水のコラム

台所の蛇口の交換方法を紹介!自力でも交換可能

2022年07月29日  キッチン

毎日使う水道の蛇口は、水漏れの原因となりやすい部分です。
水漏れする理由に、パッキンの経年劣化があります。

パッキンの寿命はおよそ10年のため、長く使っている場合には弾力が低下し、水が漏れやすくなるのです。

そこで今回は、台所の蛇口の交換方法について紹介していきます。自力で交換もできるので、一度試してみてください。

水道パッキンの役割とは?

水道のパッキンは、蛇口を開閉する際に水漏れを防ぐためのフタのようなもの。
ゴムパッキンが金属パーツの隙間にはまることで、水漏れを予防しています。

同じ仕組みをもつ製品としてあげられるのが、水筒のフタや密閉タイプのタッパーなどです。

パッキンが摩耗すると弾力の低下や損傷が生じ、隙間から水漏れするようになります。そうなった場合、新品と取り替える必要があります。

水道パッキンを交換すべきタイミングは?

水道の蛇口を使うためになくてはならないパッキンは、一般的にゴム製で配管のジョイント部分にも使用されています。

パッキンは交換が必須の消耗品で、その寿命は10年くらいです。日々使用していると、損傷が速くなり寿命が来る前に取り替えが必要なケースもあります。パッキンは水流の影響により劣化しやすく、水圧で折れ曲がり形が変わります。やがて、金属パーツ部やプラスチック部分との間に隙間ができ、水漏れの原因となります。

たとえ寿命間近でなくとも、閉めた蛇口から水が漏れ出していたらパッキンの摩耗かもしれません。早急に交換をしましょう。

水道パッキンを交換する方法は?

ここからは、パッキンの交換方法について説明していきます。
交換するときは、主に3つのポイントに分けて行います。

要交換のパッキンを特定
パッキン交換するときは、まず水漏れ部分にあるパッキンを特定することから行います。旧来の「蛇口ひねり型」と「レバー操作型」とでは仕組みが異なるので、それぞれ紹介していきます。

蛇口ひねり型のタイプの場合、コマパッキンが傷んで水漏れしている可能性があります。
ただし、水を出しているときに、後付けパイプのつなぎ目から漏れ出している場合は、「U型パッキン」が傷んでいることも。

レバー操作型の場合、確認するところがいくつかあるので注意してください。水を停止中にもかかわらず、蛇口先端から水が漏れ出しているときは、バルブカートリッジもしくは付属のパッキン劣化の可能性があります。また、根元から水が漏れ出している場合、クランクのパッキンが傷んでいる可能性もあります。

新しいパッキンを購入
水漏れ原因のパッキンを特定できたら、パーツを製品メーカーに注文することになります。
ホームセンターに購入しに行っても、パッキンの種類が多いので悩んでしまうでしょう。

商品取り扱い説明書に、対応している製品メーカーや品番号がすべて記載されているわけではないので、あらかじめ製品メーカーに問い合わせておくとよいでしょう。

もし、製品メーカーに問い合わせしても見つからなかったときは、水道の元栓を閉めてパッキンを取り外し、それを直接ホームセンターに持ち込んで探すことをおすすめします。

蛇口を分解後、パッキン交換
パッキン購入後は、蛇口を分解してパッキンを交換します。なお、交換するときは新しいパッキンとドライバー(蛇口タイプに応じてマイナス・プラス)、プライヤーが必要となります。

レバー操作型は製品メーカーや製品番号により方法が違うので、ここでは、「蛇口ひねり型」の交換方法を紹介します。

・水道の元栓を閉めて、水を停止する
・ハンドル部分のネジをドライバーで取り外し、カバーやハンドルを外していく
・プライヤーを使用して、根元部分のカバーナットを外す
・回転軸とコマを取り出し、ハンドル内部のパッキンとコマパッキンを交換
・各パーツを元の位置に戻しながら組み立て直す
・水道の元栓を開き、水の出具合と水漏れチェックする

また、水栓タイプ別の交換方法は以下の通りです。ここでは、主に「単水栓型」と「ハンドル混合水栓型」2種類の蛇口交換の方法を解説します。


・プライヤーでナットを緩めていく
・ナットを緩めてハンドルを取り外し、パッキンを取り出す
・新しいパッキンを備え付ける
・ ナットを緩めて終了


・マイナスドライバーを使ってハンドルキャップを取り外す
・ハンドル中央部のネジをプラスドライバーで外す
・ハンドルを外す
・カバーナットをプライヤーで外す
・カバーナットの内部、回転軸の下部分それぞれのパッキンを交換
・カバーナットをプライヤーで備え付ける
・ハンドル混合水栓を回転軸の上から備え付ける
・ハンドル中央部のネジをプラスドライバーで固定する
・ハンドル中央部にキャップをはめる
・蛇口を開き水漏れ状態をチェック、問題なければ作業終了
パッキンの交換をするときは、止水栓を閉めて水が出ないのを確かめてから作業に移ってください。

水栓の構成部品であるパッキンは、目で確認できないので傷みの状態がわかりづらいです。その寿命は最大10年くらいと考えておき、そのタイミングが来たらいつでも交換できる準備をしておくのがベストでしょう。

パッキンを自力で交換する方法もありますが、とくに、未経験者であれば水道業者への依頼がおすすめです。 費用はかかりますが、専門家が行う作業は確実なので後々安心できます。

水道パッキンの交換費用は?

ここからは水道パッキンの交換費用について解説していきます。水道パッキンの交換費用は、どのような方法で交換するかにより違ってきます。

例をあげると、自力で交換する場合はパーツ代金だけで済むので、おおよそ150円から200円です。ただし、交換作業にはレンチやフライヤーなどの必要工具を揃えなければなりません。

これらの工具をホームセンターやオンラインショップで購入すると1000円から3000円くらいかかります。自分でやる場合には安く交換できますが、パッキンの取り付けが緩いと水漏れの原因になるので、十分に注意しましょう。

また、水道業者に頼むというのも一つの手段です。この場合パーツ代金プラス作業料金、出張費用などが必要です。その内訳費用は各業者によってまちまちですが、5000円から1万円くらいが相場となります。

まとめ

この記事では、台所の蛇口の交換方法を紹介しました。

水道パッキンの交換は自力でもできますが、新しいパッキンを正しく選ぶことや、きつく締めることなどが重要です。

「不器用だから修理が不安」「忙しくて自分で対応できない」といった場合には、水道業者に依頼することをおすすめします。パッキンの交換だけでも対応してもらえますし、他に異常があれば指摘してもらえます。

目に見えて水漏れがない場合でも「調子が悪い気がする」と思ったら、水道業者を頼ってみましょう。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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