水のコラム
キッチンリフォームの日数はどのくらい?期間を短縮する方法はある?
キッチン周辺のトラブルが頻繁に生じたり、床や壁の汚れが目立つようになってきたりすると、リフォームを考え始めるかもしれません。
しかし、リフォームの間はキッチンがまったく使えなくなってしまうため、どのくらいの期間かかるかを事前に知っておくことは大切です。この記事では、キッチンリフォームの期間や注意点を徹底解説します。
キッチンリフォームの日数
キッチンリフォームには、全部で3つの方法があります。下記で、それぞれに必要な日数を紹介します。
キッチンの入れ替えリフォームの場合
新しいキッチンに入れ替えるだけのリフォームは、最も規模が小さいリフォームです。キッチンの位置を変えることなく、新しいキッチンに交換するだけのリフォームの場合は、キッチンの解体作業と搬入作業にそれぞれ1日かかります。
そのため、多くの場合、2〜3日あればリフォーム完了となるでしょう。しかし、間取りや業者によっては、リフォーム期間が長引く可能性も考えられます。たとえば、キッチンの交換に加えて電気や水道に関連した工事が必要になることもあります。
このような工事が伴う場合は、最大で1週間ほどかかると考えておきましょう。
キッチンの入れ替えと内部改装リフォーム
キッチンの入れ替えに加えて、壁紙や床材などキッチン周辺も内装リフォームすると、見た目がグッと変化します。中規模なリフォームになるため、5日〜10日ほど必要です。
入れ替えリフォームとの大きな違いは、大工工事と内装工事が加わることです。床の張り替えや壁紙交換は、スムーズに進めば2日ほどで終わります。しかし、キッチンの状態や大きさによっても工期が左右されるでしょう。
キッチンのレイアウト交換リフォーム
壁側にあるキッチンのアイランドキッチンへの変更や、I型のキッチンをL型のキッチンに変更するなど、大規模にレイアウトを変えるリフォームのことを指します。
壁紙や床材の大規模なリフォームなるため、1週間〜1か月ほどかかることもあるでしょう。間取り変更まで一緒にする場合は、2か月〜3か月ほどかかると想定しておいてください。
リフォーム期間を短縮する方法とは
リフォーム期間が長くかかると日常生活に支障が出てしまいます。リフォーム期間を短くする方法はあるのでしょうか。以下で4つのポイントを紹介します。
キッチンの片付けを行う
リフォームの前日までには、キッチンをキレイに片付けておきましょう。キッチン自体はもちろんですが、キッチン周囲の小物もまとめて、別の場所に移動させておくことをおすすめします。
キッチン周辺が片付いていない状態だと、業者が到着しても、すぐに工事を始められません。キッチン道具は、段ボール箱などにまとめて収納しておき、すぐに取り出せるようにしておいてください。何がどこに入っているか分かるように収納することも重要です。
天候のいい時期にリフォームする
リフォーム工事するのが家の中であっても、天気は大きく関係します。もし、大雪や台風の中でリフォームを進める場合、交通が遮断される恐れもありますし、資材の調達が遅れる可能性も考えられます。
また、リフォーム中は換気のため、窓を開けっぱなしにして作業します。夏や冬に作業する場合、暑すぎたり寒すぎたりして作業効率が落ちる恐れもあるでしょう。春や秋など比較的安定した気候の時期を選ぶことで、大きな問題を避け、スムーズに作業が行えます。
工期に土日を挟まない
リフォーム業者の中には、土日を休みにしているところも多くあります。そのため、リフォーム期間が1週間内で終わる場合は、工期に土日を含めないようにしましょう。
土日が休みのリフォーム業者に依頼する場合は、出来るだけ土日を挟まないように月曜日からリフォームを開始してください。業者が休みになる期間を含めてしまうと、工期を伸ばしてしまうことになります。
リフォーム前には、日程表を確認して効率よく進められるようなスケジュールを立てましょう。
リフォーム前にしておくべきこと
キッチンリフォームが始まる前にも、しておくべきことがいくつかあります。以下でその点を詳しく説明します。
近所への挨拶
キッチンリフォームの期間は、機械の音が聞こえる、業者の出入りが多くなるなどします。そのため、リフォームを始める前には、必ず近所へ挨拶を済ませておいてください。リフォームが始まってから近所の人から苦情があると、対処するのが大変です。
もしかすると、工事を一時的に中断させる必要が生じるかもしれません。工事をスムーズに進めるためにも、リフォーム後の生活を円満にするためにも、隣人にはきちんと説明しておくことをおすすめします。
リフォーム日程を確認する
リフォームが始まる前には、業者に頼んで工程表を出してもらうようにしてください。工程表には、水が出ない時間帯や電気が使用できない時間帯などが詳細に記載されています。
事前に時間帯を確認することで、不便を避けられるでしょう。工程表に細かく記載してもらうことで、業者との情報共有にもつながります。業者任せきりにするのではなく、自分でリフォーム状況を把握して予定を見直すなら円滑なリフォームを期待できます。
リフォーム中の注意点
キッチンリフォームが長いと、日常生活に不便が生じてきます。どのような点に注意してリフォームを進めていけば良いのでしょうか。5つの注意点を紹介します。
キッチンを使わない調理方法を考えておく
キッチンリフォーム期間中には、キッチンを使った調理ができません。とはいえ、外食やコンビニ、お惣菜が続くと費用が高くついてしまいます。
そのため、キッチンに立たずにできる調理方法をいくつか考えておきましょう。電子ケトルやオーブントースター、電子レンジ、カセットコンロ、ホットプレートなどの調理器具があると最低限の調理ができるはずです。リフォームが始まる前に、いくつかレシピを考えておきましょう。
洗い物を出さない
キッチンリフォーム中には、シンクが使えない期間もあるはずです。その期間中には、洗い物を出してしまわないよう外食やお惣菜を上手に活用してください。リフォーム日程を確認した上で、調理計画を立てるようにしましょう。
ライフラインが止まる時がある
キッチンリフォームの際には、一時的に水道や電気が使えなくなる期間があります。日頃から自宅でパソコン作業している方は、重要な作業中に停電になることを避けて計画的にパソコンを使うようにしてください。水道も断水時を避けて利用するようにしましょう。
防犯対策する
キッチンリフォーム期間中は、窓や玄関を開けっぱなしの状態にしていることが増え、業者の出入りも多くなります。貴重品を目の届くところに置くか、常に持ち歩くようにしてください。また、現場に長く留まることで防犯上の安心感をアップさせてください。
ペットのストレスを考える
ペットは人間よりもデリケートな生き物です。できるだけペットにストレスを与えないようにする方法を事前に考えておきましょう。ペットが現場を動き回るなど、リフォームに影響があると予想される場合は、ペットホテルを利用する方法もあります。
まとめ
どれだけの規模のキッチンをリフォームするかによって、日数は変わってきます。キッチン入れ替えリフォームの場合は、キッチンの解体と搬入のみになるため、大体2日ほどで完了します。
しかし、壁側にあるキッチンをアイランドキッチンするレイアウト交換リフォームの場合は、1週間〜1か月ほどの期間が必要です。工期に土日を挟まずに予定を組むことや天候の良い時期にリフォームすることで、工期を短縮することを目指しましょう。