水のコラム

フローリングの水漏れを放置すると継ぎ目から腐る?対処法や修理費を解説!

2023年03月22日  その他

水漏れトラブルや水を巻いてしまった場合、拭いただけで放置しておくと継ぎ目から腐ってしまい困っている人も多いのではないでしょうか。水に弱い木材で作られているため、吸収してしまったものは二次被害を起こすことがあります。

この記事では、放置してしまったらどのような状態になるのか、水漏れを起こしてしまった対処法などを解説していきます。

フローリングの水漏れを放置すると継ぎ目から腐る?

水漏れを放置しておいたら、床が腐ってきてしまったというトラブルは多数あります。実は、水に弱い木材を使用しているだけではなく、吸収もしやすい素材であるのです。

フローリングの継ぎ目から水を吸収し腐る
水を吸収しやすい木材であるため、放置しておくと継ぎ目から水を吸い込み1年〜3年ほどで腐敗してしまう恐れがあるのです。家を支えている基礎部分になっているときは、家全体に影響を及ぼすため注意してください。

湿ったフローリングはカビを発生させる
湿った場所にはカビが発生します。放置して水を吸収していることでカビが発生しやすい環境を自然につくりあげているのです。カビは人体にも影響を及ぼし、アトピーや喘息などを引き起こします。

水を吸った木材は湿気でシロアリ被害も!
シロアリの被害にも注意しておきたいものです。湿った木材は湿気を帯びシロアリのエサとなるため、どんどんシロアリが増えていきます。気がついたときには建て替えを検討しなくてはならない状態になるため、注意が必要です。

下の階にも水漏れ被害を及ぼす
集合住宅に住んでいる方は、下の階に被害を及ぼす危険性もあります。部屋の床は下の階の天井になっていることが多く、シミや水が垂れてきたなどのトラブルにも発展するのです。住みにくくなる場合もあるため注意しましょう。

フローリングが水浸しになったら継ぎ目を念入りに拭く

では、水浸しにしてしまった場合はどのような応急処置を施せばよいのでしょうか。悩んでいる方のために、ここから水浸しにしてしまったときの対処法を紹介します。はじめに、染み込みやすい継ぎ目を念入りに拭いていきましょう。

雑巾やタオルを多めに用意する
雑巾やタオルを多めに準備して表面と継ぎ目を念入りに拭いていきます。手の届く場所にバケツを置いておくと、すぐに捨てられるため便利です。吸い取りきれなくなったと感じたら、新しいタオルにすぐ交換しましょう。

新聞紙を敷いて水気を取る
ある程度水気がとれたら、新聞紙を敷いて水気を十分に吸収させます。水がしっかり吸収できるものなら新聞紙でなくても大丈夫ですが、そのまま捨てられる新聞紙は吸収力も抜群で、便利なアイテムです。

消毒用エタノールで細菌の繁殖を抑える
しっかり水気が吸収できたら、消毒用エタノールを全体に吹きかけて雑菌の繁殖を防ぎます。エタノールは残っていると、白く跡がついてしまうこともあるため、乾いたタオルや雑巾でしっかりと拭き取りましょう。

よく乾燥させる
そのあとは、風通しを良くしてよく乾燥させることが重要です。1日だけだと見た目は乾いたように見えますが、継ぎ目や表面がしっとりした感じになっています。晴れていれば窓を開け、何日か乾燥させることをくり返してください。

フローリングが継ぎ目から浸水している場合

1度浸水してしまった床は継ぎ目から、裏側へ入り込んでしまう場合もあります。そうなると、腐食したり変色したりすることも考えられます。また、表面がめくれてきたり波打ちしたりするリスクもあるのです。

水を吸ったフローリングは自然乾燥できない
応急処置を早急に施しても水を吸ってしまったものは、100%自然乾燥はできないのです。その多くは、継ぎ目から浸水し裏側まで水がいってしまうことが原因になっています。また、裏側の拭けない部分にも水が溜まるケースもあるので注意しましょう。

1番気を付けたいことは、継ぎ目からの浸水です。それが引き金になり大きな工事に発展する場合もあります。そのようになる前に対策法をいくつかご紹介していきます。

そのまま様子をみる
水漏れしてから30分以内に拭き取り乾燥させることをくり返した場合、表面や裏側、継ぎ目などが湿っている気配がなければ、そのまま様子をみることも可能です。放置せず、早急に対処した場合はしばらく様子をみましょう。

しかし、時間の経過と共にシミや黒ずみが出てくる場合があります。その場合は放置せず、補修することを検討してください。業者に相談すれば、その箇所のみ補修して貰えます。

気になる箇所だけを補修する
時間が経過して、シミや黒ずみがでてきた場合は、気になる箇所だけ補修してもらいましょう。しっとり感がない場合は、黒ずみを塗って補修することや浮きをボンドで止めるなどの簡単な作業で終わります。

時間と費用を抑えた形で気になる場所を補修してもらえるので、ぜひ検討してみてください。相談するとだいたいの見積を出してもらえるため、検討しやすいといえるでしょう。

床を張り替えて根本的な改善をする
触った感触が少しでもしっとりした感じになっている場合は、床の張替えをしなくてはなりません。放置しておくと家全体が危険にさらされる可能性もあるからです。床の張替えには、全面張替えと部分張替えが存在します。

水漏れで浸水した広さを業者の方に見てもらい、どちらにするか検討してみてもよいかもしれません。部分張り替えを検討したときは、対応してくれる業者を選ぶことが大切です。

フローリングの張り替えの費用相場

張替えを検討した場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。気になる部分だと思います。そこでここから、各工法による費用相場を紹介していきます。参考にしてみてください。

張り替え工法の費用
張替え工法の費用は、既存のものをすべて剥がしてから貼り直します。全面張替えをするため、料金も高額になります。相場は6畳で約120,000円ほどです。8畳なら約150,000円、10畳では200,000円ほどかかってしまいます。

そのほかにも工事費用や諸費用がかかりますが、業者によって異なりますので依頼するまえに見積りを出してもらいましょう。大規模で水漏れしてしまった場合は張替え工法をおすすめします。

重ね張り工法の費用
傷んでしまった上から施工していく方法です。汚れや傷など比較的軽症な状態に適しています。こちらの相場は6畳で100,000円ほどです。また8畳では約120,000円、10畳では約180,000円と張替えよりも多少安く済みます。

ただし重ね塗り工法は若干の段差ができるため、お子さんや高齢者の方には注意が必要です。分からない程度の段差ですが、つまずく可能性もあります。

フロアタイルの張替え費用
おしゃれに床を変えたいときは、フロアタイルの張替えがおすすめです。張替え相場は6畳で7万円ほどの相場になります。8畳では約85,000円で、10畳で約140,000円ほどです。1畳10,000円〜20,000円程度だと考えておきましょう。

クッションフロアの張替え費用
クッションフロアへの張替えもおすすめです。フローリングやタイルと比較しても安い金額で張替えができることもメリットのひとつになります。相場は6畳で約50,000円、8畳の場合は約64,000円程度で張替えができるのです。

まとめ

水漏れしてしまったものを放置しておくと、継ぎ目から浸水して腐食してしまいます。発見したらすぐに吸い取り、何度も乾燥させましょう。30分以内に対処ができて、表面がしっとりしていなければ様子をみましょう。

しっとり感を感じた場合は、補修や張替えを検討してみてください。そのまま放置するとシロアリ被害やカビを発生させる二次被害を及ぼします。また賃貸に住んでいる方は、下の階にも迷惑がかかります。

賃貸の場合は、大家さんか管理会社に相談してみましょう。提携している業者があるかもしれません。業者に依頼する場合は、現状を確認してもらい見積りをとりましょう。最もなプランや素材で補修することも選択肢のひとつです。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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