水のコラム

トイレつまりが自然に治る?該当するケースを紹介

2022年07月27日  トイレ

トイレつまりは、トイレットペーパーや固形物などによって発生しますが、軽度の場合は自然に解消されることもあります。しかし、30~60分が経過しても解決しないときは対策が必要です。

とくに、固形物や水を吸収するものは決して自然解消されません。これらのものが原因なら、ラバーカップや真空パイプクリーナーなどでつまりを解消してください。

ほかに、業者へ依頼するときのチェックポイントと、トイレのつまりを放置するリスクについても言及しています。

こんな時はトイレのつまりが自然に治ります

以下に挙げるものが原因でトイレがつまっているときは、自然に解消されるケースが多くみられます。ただし、30~60分以上経過しても解消されない場合は対策が必要です。

トイレットペーパー
トイレットペーパーを大量に流すと、便器内や配水管内部につまることがあります。また、流すときに小洗浄を使用すると水の勢いが足りず、同様の結果を招きます。

排泄時にトイレットペーパーを使用したときは、必ず大洗浄で流しきってください。

ティッシュや水溶性のもの
トイレに流せるタイプのお尻ふきやトイレ掃除のシートなども、流すときは1枚ずつ様子をみて流してください。またティッシュペーパーは水溶性ではありませんので、少量であってもトイレに流してはいけません。

排泄物
大便が原因の時は、時間の経過とともに水に溶けて解消されます。ただし、消化しきれずに排泄されたものや脂を含むものの場合、自然解消は見込めません。

対策が必要なトイレのつまりとは?症状を解説

以下の6つが原因でトイレがつまっているときは、それぞれに合わせた対策が必要です。

おもちゃや日用品
小さなお子様がいる家庭では、トイレにおもちゃを持ち込んでいるところもあります。

そのとき、誤ってトイレに流してしまうとつまってしまいます。また、クリップや爪楊枝など小さな日用品を落としたときも同様です。

このような場合は、ラバーカップや真空パイプクリーナーを使って取り除いてください。ハンガーを延ばして輪を作りそこに引っかけて取ることも出来ますが、便器を傷つけたり内部へ押し込んだりすることもあります。

サニタリーまたは衛生用品
おむつや尿パッド、サニタリー用品などには吸水ポリマーが含まれていて、水を吸収して膨張します。

つまったとき、目視で確認できるなら手でつかんで除去しましょう。実行するときは便器内の水を少なくして、ゴム手袋を着用してから行ってください。ほかにはラバーカップやワイヤーブラシを使っても解決できます。

もし問題なく流れる場合でも、流すときに水位が上がったり、異常な音が聞こえたりするときは排水枡につまっているかもしれません。屋外の排水枡を確認できるときは、つまっているものを取り除いてください。

ペット用トイレ砂
流せるタイプのトイレ砂であっても、少量かこまめに流すようにしましょう。もし大量の処理が必要ならば、可燃ゴミと一緒に処分してください。

残飯類
生ゴミや残飯をトイレで処理することは絶対に避けるべきです。固形物は水で分解されにくく、配水管の内部にたまってしまいます。また、油分が配水管の中で固まってこびりつき、水をうまく流せなくなることもあります。

生ゴミや残飯は、必ず適切な方法で処理してください。

洗浄水の不足
節約のためにタンク内に水を入れたペットボトルやレンガを入れていると、排泄したものを流すための水が不足してしまいます。

せっかく水道代を節約していても、修理代で高額な費用を支払うことになっては大変です。
どうしてもというときは、節水タイプの便器への交換を検討してください。

尿石
トイレ掃除を長く行わずにいると尿石が便器や配水管内部にこびりつき、つまりの原因になります。放置していると悪臭やカビなど衛生面での問題が起こります。

このような場合は酸性洗剤や尿石除去剤を使って対応しましょう。

使用するときは、必ず換気をしてゴム手袋を着用してください。誤って洗剤が目に入ると失明する恐れもあるため、ゴーグルの着用もおすすめします。

酸性洗剤はトイレの素材によっては使用できない場合もありますので、前もって確認してください。

自分で直せないトイレのつまりの症状とは?具体例を紹介

トイレつまりの原因が分からない、時間が経過しても水位に変化が見られないときは業者へ依頼してください。

つまっているものが固形物の場合や、自分では直せなかったときも同様です。無理に自分で直そうとすると、かえって状況を悪化させてしまいます。

業者へ依頼する際には、次の4点に注意してください。

見積もり
業者へ依頼する前に、複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。料金の安さだけで選ぶと、施工技術が充分でない、料金が高額になるなどの可能性もあります。

反対に、高額な金額を提示したあとに大幅な値引きをして、適切な見積もりを出さない業者もいます。

複数の業者の料金をみれば、大体の相場がつかめます。

接客と対応速度
接客マナーや態度にも目を向けてください。修理に対する説明が少なすぎる、ぶっきらぼうな態度を取るような業者は避けた方が無難です。

またトイレの修理はすぐにでも解決したいものですから、お住まいに近く24時間365日対応しているところを選びましょう。

実績と資格
業者は水道局指定工事店のなかから選定してください。同時に口コミやレビューもチェックしましょう。業者への評価はWEBサイトや検索エンジン、SNSからも探せます。

アフターフォロー
業者を選定するとき、アフターフォローが充実しているかも大切です。もし修理後にトラブルが再発したり、気になることがあったりしたときに、無償または低価格で必要な対応を取っているかをみます。

トイレのつまりを放っておくとどうなる?

トイレのつまりをそのままにしておくと、大きなトラブルに発展する可能性は否めません。衛生面での問題はもちろん、損害賠償を請求されることもあり得るのです。

つまりだけでなく、水位が上昇していたり異常な音が認められたりするときは、速やかに対策を取ってください。

下水の逆流
トイレのつまりが軽度の場合や、少し流れが悪いと感じる程度のものを放置していると、つまりが悪化してどんどん汚水を流しにくくなっていきます。

ひどい場合は汚物と汚水が便器からあふれだして、住居内に悪臭が充満することもあります。このような場合は清掃も大変ですし、家具や家電の故障や汚損が想定されます。

トイレの故障
トイレつまりによって便器内の水が電気系統にふれ、故障することがあります。また、誤った方法を用いて便器を破損させてしまったときは、交換しなければなりません。

自力での解決が見込めないときは、専門の業者を頼ってください。

漏水
つまりを放置したことで汚水が逆流して住居の床を汚したとき、階下の部屋にまで漏水することがあります。とくに集合住宅の場合は、漏水によって階下の住人へ多大な被害を及ぼすことになるため、絶対に放置してはいけません。

まとめ

トイレのつまりはトイレットペーパーや固形物、排泄物によって発生します。軽度のものなら自然に解消されますが、この時点で解決できないときは対策が必要です。

つまりを放置しておくと、衛生面や健康面の問題、近隣トラブルのリスクがあります。

とくに固形物や水を吸収するものがつまっているときは、早急な対応が求められます。ラバーカップや真空パイプクリーナーのほか、対象物が目視で確認できるときは直接手でつかんで引っ張り出すこともできます。

ただし、これらの方法でも改善がみられないときは、すぐに業者へ連絡してください。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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