水のコラム

浴槽エプロンの大事な役割とは?日々の手入れについても解説

2022年06月05日  その他


浴槽エプロンとは、浴槽のカバー部分のことをいいます。

あまり気にしていない人も多いかもしれませんが、浴槽エプロンが汚れていると下水のような不快に感じる臭いの原因になることもあります。

そこで今回は、浴槽エプロンの大事な役割や掃除する方法をまとめていきましょう。

体をきれいにする場所だからこそ清潔に保っておくことが大切なので、ぜひ参考にしてみてください。

お風呂の浴槽エプロンの大事な役割

浴槽エプロンとは、浴槽をカバーする部分のことをいいます。
浴槽エプロンには2つの役割があります。

1つ目はお湯を冷めにくくすることです。
浴槽エプロンがないとお風呂のお湯の温度を保つことができず、すぐに冷めてしまいます。せっかくお風呂に入って体を温めているのに、すぐに冷めてしまえばもったいないですよね。

また、お風呂の温度が下がると浴室全体の気温も下がるので、風邪をひいてしまう可能性があります。体を冷やさず風邪を予防するためにも、とても重要なアイテムなのです。

2つ目はお風呂の形を整えることです。

浴槽エプロンがなければ浴槽はむき出しの状態になるので、あまり見た目が良くありません。浴槽エプロンがあることでデザイン性をアップさせられるので、とても重要な役割を担っているのです。

浴槽エプロンの掃除はどのくらいの頻度?

では、浴槽エプロンはどのくらいの頻度で掃除すれば良いのでしょうか?浴槽エプロンの掃除は頻繁に行う必要はなく、年に2回程度で充分です。

カビは湿気を好むので、梅雨時期や秋の長雨の前などに繁殖しやすくなります。そのため、梅雨前となる5〜6月、長さ目の前となる9〜10月にそれぞれ掃除するだけで充分です。

年に2回掃除しておけばカビの繁殖を防ぐこともできるでしょう。

年末の大掃除に浴槽エプロンの掃除を行う人も多いですが、部屋中掃除しなければいけないので心にも体にも負担が溜まります。

特にお風呂場は掃除に適した時期があるので、その時期に掃除するようにしましょう。

浴槽エプロンをキレイに掃除する方法

次に浴槽エプロンをきれいに掃除する方法をご紹介します。

浴槽エプロンは普段はなかなか開けない場所でもあるので、内部にはカビなどの汚れが溜まっていることが多いです。そのまま放置すると悪臭の原因にもなるので、きれいに掃除しておきましょう。

それぞれの工程ごとにポイントと注意点も合わせながら説明していくので、ぜひ参考にしてみてください。

掃除道具を用意する
浴槽エプロンを掃除する前に、道具を揃えましょう。

用意するものは古い雑巾、スポンジ、柄の長いブラシ、ゴム手袋、マスク、目を保護できるもの、カビ取り剤、スプレーボトルのやつです。

塩素系の洗剤を使って掃除する際は、長袖長ズボン、マスク、ゴム手袋などをして、皮膚につかないように注意しましょう。

もし洗剤が肌についてしまった場合はすぐに水で洗い流してください。異常があるようなら病院に行きましょう。

浴槽エプロンを外す
まずは掃除するために、お風呂の浴槽エプロンを外しましょう。外し方はいたって簡単で、エプロンの下部分に手をかけて、上に持ち上げながら手前に引き出すだけです。

女性1人の力でも簡単に取り外しできるので安心してください。ねじ止めされているものもあるので、ドライバーでネジをとってから外してください。

ただ、浴槽の種類によっては取り外しできない浴槽エプロンもあります。

メーカーごとに浴槽エプロンの種類は違うのですが、説明書に「取り外しできない」という注意書きがある場合は、取り外さずそのまま掃除するようにしましょう。

無理に自分で取り外しすると壊れてしまう可能性があるので、注意してください。

掃除する
それではいよいよ掃除に入っていきます。

外したエプロンの内部をスポンジで洗いましょう。内部にはカビだけではなく、髪の毛などの汚れも付着しています。スポンジと洗剤を使って、エプロンの内部の汚れを落としていきましょう。

エプロンの内部だけではなく、エプロンを取り付けていたバスタブ部分も合わせて掃除していきます。排水口にたまっている髪の毛も取り除いてゴミ袋に捨てましょう。

また、掃除する際は詰まりを防ぐために「排水口ゴミキャッチャー」を取り付けてから行うようにしてください。手の届かない部分はブラシを使って掃除していきます。

掃除し終わったらカビ取り洗剤をまんべんなく吹き付けましょう。浴槽エプロンとバスタブ部分の両方に吹き付けてください。吹き付けたら商品に記載されてある通りの時間放置し、シャワーで汚れを洗い流します。

それでも取り切れないカビや汚れがある場合は、再度スポンジでこすって洗い落としましょう。きれいになったら乾いている雑巾で濡れている部分の水分を拭き取ります。

完全に乾くまで放置してから、浴槽エプロンを戻しましょう。ちなみに、エプロンを取り付ける際に防カビ効果のある薬剤を吹き付けておくと、カビの繁殖を予防することができます。

浴槽エプロンのカビを取り除いてキレイにする方法

浴槽エプロンの掃除の仕方は取り外してカビ取り洗剤やスポンジで洗い流すだけなので、そんなに難しい方法は必要ありません。

しかし、できれば汚れが溜まってから掃除するよりも、ある程度予防しておいた方が掃除も楽になるでしょう。

最後に、浴槽エプロンのカビを防ぐ方法をご紹介します。どれも難しい方法ではないので、ぜひ実践してみてください。

お風呂から上がった後に50度以上のシャワーをかける
カビは45度以上の熱が加わると死滅すると言われています。

カビの繁殖を防ぐために、お風呂から上がった後は50度以上のお湯をお風呂場全体にかけましょう。皮脂や石鹸カスなど、カビの栄養となる汚れはそのままにせず、しっかり洗い流すことが大切です。

天井もきれいにしておく
カビの繁殖を予防したいなら、天井もきれいにしておく必要があります。

週に1回程度でいいので、天井の水分を拭き取る、汚れを掃除するなどして、清潔に保っておきましょう。

ただ、天井を掃除する際は薬剤が目に入らないように気をつけてください。洗剤などを使って掃除する際は、直接天井に吹きかけないようにしましょう。降ってきた薬剤が目に入る可能性があるので、十分な注意が必要です。

天井を掃除する際は床掃除用のワイパーがおすすめです。ワイパーにキッチンペーパーを取り付け、そこに薬剤を吹き付けましょう。そのままワイパーで天井をこすれば充分です。

天井もきれいにできますし、目に薬剤が入る可能性もないので、安全に掃除できますよ。ちなみに、2〜3ヶ月に1回程度は天井にもカビ除去スプレーを吹き付けておきましょう。

カビが繁殖するのを防ぐことができます。

お風呂場をしっかり乾かす
お風呂場の湿気はカビが好む環境です。

逆に言えば湿気がなければカビが繁殖しにくいことになります。

カビの繁殖を防ぐためにも、浴槽にお湯を張っているときは蓋をしたり、お風呂後は簡単に水分を拭き取ったりなどして、乾燥状態を作るように意識してください。

お湯を張っている浴槽に蓋をすることで温度や湿度が湯気で上がる心配はありません。

また、お風呂から上がった後に簡単にでも水分を拭き取っておけば、お風呂場の温度や湿度が上がることもないでしょう。

まとめ

浴槽エプロンは意外と見落としがちな部分です。

しかし、エプロンの内部には汚れやカビがたくさん溜まっている可能性が高いので、忘れずに掃除する必要があります。

浴槽エプロンの掃除は年に2回程度で充分です。頻繁に掃除する必要はないので、湿気が溜まりやすくなる時期の前にきれいにしてあげてください。

浴槽エプロンの中に汚れやカビが繁殖すると嫌な臭いの原因にもなります。お風呂場は体を清潔にする場所なのに汚れが溜まっていたり、不快な臭いを感じたりすれば、不衛生な状態となってしまいます。

浴槽エプロンをきれいにして、清潔な環境でお風呂を楽しみましょう。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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