水のコラム

シャワーの水漏れは放っておくとやばい?対処と予防を知っておこう

2022年06月27日  お風呂

シャワーからの水漏れは、放置すると他者被害を及ぼす恐れがあります。

最悪の場合は、修理費用を負担しなければならないこともあるため、日頃から予防することが重要です。

また、いざというときに備え、シャワーから水漏れが起きた際の原因も知っておく必要があるでしょう。

この記事では、シャワーからの水漏れが起きる原因や対処方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

シャワーの水漏れの原因は?

シャワーは、さまざまなことが原因で水漏れします。原因を特定することで、スムーズに解決ができるでしょう。ここからは、シャワーのよくある水漏れ原因を4つ紹介します。

シャワーヘッドから水漏れが起きる原因
シャワーヘッドから水漏れが起きている場合は、ヘッドの残留水の漏れ出し、シャワー水栓内部のバルブの損傷が考えられます。

どちらに原因があるのかは、シャワーヘッドを上向けにすると見分けられます。もしも上向けにした際に水が出てくる場合は、バルブの損傷や不具合が原因です。水が出てこない場合は、残留水が原因でしょう。

シャワー水栓内部のバルブは、水量を調整する役割があります。そのため、シャワー水栓内部のバルブが損傷や不具合を起こしてしまうと、水漏れが発生してしまうでしょう。一度パッキンの劣化やゴミを噛んでいないか確認してみてください。

シャワーヘッドの残留水は、水の表面張力が働いているため、漏れることはありません。ただし、シャワーヘッドの内部に空気が入ると、水の表面力が失われ水漏れが発生いたします。

こちらはシャワーヘッドの構造上により起きる水漏れであり、不具合ではありません。残留水が落ちたら自然に止まるため、放置しておくといいでしょう。

シャワーヘッドの根本から水漏れが起きる原因
シャワーヘッドの根本から水漏れがする原因は、ホースの接続部分の劣化が考えられます。そのほか、シャワーヘッド本体の劣化も考えられるでしょう。

ホースの接続部分や本体が劣化していると、隙間ができてしまいます。根本から水漏れが起きている場合は、一度観察してみるといいでしょう。

ホースからの水漏れが起きる原因
ホースからの水漏れは、穴が空いていることや裂けていることが原因です。

ホースは長年使用していると、材質が劣化し強度が落ちていきます。使用する度に引っ張ったり曲げたりするため、長年使用していると物理的に破損していくでしょう。

シャワー水栓から水漏れが起きる原因
シャワー水栓本体から水漏れがある場合は「ハンドル付近」「シャワーと蛇口の切り替え付近」「給水栓」のどれかに原因があります。

ハンドル付近の水漏れは、シャワー水栓本体内部にあるパッキンが原因です。パッキンは長年使用していると、劣化してしまいます。水漏れをしている場合は、どの部分のパッキンから水漏れしているのか確認してみましょう。

何もしていないのに水漏れが起きる場合は、シャワーと蛇口の切り替え付近が原因です。シャワーと蛇口の切り替え付近の水漏れは、ゴムパッキンの劣化が考えられます。蛇口に使われているゴムパッキンの寿命はおよそ10年です。

そのため、長年使用している場合は交換する必要があるでしょう。そのほか、ゴミのカスが原因で隙間ができている可能性もあります。

給水栓から水漏れは、開閉バルブの故障が考えられます。開閉バルブとは、水道水と給湯機のお湯をコントロールする役割を持っています。こちらは、蛇口正面に切り替えハンドルがあるタイプの場合は、自力で修理するのが難しいです。簡単に取り外せないと感じた場合は、必ず業者に依頼しましょう。

シャワーから水漏れしているときの対処法

シャワーからの水漏れは、簡単に対処できることもあります。ここからは、シャワーから水漏れが起きた際の対処方法を解説します。

シャワーヘッドからの水漏れの対処方法
シャワーヘッドから水漏れが起きた際は、まず残留水を抜くのがおすすめです。残留水の抜き方は、3つあります。

一つはシャワーを床に上向きに置き、水を抜く方法です。2つ目は、ヘッドを分解し、残留水を抜く方法になります。シャワーヘッドの残留水を素早く抜きたい場合は、ヘッドを回して分解するといいでしょう。

残留水を抜いても水漏れが起きる場合は?

残留水を抜いても水漏れが起きる場合は、シャワーヘッドを交換する必要があります。

シャワーヘッドを交換する際は、止水栓を閉めましょう。止水栓は、マイナスドライバーや硬貨で閉められます。止水栓を閉めずに作業すると、水が漏れてくるため、忘れないように注意してください。

止水栓を閉めたら、次にシャワーヘッドを反時計方向に回し取り外します。取り外せれば、新しいシャワーヘッドに交換して終了です。ヘッドを交換する際、一緒にパッキンやアダプターの劣化具合も確認しておくといいでしょう。

根本からの水漏れの対処方法
シャワーヘッドの根本から水漏れが起きている場合は、内部にあるパッキンを交換する必要があります。パッキンを交換する際は、最初に止水栓を閉める必要があります。

止水栓は、マイナスドライバーや硬貨で簡単に閉めることが可能です。作業中の水漏れにつながるため、必ず閉めるようにしてください。止水栓を閉めたら、シャワーヘッドを取り外し、パッキンを交換していきます。もしもパッキンを外すのが難しい場合は、ラジオペンチなどを利用するといいでしょう。

パッキンの交換ができたら、シャワーヘッドを取り付けて終了です。

ホースからの水漏れの対処方法
ホースからの水漏れは、交換することで対処が可能です。

ホースの交換をする際は、水漏れを防ぐため、止水栓を閉める必要があります。マイナスドライバーや硬貨を使うと止水栓は閉められるため、忘れないようにしましょう。

止水栓を閉められたら、次にシャワーヘッドを取り外します。取り外すことができれば、シャワー水栓本体のナットをモンキーレンチで緩めながら取り外していきます。

ナットの取り外しができたら、ホースを水栓本体につなげます。ホースをつなげられたら、後はナットを締め、シャワーヘッドを取り付けたら終了です。

シャワー水栓からの水漏れの対処方法
シャワー水栓からの水漏れは、細かく分解をして原因を突き止める必要があります。

そのため、修理はプロに任し、一時的に市販で販売されているシールテープで応急処置するのがおすすめです。シールテープで応急処置を行う際は、最初に止水栓を閉める必要があります。止水栓を閉めずに作業すると、水が漏れてしまいます。

マイナスドライバーや硬貨を使用すると閉められるため、忘れないようにしましょう。止水栓を閉めたら、次にバルブを外します。バルブは、固定しているネジをドライバーで緩めると、簡単に取り外せるでしょう。

その後マイナスの形をした溝のような部品に、マイナスドライバーを差し込み、ドライバーの柄を叩きながら取り外します。また取り外す際、力を入れすぎると破損の原因になるため注意しましょう。バルブを外せられたら、シールテープを巻いていきます。

シールテープは、バルブの先端の少し下部分と、マイナスの形をした溝のような部分に巻くとよいでしょう。シールテープを巻く際は、しっかりと2回~3回は巻き付けてください。

シャワーの水漏れを放っておくと?

お風呂は基本的に、水に濡れることを前提として作られています。ただし、部品・設備の内部は耐水性がないため、劣化するスピードを早めてしまいます。

また、お風呂場に水分が常に溜まっている環境が作られるため、害虫やガビが発生しやすくなります。最悪な場合は大規模な改修工事が必要になってしまうため、水漏れに気づいた際は早めに対処するようにしましょう。

いざというときに備え保険に加入しておこう
集合住宅で水漏れを起こしてしまうと、階下にまで被害が及ぶ可能性があります。

他者に水漏れの被害を与えてしまうと、多額の費用を請求される恐れもあるでしょう。いざという時のためにも、賠償責任保険や火災保険などに加入しておくといいでしょう。

シャワーの水漏れを予防する方法

シャワーの水漏れを予防するためには、定期的に掃除が大切です。

ヌメリやカビを取り除くことで、劣化を防げるでしょう。そのほか、シャワーを使用した後は、残留水を抜くのも効果的です。残留水は、シャワーヘッドを下に向けるだけで抜けます。

可能であれば、シャワーヘッドの使用後は、残留水を抜くといいでしょう。使用するたびに残留水を抜けない場合は、週に1回でも問題ありません。自身で日を決めて定期的に掃除するようにしてください。

まとめ

シャワーの水漏れを対処するためには、最初に原因を特定することが重要です。闇雲に分解するのではなく、原因に合った対処をするようにしましょう。

また、水漏れは放置すると、自分だけではなく、他者にも被害を及ぼします。大規模な改修工事や多額の費用を請求されることも考えられます。トラブルを避けるためにも、定期的にシャワーの掃除を行うようにしましょう。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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