水のコラム

水道(蛇口)から水漏れ!行うべき応急処置から対処法までを解説

2022年10月30日  水回り

蛇口から水がポタポタ漏れ出ている経験はありませんか?軽度な漏水はパッキンを取替えることで解消されるのではと思いますが、近年の蛇口は複雑な機能が付いていて修理が用意ではない場合があります。

正しい対処法や、業者に依頼してもらうには費用がどの程度かかるのか気になりますよね。水漏れの程度によって対応の仕方は違ってきますが、今は急なトラブルにも24時間365日対応の業者もいるので安心です。

本記事では、水道から漏水したときの応急処置と原因、対処法と漏水を放置したときのリスクについて解説します。

水道から水漏れしたときの応急処置

水道の蛇口はトイレ・洗面所・洗濯機・お風呂・キッチンなどにあります。どこも日々の生活に欠かせない水回りですよね。水道から水が漏れ出ているのを発見したら、どのように対処すればよいのでしょうか。

蛇口から漏水が発生したときは、まず蛇口手前にある「止水栓」を閉めます。ひとまず水の流れを止めて、落ち着いて状況を確認しましょう。自力で直せそうな修理なのか、業者に頼まなければいけないものかを判断してください。

洗濯機周りは、漏水が一番多い場所です。漏水を防ぐのは難しいですが、日々の生活で意識することで、重度な漏水になるのを予防できます。漏水に気が付くためにも日々のメンテナンスを欠かさないようにしましょう。

漏水の原因にもなるパッキンの摩擦は、レバーハンドルを強く締めすぎないことを心がけるだけでも違ってきます。

水道から水漏れ!原因を特定しよう

蛇口は、さまざまなパーツから成り立っています。漏水が起きた場合、どこかのパーツでトラブルが起こっている可能性が高いです。

漏水が起きている蛇口は、使用し始めて何年経過しているものでしょうか。時間が経過している蛇口は経年劣化が進んでいるかもしれません。

また蛇口から漏水が起きやすい場所は、吐水口・ハンドルの根本・蛇口取り付け部分・シングルレバー混合水栓のパーツです。劣化や故障、水垢などの汚れが原因となります。

蛇口の種類はシングルレバー混合栓・サーモスタット混合栓・ツーハンドル混合栓・単水栓で、使用する場所によって蛇口のタイプが異なります。

シングルレバー混合栓は、一つのレバーで水温・水量を調節できる蛇口です。この蛇口の水漏れは「カートリッジ」という部品の劣化・故障よるものが考えられます。

サーモスタット混合栓は温度を一度設定するだけで安定した温度のお湯が出てくる蛇口です。サーモスタット混合栓での漏水は「開閉カートリッジ」が劣化・故障している可能性があります。

ツーハンドル混合栓はお湯・水が出る量をそれぞれのハンドルを使って調節する蛇口タイプです。古い住宅でよく使われています。この蛇口タイプの漏水はコマとスピンドルという部品の劣化・故障が原因であることが多いです。

単水栓は、洗濯機の給水などに使われる蛇口です。この蛇口もコマの劣化・故障よる漏水が考えられます。コマは水が通る部分を塞ぐ役割があります。このように、蛇口タイプによって劣化・故障の部品は違ってきます。

家族構成や使用頻度にもよりますが、蛇口の寿命は10年とされています。それに近い年数が経っているのであれば、部品を交換するよりも蛇口全体を交換する方が良いでしょう。なお、水漏れの原因が自分では特定できない場合もあります。

そのようなときは、水道業者など水回りのプロに修理を依頼することをおすすめします。水回りのプロは、経験豊富なのですぐに対応してくれます。業者を見つけられない場合は、地域の水道局に連絡して紹介してもらうことも可能です。

蛇口の修理は、正しい工具と部品を素人が揃えるにはなかなか大変です。修理に失敗すると、被害が拡大することにもなりかねません。費用は掛かりますが、専門知識のあるプロに依頼した方が安心です。

原因を特定できた場合の対処方法

漏水の原因はほとんどの場、パーツの「経年劣化」です。漏水が発生している箇所がわかれば、どのパーツを取り換えたらよいのかの判断ができます。交換部品を揃え、モンキーレンチ・ピンセット・水栓レンチ・ドライバーなど必要な工具を用意します。

修理作業を始める前には、必ず水栓の元栓を閉めます。元栓を閉めることで、作業中に水が出るのを防ぎます。漏水箇所別で、考えられる原因は次の通りです。

・パイプの先から水漏れする場合:コマパッキン(ケレップ)の損傷
・ハンドルの根本から水漏れをする場合: ハンドルの三角パッキンの損傷
・パイプの根本から水漏れする場合:パイプのUパッキンの損傷
・蛇口と取付口の間から水漏れする場合:シールテープの劣化
・パイプの先から水漏れする場合(シングルレバー混合水栓):カートリッジの交換

洗濯機の蛇口周りからの漏水の場合は、ナットのゆるみやパッキンの劣化が原因である場合が多いです。モンキーレンチで締め直すか、パッキンを交換しましょう。

洗濯機は大量に水を使用するため、漏水トラブルが発生した場合、被害が大きくなりやすい傾向があります。特に集合住宅の場合、階下の部屋まで被害が及ぶので迅速な対応が必要です。

水道の漏水は、自力で修理して失敗すると漏水が悪化し、交換費用がより高くなるリスクがあります。さらに、小さな部品を紛失する恐れもあります。修理する自信がない場合は、始めから業者に依頼した方が賢明です。

水漏れを放置した場合のリスク

続いて漏水を放置した場合のリスクについて確認しましょう。漏水を放置すると、次のようなリスクがあります。

・水道の使用量が増えて水道料金が増加する。

・カビが発生する。(悪臭・腐食などの原因になる)
・家の中が高温多湿になる。(熱中症のリスクが高まる)
・家電製品に悪影響を与える。

・集合住宅では損害賠償請求に発展することもある。(家電の弁償を求められることがある)

まず、漏水を放置すると水道料金がかさみます。水道料金が増えて、初めて水漏れに気が付くケースもあります。また漏水によって湿気が発生し、カビが発生しやすくなってしまいます。悪臭の原因やアレルギーのもとになり、健康被害も出るため注意です。

水漏れによって湿度が高くなると、熱中症の確率も高くなります。夏場は特に気を付けたいです。洗濯機など家電製品は水に弱いため、水漏れの被害を受けると故障の原因にもなります。

さらにパソコンなどの精密機器は湿気に弱く、高温多湿の環境下に置いていると故障して漏電の原因になってしまうこともあるので注意しましょう。

そしてマンションなど集合住宅に住んでいる場合には、近隣の部屋にまで水漏れの被害が及ぶ恐れがあります。そうなると損害賠償を請求されることもあります。漏水を見つけたら、あらゆるリスクを考えて早めに業者に点検・修理を依頼しましょう。

24時間365日対応の業者もあります。漏水が夜間や休日に発生した場合は、そのような業者を探しましょう。水道修理の場合、賃貸物件だと修理代は管理会社か大家さんに請求されると思われがちですが、電球などと同じく消耗品と判断される場合もあります。

まとめ

蛇口から発生する漏水は少量でも、放置すれば大きなリスクが生まれてしまうでしょう。軽度な漏水は、パッキンなどのパーツを取り換えるだけで簡単に収まる場合もあります。しかし、重度な漏水は知識と専用工具が必要になります。

小さな水漏れが大きく被害を広げてしまうこともあります。重度な漏水は業者に修理を依頼しましょう。費用がかかりますが部品の交換だけで済むか、蛇口本体を交換すべきか判断してくれます。

知識や技術、豊富な経験を持っている業者に依頼すれば、安心して修理を任せられるのではないでしょうか。古いタイプの蛇口であればこの機会に最新タイプの蛇口に交換し、快適に過ごしましょう。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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