水のコラム

排水溝に物を落とした!今すぐできる対応と予防法をご紹介

2023年04月19日  水回り

普段から気を付けていても、ちょっとした油断から排水溝に物を落としてしまうことがあります。目に見える範囲であれば自分で拾いあげることも可能でしょう。しかし奥の方に流されてしまった場合は、業者への依頼が考えられます。

この記事では、落としたときにすぐできる対応や、落とさないための予防策をご紹介していきます。

排水溝に物を落とした場合にまずやることは

はじめに落とし物をしてしまった際に、まずやることを紹介します。

水を止める
水道を使用しているときに落としたものは、排水トラップでほとんど止まります。そのためそれ以上いかないように、落としたと感じたらすぐに止めることが最優先です。

排水溝に落とした場所を確認
落としてしまったものが、どの辺りにあるのかを確認しておくことも大切です。その上で、場所にあった対処法を試してください。

素手で取り出す
落としてしまったものが、見える場所にある場合は素手で取り除く方法がいちばんです。内部が汚くて抵抗がある人は、ゴム手袋をはめて取り出しましょう。

割り箸で取り出す
見えていても、手や指が届かない場合は、割りばしを活用して取り除きましょう。割り箸の先端に、粘着力が強いテープを貼ります。粘着面が外側にくるように貼りつけてくっつけて取る方法です。

ストッキングと掃除機で取る
比較的軽い落とし物であれば、ストッキングと掃除機を使ってとる方法もあります。吸込み口の先端にストッキングを被せてから、排水溝にホースを差し込んでスイッチを入れます。水気の少ない手前側なら、掃除機が壊れる心配もありません。

対処法は排水溝に落とした場所で異なる

落としたものがどこの場所にあるかで、対処法は異なります。ここでは落とした場所別に対処法をお伝えしていきますので、参考にしてください。

排水溝の入り口部分
排水溝の入口にある場合は、見えていることがほとんどです。この場合は、素手で取り除く方法を試してみましょう。しかし手を入れてもなかなか取り出せない場合は、どこかに引っかかっていることも考えられます。

その状況で、無理やり作業をおこなうと排水溝を破損させてしまう恐れがあります。また手前側であれば、掃除機とストッキングで吸引させる方法もおすすめです。水が吸い込まないようにしながら吸引してください。

排水トラップにある場合
勢いよく流されてしまった場合は、ほとんどが排水トラップで引っかかっていることが多いでしょう。この場合は、シンクの下側にある排水管を分解して取り除く方法です。収納されている荷物が濡れないように、外へだしておきましょう。

配管の下側にタオルを敷いてから、排水管の下へバケツを置いた状態で工具を使い分解していきます。モンキーレンチやドライバーを準備しておきましょう。作業を始める前には、止水栓を止めることも忘れないようにしてください。

排水管に入ってしまった場合
トラップを通過してしまった場合は、排水管へと流されてしまいます。取りつけられているネジやナットを緩めて取り外してください。固定部分を緩めたら水漏れに注意しながら、排水パイプを排水管から引き抜きバケツの中へ汚水を入れていきます。

もしこの場所に落とし物が無かった場合は、排水パイプ内をチェックします。それでも見つからない場合は、屋外にある排水桝などにたどり着いていることも考えられます。自分での対処が難しい場合には、業者へ依頼してください。

排水溝の奥に落としてしまった物を取り出す方法

奥へ流されてしまったものを取り出す手順です。トラップを通り越して排水管へたどり着いた場合は、簡単に取り出すことができません。そこでここからは、準備や下準備をおこなった上での作業手順を紹介していきます。

準備するもの
準備するものは、ゴム手袋やバケツ、新聞紙、雑巾、ドライバー、モンキーレンチなどです。新聞紙や雑巾は床が濡れないようにするため、多めに準備しておきましょう。

下準備をしておく
分解する前に、下準備をしっかりとしておきましょう。作業中に水が流れ出さないように、止水栓はしっかりと閉めてください。パイプを取り外すときに、中に溜まった汚水がこぼれる恐れがあるため、バケツを置き床に雑巾や新聞紙を敷きましょう。

排水管を分解する
排水管はネジやナットで締め付けられています。樹脂製のナットであれば、手で回すことができますが、そうでない金属製のものは合具を使用して外しましょう。固定部分が外れると管が取れるので、中に入っている水を出しながら確認してください。

排水溝に落としたものが無かった場合
落とし物を放置しておくと詰まりを起こす可能性があるため、ほかの場所を探してみましょう。排水管を隅まで探すことや、排水ますを探すことが重要です。

業者に依頼して取り出してもらう
落としたものがトラップを通り越して流された場合は、自分で対処することは困難になります。排水管や排水桝、下水道まで流されてしまった場合は、業者に依頼することで解決できる可能性が高まります。

排水溝に落とさないための予防策

なるべく排水溝に物を落としたくないものです。そこでここからは、落とさないための予防策をご紹介していきます。日常でもすぐにできる対策なので、ぜひ参考にしてください。とくに小物類の扱いには注意してください。すぐに流されてしまいます。

排水溝の近くに置かない
詰め替えのキャップや子どものおもちゃは、排水溝に流されやすいものです。それらを近くに置くと、誤って流してしまう場合があるのです。小物を置くときは、下側に置かないで目線より上の位置にしておきましょう。

ヘアキャッチャーを使う
ゴミ受けにヘアキャッチャーを被せる方法も有効です。洗面台やお風呂場の排水溝に設置しておきましょう。ヘアピンやアクセサリーなどの細かい物も、キャッチしてくれるおすすめアイテムです。ホームセンターや100均でも購入が可能です。

排水溝カバーを使う
シンクの排水溝に使用したいのは、排水溝カバーです。細かい生ゴミが流れていくのを防いでくれるアイテムになります。種類も多くカトラリーなど、落下防止に適したタイプも存在します。100均でも購入できるためしっかりと準備しておきましょう。

アクセサリーを外して家事をする
台所で注意しておきたいのが、指輪などのアクセサリーを外してから、洗い物をすることです。指輪などは、洗剤が手につくことで緩みやすくなります。そのため食器を洗い流しているときに、流れてしまう恐れがあるのです。

まとめ

誤って物を落としてしまった場合は、すぐに水を止めることが大切です。なるべく奥へながされない対処をしておきましょう。目で確認できる場所に落ちているときは、素手で取る方法がいちばん安全です。

初めて作業をおこなう人は、トラップまでの作業であれば問題はないでしょう。もし自信がない場合や、落とし物が見つからない場合は専門業者へ相談することがおすすめです。二次被害を起こす前に連絡を取りましょう。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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