水のコラム

排水栓がつまったらどうする?掃除方法や予防方法を紹介

2022年11月03日  水回り

多くの方は、洗面所を利用した際に、水が流れにくくなったという経験をしたことがあるのではないでしょうか。突然、排水栓がつまってしまうと非常に困ってしまうものです。

この記事では、排水トラブルが生じた場合の対処法や普段からできる予防策を紹介します。ぜひ役立ててください。

排水栓には3種類ある

排水栓は水を止める機能を持っていますが、形状はさまざまです。主に使われている排水栓を紹介します。

ポップアップ式排水栓
ポップアップ式排水栓とは、蛇口の側面に付いているレバーを動かして排水栓の蓋を開け閉めできる排水栓です。直接、排水溝に触れないで済むため、非常に衛生的だといえるでしょう。

蓋の下には、網目状になった受け皿があって、髪の毛やゴミをキャッチしてくれます。

ワンプッシュ式排水栓
ワンプッシュ排水栓は、押しボタンタイプの排水栓です。ポップアップ式排水栓と同様、ボタンを押すだけで水を溜めたり流したりできるので、手を汚さずに簡単に使えます。

ゴム栓式排水栓のようにボールチェーンもないため、すっきりした外観を保てるでしょう。

ゴム栓式排水栓
ゴム栓式排水栓は、チェーン付きの黒いゴムで蓋をする排水栓です。排水口部分が広く、排水が早い一方、何か落としてしまった場合はつまらせてしまうこともあるでしょう。水を溜める際には、ゴム栓やチェーンに触れる必要があります。

排水栓別の排水トラブル

上記で考えたように排水栓には、さまざまなタイプがあります。排水トラブルも排水栓の種類によって異なってくるでしょう。以下では、排水トラブルの対処方法を詳しく紹介します。

排水栓が動かない
ポップアップ式排水栓を使用している場合、排水栓の動きが悪くなることがあります。その場合は、ワイヤーヘッドが外れているのかもしれません。

ワイヤーヘッドは排水栓レバーと繋がっているため、トラブルに直接影響を及ぼします。排水栓の動きが悪い時には、洗面台の下を開けてワイヤーヘッドが接続されているかチェックしてください。ワイヤーヘッドが外れている時には、元の軸部分に戻してしっかりと差し込みましょう。

排水栓を閉じた時に斜めになる
ポップアップ式排水栓を閉じた時に排水栓が斜めになると、水が溜まりにくくなるでしょう。

この場合、排水栓が正しく設置できていない可能性があります。排水栓を引き抜いて、真っ直ぐになるように入れ直してみましょう。

蛇口から水漏れする
ワンプッシュ式排水栓でよく起こるトラブルのひとつが蛇口からの水漏れです。パッキンの中にあるゴムが劣化すると、水漏れを起こしてしまいます。古いパッキンを新しいものに交換して水漏れを解消してください。

ワイヤーの破損
ポップアップ式排水栓のワイヤーが破損してしまう時には、ワイヤーを交換する必要があります。止水栓を閉めてから排水栓からワイヤーを外し、新しいワイヤーを取り付けてください。

最後に、問題なく動くか確かめて完了です。

ヒートンからの水漏れ
ゴム栓式排水栓を使用している場合、ボールチェーンとの繋ぎ目部分にある丸いヒュートンという金具から水漏れしている可能性があります。

自分で部品交換することもできますが、難しい場合はすぐに水道業者に依頼してください。

排水栓の掃除方法

排水栓のつまりを防ぐためには、普段からの掃除が欠かせません。以下で、3通りの掃除方法を紹介します。

ポップアップ式排水栓の掃除方法
ポップアップ式排水栓は、蓋の周りに汚れが溜まりやすいという特徴を持っています。掃除する時には、蓋を外して歯ブラシで汚れを擦り洗い流しましょう。

続いて、受け皿部分に溜まっている髪の毛やゴミを取り除きます。排水溝周りも意外に汚れているパーツです。スポンジや歯ブラシを使って磨きましょう。最後に水で全体を洗い流し、蓋を元に戻します。排水栓の中心にしっかりはまるように入れてください。

ワンプッシュ式排水栓の掃除方法
ワンプッシュ式排水栓を掃除する場合には、ボタンを押して排水栓を開いてください。次に、排水栓を真上に引き抜きます。ポップアップ式排水栓と同じように、排水栓の裏側を古い歯ブラシなどを使って磨いていきましょう。

パッキン部分の汚れもしっかり落としてください。排水溝の中に溜まっている髪の毛やゴミを綿棒などで取り除き、軽くスポンジでこすり洗いします。排水溝内部に水をかけて、汚れを洗い流してください。

排水溝の真ん中にあるシャフトという部品がスムーズに動くまで繰り返しましょう。排水ボタンを押してシャフトを上げ、排水栓をシャフトに真っ直ぐ入れると完了です。

ゴム栓式排水栓の掃除方法
ゴム栓式排水栓を掃除する際には、歯ブラシと中性洗剤を用意してください。黒いゴム栓部分は、ヌメリやすい部分なので、中性洗剤をつけて歯ブラシでこすり洗いしましょう。

落ちにくい汚れは、キッチンハイターを使うのもおすすめです。排水溝の中まで歯ブラシで磨き上げ、水で全体を洗い流して完了です。

自分で解決できない時は業者に依頼しよう

排水栓を掃除しても排水栓つまりが解決しなかったり、どの部品が故障しているか分からない場合は、水道業者に依頼してください。自分で作業を進めていくよりもスムーズに解決できるはずです。

以下で、依頼したい水道業者の特徴を3つ紹介します。

追加料金がかからない
水道業者の中には、提示した価格とは別に追加料金を要求するところもあります。極端に安い金額を提示している業者には注意しましょう。事前に追加料金がかからないか確認しておくことをおすすめします。

豊富な実績を持っている
水道業者のホームページを見ると、どんなスタッフが働いていてどのような工事に携わったかチェックできます。依頼したいトラブルと同じような例を見つけることもできるでしょう。経験がある業者ということが分かれば、安心してお任せできます。

対応が早い
依頼してからの対応が早いということもポイントです。到着するまで時間がかかったり、作業してほしい日に来れないと意味がありません。スピーディーに対応してくれる業者に依頼しましょう。

まとめ

排水栓は、タイプごとに構造が異なります。排水栓がつまった時は、使用しているタイプと何が原因でつまったか確かめることから始めましょう。ポップアップ式排水栓やワンプッシュ式排水栓は、手で直接触れることなく排水蓋を開け閉めできるタイプの排水栓です。

排水栓の動きが悪くなることや水漏れが生じるなどのトラブルが生じることがあるので注意してください。ゴム式排水栓は、チェーンが付いているゴムで蓋をするタイプの排水栓です。チェーンとの繋ぎ目部分から水漏れした場合、すぐに修理するようにしましょう。

多くの場合は、自分で解決できますが、原因がわからない時は速やかに水道業者に依頼するようにしてください。自分では発見できなかった水回りトラブルをすぐに見つけ出してくれるはずです。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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