水のコラム

換気扇を交換する際に気を付けたいポイントを解説!

2022年10月26日  お風呂

お風呂場の換気扇の調子が悪い時、検討するのが換気扇の交換です。しかし、換気扇の交換にかかる費用や手順などがわからず、困っている人も多いのではないでしょうか?

換気扇の交換は、使用年数や故障した際の状態を目安に考えるのがポイントです。では、具体的にどのように換気扇を交換すれば良いのでしょうか?そこで今回は、換気扇を交換する際に気を付けたいポイントを解説します。

お風呂の換気扇を交換する目安は?

一般的にお風呂の換気扇の耐用年数は、約10年から15年とされています。換気扇は電力によってファンが回転しているため、耐用年数を迎えるとファンやモーターが劣化していきます。使用上問題なく換気扇が回っていた場合でも、10年を境にメンテナンスが必要です。

また、耐用年数を迎えて異常が見た目や音で判断できる場合は、早めのメンテナンスが大切です。通常より回転する音が大きい時や風量が弱くうまく換気されない時、電源を入れても動かない時などが判断基準になります。

これらの異常は、換気扇についているホコリや水アカ、湿気などが原因である可能性が高いことがほとんどです。軽度な汚れの場合は、自力で掃除するだけで対処できる場合もあるので早めに対応しましょう。

汚れではなく、モーターなどの電気系統に故障の原因がある場合は、自力で対処するのは困難です。修理・交換には専門の資格や知識が必要なため、修理業者にメンテナンスを依頼して対処してもらうのがおすすめです。

お風呂の換気扇交換には電気工事の資格が必要

お風呂の換気扇は、軽度な汚れであれば自力で対処できますが、換気扇本体の交換の場合は、必ず専門の修理業者に対応してもらいましょう。

換気扇本体の交換には、電気配線を始めとした電気工事をするケースもあります。これを自力で対処すると、漏電や感電、ショートなどのトラブルが発生する可能性があります。

そのため、お風呂の換気扇を交換するには資格が必要であり、必ず電気工事士の資格所有者が対応する必要があるので注意です。

この電気工事士の資格を保有している業者に換気扇の交換を依頼する際も、浴室乾燥機の施工経験のある業者や工事の当日に電気工事士に依頼できる業者を選ぶなど、必ず対応するスピード感や実績を参考にして業者を選択するのがポイントです。

お風呂の換気扇を交換する前に知っておきたい知識

お風呂の換気扇を交換する際には、その交換前に知っておきたい知識がいくつかあります。それは、お風呂の換気扇の種類やその機能性についてです。このポイントを押さえておくことで、交換後も快適に換気扇を使用できます。

では、どのような種類や機能があるのでしょうか?ここでは、お風呂の換気扇を交換する前に知っておきたい知識について解説します。

プロペラ型(直接排出式)

プロペラ型(直接排出式)の換気扇は、在来工法の浴室でよく設置されている形状で、扇風機の羽根のようなファンが特徴です。屋外に面している壁に取り付けるため、直接外に換気できることから、換気の効果が高いのが特徴です。

しかし、外の風の影響も受けやすいため、天気の急変や高層住宅にはあまり向いていません。プロペラ型(直接排出式)は、その形状からお手入れがしやすく風量も強いのが特徴ですが、換気以外の性能はないため、衣類乾燥などをしない家庭におすすめできる換気扇です。

シロッコ型(ダクト排出式)

シロッコ型(ダクト排出式)の換気扇は、天井に取り付けてダクトから排気するのが特徴です。そのため、外気の影響を受けることなく風量も安定しているため、高層住宅やユニットバスなどの家庭で設置されているケースがほとんどになります。

暖房や乾燥など機能面にも優れているため、多機能な換気扇を利用したい場合は、シロッコ型(ダクト排出式)の換気扇がおすすめです。

衣類乾燥機能

雨の日や湿気が多い日、雨量が多い地域で活躍するのが、室内干しが簡単にできる乾燥機能付きの換気扇です。この乾燥機機能付きの換気扇は、天候だけではなく花粉や臭いが気になる人でも安心して活用できます。

また、衣類乾燥機能は、洗濯して乾燥させる時の生乾きの臭いが気になる人にもおすすめできる機能です。

送風機能

送風機能は、エアコンの冷房とは異なり、部屋を冷やしすぎることがないので、快適な室内温度を保つことができます。夏場の暑い時期の入浴でも、送風機能を活用して風を送り込むことでのぼせず入浴できます。

暖房機能

暖房機能は、寒い時期に事前に浴室を暖めておくことで入浴前の寒さによる不快感を軽減してくれます。

冬場になると、急激な寒暖の差により心筋梗塞や脳出血などの血圧の変化に伴う事故が多発しやすいため、高齢者や血圧が高い人に向けたヒートショック対策としても有効です。また、寒さに弱い体質でも、事前に暖めておくことで体調を崩さず安心です。

タイマー機能

タイマー機能は、帰宅時間や入浴時間に合わせて換気扇を作動させる機能です。乾燥機能や換気機能を任意の時間に設定できるため、節電効果も高く経済的です。

また、プロペラ型・シロッコ型どちらのタイプでもタイマー機能が備わっていることも多いため、気軽に導入しやすいのもポイントです。

お風呂の換気扇交換を業者へ依頼するときに気を付けたいポイント

お風呂の換気扇交換を業者へ依頼するときに気を付けたいポイントはいくつかありますが、その中でも費用について把握しておくことが大切です。

換気扇の交換にかかる費用は、換気扇の状態にもよります。複雑な工事を必要とせず、換気扇本体のみの交換であれば約5万円、スイッチやファン、モーターなどの部分的な交換は約3万円が費用相場です。

ただし、注意したいのが工事費のほかにも部品代や出張費がかかるという点です。これを踏まえて換気扇の交換を検討した場合、換気扇本体を交換する費用と部分的な修理で発生する費用には、その差はあまりありません。

部分的に修理する場合でも、換気扇の耐用年数が近づいてきている場合は、思い切って換気扇本体を交換してしまうのも有効な手段です。

しかし、これまでの換気扇はサイズが異なる換気扇に交換する場合や配線工事が必要な場合、電源やダクトの修理も行う場合などは施工費用が高額になる可能性があります。大掛かりな作業になると、約30万円から40万円の施工費用がかかってしまうこともあるため注意しましょう。

従来の換気扇ではなく、多機能で真新しい換気扇に交換する場合は、工事費用を概算で算出するのは難しい傾向にあります。そのため、リフォーム会社に事前に現地調査してもらい、その上で見積もりを作ってもらうのがおすすめです。

まとめ

この記事では、換気扇を交換する際に気を付けたいポイントを解説しました。換気扇におけるトラブルは、日頃のお手入れによって解消できる場合があります。こまめな掃除を心がけ、清潔な状態を維持しましょう。

また、換気扇を交換する際は、自宅の浴室のサイズや用途に合わせて、それに見合ったスペックの換気扇を選ぶのがポイントです。家族の人数などに応じて必要な機能を厳選すれば、それだけ節電効果も生まれます。

自宅の浴室の換気扇が快適に使用できるように、交換する際は費用面と機能面の両方を踏まえて交換を検討するようにしましょう。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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