水のコラム

トイレタンクの水漏れ原因と対処法!自分で直せるかどうかの判断基準

2022年10月24日  トイレ

自宅のトイレタンクから水漏れが発生して困ったことはありませんか?トイレでは、トイレの底やレバーハンドルなど、水漏れが発生する可能性が高い場所が数多く存在します。そのため、トイレタンクも同様に、水漏れを発見したら早めに対応を取る必要があります。

しかし、トイレタンクの水漏れの原因や直し方について知らない人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、トイレタンクの水漏れ原因と対処法を自分で直せるかどうかの判断基準も合わせて解説します。

トイレタンクの水漏れ原因

トイレタンクから水漏れトラブルには、いくつかの原因が考えられます。また、トイレタンクの内部で水漏れが発生しているケースとトイレタンクの外側で水漏れが発生しているケースの2つのパターンがあります。

では、主にトイレタンクの内部と外側では、どのような水漏れが起きやすいのでしょうか?ここでは、トイレタンクの水漏れ原因について解説します。

トイレタンクの内部で水漏れが発生している原因

トイレタンクの内部で水漏れが発生している場合は、主に原因は3つ考えられます。まず、オーバーフロー管の破損です。オーバーフロー管とは、水がトイレタンクから溢れないように調整しているパーツです。

このトイレタンク内の水をコントロールしているオーバーフローが破損することで、水漏れが発生してしまいます。この場合は、新品のオーバーフロー管に交換する必要があります。

チェーンやゴムフロートの破損もトイレタンク内で水漏れが発生する原因になります。ゴムフロートは、トイレタンク内のフタになります。ゴムフロートはゴム製であるため、経年劣化によって消耗してしまいます。

また、チェーンも同時に劣化するパーツになるのでこの場合は、同時に2つのパーツを交換することになります。

さらに、パッキンの劣化やボールタップの不具合でも水漏れが発生します。パッキンは、接続部分などに取り付けられているパーツで、ボールタップは、トイレタンク内の水位を調整する役割を果たしているパーツです。

この場合も、各パーツを新品のパーツに交換することで修理できます。

トイレタンクの外側で水漏れが発生している原因

トイレタンクの外側で水漏れが発生している場合は、その原因の一つにレバーハンドルの老朽化が原因であるケースが考えられます。常に水が漏れている場合や水を流す度に水漏れが発生している場合があります。

また、レバーハンドルから水漏れが発生している場合は、レバーハンドル自体の故障ではなく、トイレタンク内部のオーバーフロー管の破損で水漏れを引き起こしているケースも考えられるので、トイレタンクの内部も同時に確認してみましょう。

また、トイレタンク本体の底から水漏れが発生しているケースがあります。これは、接続穴に取り付けられているパッキンの劣化が原因であると考えられるため、新品のパッキンに交換する必要があります。

さらに、給水管の接続部分にも注目してみましょう。給水管の接続部分から水漏れが発生している場合は、ナットの緩みやパッキンの劣化が考えられます。この場合は、ナットの締め直しやパッキンの交換が必要になります。

トイレタンクの水漏れ対処法

トイレタンクの水漏れの対処法について押さえておきましょう。対処法をマスターしておくことで、突然の水漏れトラブルにもスムーズに対応できるようになります。

しかし、水漏れの対処法は、水漏れが発生している場所や原因によって異なるため、各場所に適した方法で行うように心がけましょう。ここでは、トイレタンクの水漏れ対処法について解説します。

オーバーフロー管が破損している場合

オーバーフロー管が破損している場合は、新品のオーバーフロー管を準備しましょう。まず、トイレの止水栓を閉めて、レバーハンドルをひねり、トイレタンク内の水を全て抜きます。

次に、給水管を取り外し、ナットで固定されているトイレタンクを取り外します。トイレタンクを取り外したら、トイレタンクの底を確認して古いオーバーフロー管を取り出します。

ここで、新品のオーバーフロー管に交換し、元の順番とは逆の手順で組み立て直したら作業完了です。

ゴムフロートが劣化している場合

ゴムフロートやチェーンが劣化している場合も、新品のゴムフロートを用意しておきましょう。まず、止水栓を閉めて、レバーハンドルをひねり、トイレタンク内の水を全て抜いておきます。

その後、レバーハンドルとオーバーフロー管の2箇所に固定されている古いゴムフロートを取り外し、新品のゴムフロートを取り付けます。

レバーハンドルをひねった際にゴムフロートが作動するように、チェーンの長さを調節します。最後に、これまでと逆の順番で組み立て直して作業完了です。

ボールタップが作動していない場合

ボールタップが作動していない場合は、パッキンも含めて新品のパーツに交換する必要があります。まず、止水栓を閉めて、トイレタンク内の全ての水を抜き、給水管も取り外しましょう。

給水管を取り外す際は、配管の内部にもしかしたら残留水があるため、タオルや雑巾を添えながら作業するのがおすすめです。

次に、ボールタップを固定しているナットを取り外し、新品のボールタップとパッキンに交換します。最後に、これまでとは逆の順番で組み立てていけば作業完了です。

レバーハンドルから水漏れが発生している場合

レバーハンドルから水漏れが発生している場合は、レバーハンドルのパッキンを交換しましょう。まず、止水栓を閉めて、トイレタンク内の水を抜き、レバーハンドルのチェーンを取り外します。

レバーハンドルのパッキン交換は、固定ナットを緩めることで交換できます。最後に、これまでの手順とは逆の順番で組み立て直せば作業完了です。

トイレタンクの底から水漏れが発生している場合

トイレタンクの底から水漏れが発生している場合は、トイレタンク底のパッキンを交換する必要があります。まず、止水栓を閉めて、トイレタンク内の水を全て抜きます。

その後、トイレタンクから給水管を取り外し、トイレタンクとトイレ本体を固定しているナットを緩めて取り外します。ナットを取り外せばトイレタンクが持ち上げられるので、ここで底のパッキンを新品のものに交換します。

最後に、元の順番とは逆の手順で組み立て直せば作業完了です。

給水管から水漏れが発生している場合

給水管から水漏れが発生している場合は、ナットの緩みを確認し、必要に応じて中のパッキンを新品のものに交換しましょう。

止水栓を閉めておくのは変わりませんが、この場合は、トイレタンク内の水を抜かなくても作業できます。パッキンは、ナットの接続部分に取り付けられています。最後に元に戻す際には、必ずナットをしっかり締めておきましょう。

水漏れを自分で直せるかどうかの判断基準

水漏れは、自分で直せるものなのか迷ってしまいますよね。しかし、迷っていると水漏れは進行するばかりなので、なるべく早い判断が必要です。

水漏れを自分で直せるかどうかの判断基準は、主にトイレの各パーツの交換だけで修理できる時や水漏れが自力で確認できる時、自動洗浄機能などがついていないトイレである場合などです。

複雑な構造のトイレや自分で直す自信がない場合は、無理に作業をせずに業者に修理を依頼しましょう。

修理業者を選ぶ際のコツ

修理業者を選ぶコツは、スピード感のある対応力と夜間にも対応している業者を優先して選ぶことです。トイレの水漏れトラブルは、どのタイミングで発生するかわかりません。

そのため、夜間や早朝など時間を問わず対応してくれる業者であれば安心です。水漏れは、放置しておくと水道料金が上がってしまうことや床や壁への浸水なども考えられるため、スピーディーに対応してくれる業者であれば、二次被害を最小限に抑えられます。

まとめ

この記事では、トイレタンクの水漏れ原因と対処法を自分で直せるかどうかの判断基準も合わせて解説しました。トイレタンクの水漏れは、様々な部分で発生する可能性があるので、水漏れが確認できた際には、隅々まで原因をチェックしましょう。

また、いつでも頼れる業者を依頼できるように、依頼先を事前に決めておくのもポイントです。こうすることで、自力での修理が困難な場合でも、すぐに修理を依頼できるようになります。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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