水のコラム

トイレの水位が低い?!原因と対処方を解説

2023年03月24日  トイレ

毎日の生活に欠かせないトイレ。何気なく使っているからこそ少しの変化でも気づきやすい場所でもあります。

トイレを使っている際、「便器の水が少ない気がする」「なんだか流れにくい」と感じるケースは少なくありません。

実は、トイレの水位が低いのはトイレのトラブルのひとつです。トラブルを放置するのは大変危険なので早急に対処をしましょう。

今回は、トイレの水位が低い時の原因と対処法について解説します。

トイレの水位が低いのはどのような原因があるのか

トイレの水位が低いと気づいたら、必ず原因を見つけましょう。トイレの水位が低い原因には、トイレの排水管がつまっていたり便器やタンク、部品が破損していたりする可能性があります。

下記で、トイレの水位が低いのはどのような原因があるのかを解説します。

異物や紙の詰まり
トイレットペーパーや便、異物がつまるのはトイレの水位が低くなる原因のひとつです。

トイレットペーパーは水に溶ける素材で作られていますが、一度に多量のトイレットペーパーを流すと排水管がつまります。

ティッシュペーパーや海外製品のトイレットペーパーを使っているケースもつまりの原因です。ティッシュペーパーの素材は水に溶けず、トイレに流すと水分を含み排水管を塞いでしまいます。

また、日本と海外では、水圧や排水管の作りやサイズなどが異なります。
海外製のトイレットペーパーはその土地にあった素材や成分を使用しているため、日本のトイレではつまりの原因になるので注意しましょう。

タンクの破損
タンク破損もトイレの水位が低い原因です。

タンクは、トイレを流す際に使う水を溜めておく場所です。しかし、タンク内の部品や浮き玉など部品がひとつでも破損していると、タンクに水が溜まりにくくなります。十分な水がタンクに溜まらないことと連動しトイレの水位低くなると考えられます。

トイレは、毎日複数回にわたって使用されることから、劣化も早いです。
また、水に強い素材とはいえ常に水に触れている箇所であるため、「劣化しやすいもの」であることを念頭に置いておきましょう。

便器の破損
便器の破損している場合も水位が低い原因のひとつです。便器の素材には陶器が使われています、衝撃や経年劣化によってヒビや割れといったトラブルが発生しやすいです。

便器が破損していると水漏れが起こるので水が溜まりにくくなり、トイレの水位が下がります。破損箇所を見つけた当初は小さな破損部分であっても、使用し続けると割れてしまったり水が溢れたりする可能性があります。

また、怪我をする恐れもあるので使用し続けるのは避けましょう。便器の破損を発見した場合は、できるだけ早めの取り替えがおすすめです。

トイレの水位が低いときの対処方法

「トイレの水位が低いけど流れるから」と言って放置すると水漏れや排水管の破損などの危険性があります。

万が一水漏れが起こった場合、トイレ以外の部屋や集合住宅の場合は近隣の方への被害が出る恐れがあります。

トイレの水位が低いと気づいたら以下の対処法で、水位が改善されるかどうかの確認をしましょう。

ラバーカップを使う
トイレットペーパーや便のつまりには、ラバーカップの使用がおすすめです。

ラバーカップの形状は様々で、自宅で使用している便器に合うラバーカップを用意しましょう。用意したラバーカップを、排水口にしっかりと押し当てます。排水口とラバーカップの間に隙間ができないように押し当ててください。
排水溝に密着させたラバーカップを押したり引いたりしてつまりが改善されるかの確認をしましょう。

パイプクリーナーを使う
パイプクリーナーを使うことも、トイレのつまりを改善する方法です。

トイレのつまりには、通常のパイプクリーナーではなく、「真空式パイプクリーナー」を使いましょう。一回の使用でつまりの改善が期待できるのが真空式パイプクリーナーの特徴です。

真空式パイプクリーナーの使用方法はラバーカップと同じ方法です。排水口部分に真空式パイプクリーナーを入れ、押し込みます。しっかりと押し込んだことを確認し、真空式パイプクリーナーを引っ張ります。

真空式パイプクリーナーの使用後は、水を流すのを忘れないようにしましょう。

手で異物を探す
ラバーカップやパイプクリーナーを使っても異物が取れない場合は、手で異物を探しましょう。異物が引っかかっていて、道具の力では取り出せなかったというケースも少なくありません。

また、道具を使って異物が出てこなかったからと言って「異物がない」と判断するのもやめましょう。手を入れて初めて異物の形状がわかる場合もあります。

抵抗のある方も多いですが、トイレのつまりをそのままにしておくのは危険なので、自分の手で異物を探すことも検討してみてください。

トイレの水位が下がらないために気を付けること

トイレは毎日使用するので、経年劣化やつまりなどを避けては通れません。気をつけていても、なんらかのトラブルや不具合が出てしまいます。

しかし、水位が下がらないために気を付けて使用するのは可能です。以下で、トイレの水位が下がらないために気を付けることを解説します。

一度に流す量を減らす
トイレットペーパーや便を流す際、一度にたくさん流す行為は排水管がつまる原因のひとつです。

トイレットペーパーは水に溶ける素材とはいえ、水分を含むと膨張します。膨張したトイレットペーパーが一度に流れようとしても、スムーズに排水できずにつまってしまいます。

しかし、状況によってはトイレットペーパーを多く使うこともあるでしょう。トイレに流すものが多い場合は、複数回に分けて流すことを意識するとつまりを防げます。トイレがつまらないように日頃から意識をし、トイレの水位を保ちましょう。

定期的なメンテナンス
トイレの水位を下げないためには、定期的なメンテナンスや掃除が大切です。トイレのつまりには、尿石が排水管に溜まることが原因であるケースも少なくありません。

1週間に1回の掃除や半年に一回の専門業者によるメンテナンスなどを行うと、常に排水管が綺麗な状態を保てます。掃除の際に、「破損部分がないか」「水位は正常か」などもあわせて確認すると良いでしょう。

また、専門業者によるメンテナンスであれば、素人では気づかない破損に気づいてもらえるので安心です。

水位が戻らないときは業者に相談

対処方法を試しても水位が戻らない場合は、業者に相談しましょう。原因が異物以外の可能性があります。

一例として、タンクや便器の破損、排水管の破損などが挙げられます。素人の目ではわからない原因が隠れている場合もあるので、早急に専門業者へ連絡しましょう。

仮に、トイレのつまり以外の原因がわかったとしても、素人の手で解決できるケースはほとんどありません。無理に解決しようとして状況を悪化させないためにも、業者への相談が大切といえます。

まとめ

配管のつまりやタンクや便器の破損によって、トイレの水位が低くなります。排水管のつまりは、ラバーカップや手などを使って異物を取り除くことで改善されるケースがほとんどです。

対処方法を試他にもかかわらず水位が戻らない場合は、できるだけ早めに専門業者への相談がおすすめです。水が流れるからといって水位が低いままトイレの使用を続けると、破損や水漏れなどの二次災害につながるため避けましょう。

トイレの水位が下がっていると気づいた方は、ご紹介した方法を試してみてください。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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