水のコラム

給湯器が故障した!修理すべき?それとも交換すべき?

2022年10月28日  お風呂

使用している給湯器で不具合は生じていないでしょうか。

不具合が気になっている場合、その給湯器は交換すべきなのか修理で問題ないのかどちらが適切でしょうか。

そこで今回は給湯器の修理をした方が良いケース、交換をした方が良いケース、修理するメリットとデメリット、交換するメリットとデメリットについて解説します。ご自宅の給湯器がどのパターンに当てはまるか参考にしてみてください。

修理したほうがよいケース

給湯器の調子が悪くなったときに交換ではなく修理を検討した方が良い場合があります。ここでは給湯器の修理をした方が良い場合について解説します。

メーカーの保証期間内である場合

基本的には購入から数年間はメーカー保証がついています。もしもメーカー保証の期間内であれば、交換ではなくメーカーに修理を依頼することをおすすめします。

メーカー保証期間内であれば修理は無料もしくは格安で行ってくれます。場合によっては修理が不可能で交換が必要となることもあるでしょう。しかし、その場合であっても基本的には無償で交換してもらえますので安心です。

給湯器は結構頻繁に使用する家電製品です。定期的なメンテナンスとしてもとても重要になりますので、メーカーの保証期間内であれば特に躊躇せずに積極的に依頼するようにしましょう。

もちろん、意図的に故障させた場合や故障の原因によっては保証が受けられない場合があることを抑えておきましょう。

メーカーの修理対応期間内である場合

メーカーの保証期間のほか、メーカーの修理対応期間という期間も設けられています。保証期間は切れているため有償にはなりますが、給湯器であれば7年間ほどであれば修理が可能となっていることが多いようです。

メーカーの保証期間や修理可能期間はメーカーによって異なる場合があります。詳しくは使用している給湯器のメーカーに確認するようにしましょう。

交換したほうがよいケース

一方で給湯器の修理ではなく交換の方が良い場合もあります。ここでは給湯器の交換を検討すべきケースについて解説します。

使用期間がおおむね8年以上の場合

給湯器の耐用年数はおよそ8~10年と言われています。耐用年数を過ぎて不具合が生じた場合には寿命ですので無理に修理するのではなく交換してしまうことをおすすめします。

具体的には、給湯器からの異音、お風呂のお湯がぬるい、排水口が黒くすすけている、給湯温度が安定しない、お風呂の追い炊き機能が使えないなどです。8年目以降に以上の症状が出た場合に交換を検討しましょう。

この場合にはたとえ修理が可能であっても修理後すぐに別の問題が生じる可能性が高くなります。さらに、部品の交換でメーカーでの部品製造が終了しており、修理ができないというケースもよくあります。

わざわざお金を払って修理するよりも、新型の機種に交換してしまうほうがメリットは大きいので交換をおすすめします。給湯器が故障した状態で使用を継続すると一酸化炭素中毒を引き起こす危険性が高まります。非常に危険ですので早急に対応するようにしましょう。

修理するメリットとデメリット

では給湯器を交換ではなく修理することのメリットとデメリットはどのようなことがあるのでしょうか。ここでは給湯器を修理するメリットとデメリットをご紹介します。

修理するメリット

給湯器を修理することのメリットは以下の2点が挙げられます。

まずはメーカーの保証期間内の故障であれば先述した通り基本的に無償での修理となります。保証期間内にメーカーへの修理依頼をしないことのメリットはありませんので、すぐにメーカーに修理依頼をするようにしましょう。

故障した状態で使用を続けることは危険ですし、万が一交換が必要となっても基本的に無償で交換が可能です。

そして、保証期間外であっても使用開始から8年以内の場合には交換するよりも安く済ませることができます。給湯器の寿命による故障の可能性は低く、修理のみでその後も十分使用を続けることができるでしょう。

修理するデメリット

給湯器を修理することのデメリットもありますのでおさえておきましょう。

まずは修理では完全に直せない可能性もあります。修理のしようがない場合には交換をすることになります。また、修理を依頼して自宅に来てもらい結局直せなかったとしても、出張料金などの作業料以外の費用は請求されてしまいます。

そして修理後にも他の箇所が故障する場合があります。特に8年以上使用している場合には寿命が近づいているため修理をしてもすぐに他の場所が故障してしまう可能性が高くなります。

修理回数が多いと結局費用がかさんでしまっているということもデメリットとして挙げられます。1回あたりの修理費用は交換するよりも安くなります。しかし、何度か故障して修理を重ねるとそれらの修理費用を考えたときに交換した方がお得だったなんてこともあります。修理費用については長期的に考えることが大切です。

そして最新モデルに比べてエネルギー効率が悪いという点もあります。安く修理出来て使用できるようになったとしても、最新モデルと比べるとエネルギー効率は悪いままです。今後も長期的に使用を続けることを考えると、実は交換した方がガス代電気代を大きく抑えられることもあります。

交換するメリットとデメリット

では、給湯器を交換してしまうことのメリットとデメリットもご紹介します。

交換するメリット

まずはなんと言っても新品のモデルに変更できることです。数年前の給湯器に比べて最新機能が搭載されており、とても快適に利用できるようになっています。具体的には保温機能、水圧アップ機能、クリーン機能など各社が研究を重ね続けた成果が出ている製品がたくさん誕生しています。

エコ給湯機に変更するとガス代の節約になることもメリットです。近年ではエコ給湯機が増えてきており、通常の給湯器に比べて少し高くなりますが、長期的に見ると経済的な製品だといえます。

そしてすぐに修理をする必要がないことも挙げられます。修理を続けているとまた別の箇所が故障する恐れがありますが、一度交換してしまえば数年間は故障せず使用できます。快適に安心して使用できることは大きなメリットです。

購入時に商品の保証期間を別途有償で延長できる点も挙げられます。それぞれの製品でメーカー保証期間が定められていますが、保険のような形で課金して保証期間を延長することも可能です。今後故障してしまった場合に無償もしくは格安で修理可能となるため安心ですよね。

交換するデメリット

一方で交換するデメリットもあるため確認しておきましょう。

まずは初期費用がかさんでしまうことです。給湯器の種類にもよりますが本体価格はおよそ20~35万、設置費用が5万円ほどになります。交換するメリットは沢山ありますが、一定の費用を準備しておく必要があることを覚えておきましょう。

そして7年以内の給湯器の場合、割に合わないことも挙げられます。先述の通り、給湯器の耐用年数は8~10年です。そのためあまり使用していない状態で交換することになれば、再び高い費用を払うこととなってしまいます。修理できる状態で頻繁に交換することはおすすめできません。

まとめ

今回は給湯器を修理すべきケース、交換すべきケース、修理するメリットとデメリット、交換するメリットとデメリットについて解説してきました。給湯器が故障したとしてもそれぞれの状況によって交換と修理でどちらが適切か異なりました。

保証期間内かどうかや使用年数によってお得に修理や交換ができますので、給湯器の不調に悩んでいる方は今回のメリットとデメリットなどを参考に対処するようにしましょう。快適に給湯器が利用できる環境を整えてください!

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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