

■防水パンを設置する
洗濯機の直置きは避けてください。万が一、水漏れした場合、床に大きな被害を与えてしまいます。防水パンを設置して、そこに洗濯機を設置するようにしましょう。

防水パンは、ちょっとした水漏れした時に受け皿の役割を果たしてくれます。あると無いでは安心感が大きく違うので、ない場合は設置をおすすめします。

■洗濯物を入れすぎない
規定量以上の洗濯物を入れて洗濯機を回さないようにしてください。洗濯機自体は回るかもしれませんが、洗濯機に大きな負荷がかかり劣化を招きます。洗濯機の故障にもつながるため、規定量を守って洗濯機を使用しましょう。

■就寝時や留守中に洗濯機を使用しない
就寝時や留守中に洗濯機を回した場合、水漏れトラブルが発生したときに対処できません。発見が遅れ、大惨事になってしまうことも。洗濯機は、起きている間や在宅中に使用するようにしてください。

蛇口からの水漏れ修理を業者へ依頼する時の注意点

蛇口からの水漏れに自分で対処できない場合には、速やかに水道業者に依頼してください。その際、アパートやマンションなど賃貸住宅に住んでいる人は、大家またはオーナーに確かめて下さい。

賃貸の場合、設備の所有者はオーナーにあります。先に連絡しておくことで、費用面の負担をどうするかなども相談できます。場合によっては、専用の業者を決めていることも。トラブルを避けるためにも、相談・報告しておきましょう。

水道業者を自分で選ぶ場合には、相場価格で作業している業者を選んでください。水道工事の料金を構成する基本要素は、基本料金・出張費・作業費です。また、部品や設備を交換すれば、別途費用が発生します。広告に掲載されるのは、多くの場合は基本料金のみ。

基本料金だけでは、細かい費用がどれほどかかるのか分かりません。そのため、依頼する際に、どの箇所にどのくらいの費用がかかるかを詳しい説明を求めてください。加えて、業者の実績に注意して選びましょう。営業年数や工事の件数などはホームページで確かめられます。

実績として考えると、個人経営より法人化した業者の方が、安定感があるためおすすめです。

まとめ

洗濯機の蛇口から水漏れした場合、最初にどの部分から水漏れが発生しているか見極めることが重要です。ニップルからの水漏れは、ネジの緩みあるいは、ゴムパッキンの劣化が原因だと考えられます。

また洗濯機本体のナットからの水漏れは、接続部分の緩みや内部のゴムパッキンの劣化、経年劣化が原因です。自分で対応できる場合は、水漏れ箇所に合わせて部品交換して、水漏れに対処しましょう。

しかし、自分では水漏れに対応できない場合もあるかもしれません。そのような時は、費用等を検討した上でプロの水道業者に依頼することをおすすめします。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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