水のコラム

洗濯機の排水ホースを交換する手順!長く使用するコツも

2022年09月09日  水回り

洗濯機の排水ホースが故障して、水漏れなどのトラブルを経験したことはありませんか?洗濯機の排水ホースは、使用頻度や年月の経過によっては寿命を迎え、劣化や破損を起こしてしまいます。

排水ホースは髪の毛や繊維、ホコリも溜まりやすい場所なので、これらが原因で故障してしまうことも考えられます。その際、使い続けるのは危険なので、迅速に新しい排水ホースと交換しましょう。

では、具体的に洗濯機の排水ホースはどのように交換すれば良いのでしょうか?そこで今回は、洗濯機の排水ホースを交換する手順を、長く使用するコツもあわせて解説します。

排水ホースを交換するときの準備物

排水ホースを交換するときは、必ず事前に準備物を確認しておきましょう。まず、必要な物は新しい排水ホースです。排水ホースは、ホームセンターやネットショップなどで手に入りますが、メーカーに問い合わせることで、純正品のホースが手に入ります。
しかし、長い年月が経過している場合は、メーカーが排水ホースの生産を中止させている場合や生産終了させている可能性があります。
この場合は、実店舗では入手できないので代替品をネットショップなどで見つけて購入するようにしましょう。
排水ホースを購入する際は、メーカーに注目して購入することも大切ですが、排水ホースの差し込み口と同じサイズの排水ホースを購入するようにしましょう。
同一のメーカーで揃えても、差し込み口のサイズを間違ってしまうと接続できません。また、必要に応じて準備が必要な延長ホースも、サイズが一致していれば適切に設置することができます。
大切なのはこの排水ホースを選択するタイミングくらいで、このほかに準備する物は、ドライバーやハサミ、結束バンドとビニールテープです。

どれも安価で購入できる上、場合によっては自宅にある物で揃えられます。専門的な工具は必要としないので、交換に慣れていない人でも手軽に準備できます。

洗濯機の排水ホースを交換する手順

洗濯機の排水ホースを交換する手順を間違わないように、事前に交換する手順を確認しておきましょう。一般的な家庭の洗濯機は、ホースクリップという部分で洗濯機本体と排水ホースが繋がれています。

このホースクリップがついているかいないかで交換する方法が異なるので、まず自宅にあるタイプがどちらに当てはまるのかを確認しておきましょう。ここでは、ホースクリップがついている場合とついていない場合のそれぞれで交換する手順を解説します。

ホースクリップがついている場合
ホースクリップがついている場合は、最初に既存のホースクリップから外す工程になります。ホースクリップは、手動で取り外せる場合もありますが、ネジで固定されている場合もあるので、必要に応じてドライバーを使用するようにしましょう。

ホースクリップを取り外すことができたら、新しい排水ホースを取り付けます。排水ホースが純正品の場合は、サイズ調整や長さ調整が必要ありませんが、社外品の場合は、長さを洗濯機との距離を考慮して切っておくことが重要です。

また、微妙に経口が合わないケースも考えられるので、ハサミで切って微調整しながらセットしましょう。

ホースクリップと排水ホースが接続できたら、洗濯機本体に排水ホースを接続していきます。接続が緩いと水漏れの原因になってしまうので、確実に接続しましょう。

その後、排水口についているエルボという部分を外し、排水ホースを差し込みホースクリップで固定します。この部分は、水圧による負担がかかるので、ビニールテープと結束バンドを使用してしっかり固定していきます。

最後に、排水ホースと排水エルボを排水口に戻せば作業は完了です。

ホースクリップがついていない場合
ホースクリップがついていない場合、交換する手順は大きく変わりませんが、接着剤などで固定されている場合があるので、外すコツを押さえながらの作業がポイントです。

ホースクリップがついている場合と異なり、新しい排水ホースとハサミに加えて、ドライヤーと接着剤を準備して作業しましょう。

交換するにあたって、初めに既存の排水ホースを取り外していきます。手動でひねることで取り外しができる可能性がありますが、うまく取り外せない場合は、ドライヤーで接着部分を温めて外すとスムーズかもしれません。

接着部分を取り外すことができても、その周辺に接着剤のカスがついているケースがあります。残さず取り外すために、ドライヤーを駆使して無くなるまでキレイにしましょう。

最後に、新しい排水ホースの口に接着剤を塗ります。接着剤を塗った排水ホースを洗濯機本体に差し込めば作業完了です。

洗濯機の排水ホースを交換する際の注意点

洗濯機の排水ホースを交換する際には注意点があります。そこまで難しい作業ではない排水ホースの交換ですが、しっかり注意点は押さえておきましょう。

まず、社外品の排水ホースの長さを調整する際には慎重に長さを調整しましょう。洗濯機本体は場所が決まっているため、排水ホースを短く調節しすぎると修正することができません。初めは、少しずつ長さを調整していくことがポイントです。

また、洗濯機本体と排水エルボの結合部はしっかりと固定しましょう。ここの接続部分をしっかり固定していないと、水が漏れて大惨事になりかねません。洗濯機の水におけるトラブルの多くがこの部分の緩みが原因なので、一度だけではなく、複数回重ねて固定具合を確認することが重要です。

洗濯機の排水ホースを長く使用するコツ

洗濯機の排水ホースを長く使用するコツを把握しておけば、排水ホースの寿命が延びるほか、安全に洗濯機を使い続けることができます。

洗濯機の排水ホースを長く使い続けるためには、こまめに排水ホースのお手入れをしておくことが大切です。排水ホースのお手入れも、交換作業と同様にそこまで難しい作業ではありません。
お手入れするにあたって、洗濯機のコンセントを抜き、蛇口の栓を閉めておきましょう。その後、排水ホースを取り外したら、ホースの先端をラップで塞いで輪ゴムで固定しておきます。

洗濯槽には水と塩素系漂白剤を規定量加え、排水ホースの中にも水を溜めていきます。排水ホースをすすぐことで中のゴミが取れます。

最後に、洗剤が入っていない水を洗濯槽から流し、ホースをすすいだら作業は完了です。排水ホースを両側取り外して、単体でお手入れするのも有効な手段です。

どちらの方法においても塩素系漂白剤は臭いがキツく、吸い込みすぎると人体に有害なので、十分に換気し、空気の入れ替えをしながら作業するように心がけましょう。

まとめ

この記事では、洗濯機の排水ホースを交換する手順を、長く使用するコツもあわせて解説しました。

洗濯機本体のお手入れは定期的にしやすいものの、排水ホースまで目が行き届かない人も多いのではないでしょうか?排水ホースは経年劣化による損傷だけでなく、ホコリや髪の毛などのゴミが詰まって損傷する可能性も考えられます。

こまめに排水ホースの内部も洗浄し、清潔な環境で洗濯機が使用できるようにしましょう。
また、排水ホースの交換時には水漏れ対策も必須です。せっかく新しい排水ホースに交換しても、固定が甘くて水漏れしては意味がありません。

慣れない作業でも、一つ一つの手順やポイントを確認しながら適切に交換作業を進めることがコツです。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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