水のコラム

排水溝掃除は業者に頼もう!掃除方法と詰まり予防テクニックを解説

2023年06月23日  水回り

排水溝の詰まりを防ぐのに有効なのが、業者による掃除です。

お金はかかりますが、定期的にメンテナンスを依頼すれば、思わぬトラブルを予防できます。

この記事では、業者が行う掃除方法や掃除後のきれいな状態を保つテクニックをまとめました。

排水溝掃除をする理由

排水溝掃除を依頼する主な理由を理解しておきましょう。

詰まりによる故障が発生した

配管内が詰まってしまったときや、本来流すべきで無い物を落としてしまったとき、配管掃除を依頼します。

重度の詰まりや異物を落としてしまった場合、配管の分解など大掛かりな作業をするケースが多いです。

業者による作業は、大掛かりなものほど金額が高くなります。

詰まり修理の場合も同様です。

故障が発生したときは、余裕をもって用意しておきましょう。

詰まりを予防するため

トラブルが発生していない状態でも、定期的に掃除を依頼する方もいます。

これは、トラブル予防のためです。

詰まりはさまざまな原因で発生しますが、その中には配管内にこびりついた汚れも含まれています。

これを徹底的に落とすことでトラブルの発生をある程度防ぐことができます。

また、業者による掃除できれいにできるのは、配管だけではありません。

配管の先にある汚水桝もきれいにできます。

汚水桝は、下水管や処理施設の負担を下げるために、油分や汚れを取り除くための設備です。

ここが詰まると、配管に異常がなくても故障と同じ症状が発生します。

業者に掃除を依頼すれば、汚水桝の汚れも取り除けるため、詰まりにくい状態を作り出せます。

徹底的に配管内をきれいにしたい・トラブルを予防したいなら、故障が発生する前に掃除を依頼しましょう。

業者が行う排水溝掃除の主な方法

業者が行う作業は複数あります。

その中でも、代表的なものをご紹介します。

掃除を依頼する際は、こちらを参考にしながらご検討ください。

業務用薬剤による掃除

汚れを溶かし落とす薬剤を使う方法です。

家庭でも行われている掃除方法ですが、業者の場合は専門的な知識と技術がないと使えない特殊な製品を使います。

家庭用洗剤では落とせない汚れも、業務用薬剤ならきれいにすることが可能です。

作業は家庭用と変わりません。

規定量の薬剤を配管の中に入れ、所定の時間放置し、その後水で洗い流します。

トーラーで汚れをこそげ落とす

トーラーとは、先端にブラシがついたワイヤーのことです。

固い汚れに強く、詰まりが発生している場合でも、突いて汚れを細かくできます。

先端のブラシはらせん状やたわし状などさまざまな形状があります。

詰まりにも対応できる便利な道具ですが、粘性の高い汚れには向きません。

また、配管によりトーラーが使えない場合があります。

高圧洗浄機で洗い落とす

高圧で水を吹き出し、その勢いで汚れを落とす機会を使う方法です。

排水溝掃除の中でも、代表的な方法でもあります。

水圧で汚れを押し流すので、隅々まできれいにできるのが特徴です。

配管の奥まできれいにできるため、よく使われていますが、高い水圧は内部に傷をつけます。

しかし、悪臭や詰まりを取る力は非常に強いです。

多少傷がついても詰まりの元を取り除きたい・予防したいなどの場合は、業者に高圧洗浄機での掃除ができないか相談してみましょう。

配管の分解

重度の汚れや異物が詰まったときは、排水溝や配管を分解して掃除します。

ほかの作業に比べ、大掛かりになりがちな方法です。

その分料金も高くつく傾向にあります。

特に、床や壁を外して作業する場合は、その費用も別途かかるため高額です。

配管の分解はトラブル予防というより、修理の際によく使われます。

分解作業を依頼しないようにするためにも、普段から故障の原因になる要素はできるだけ排除しましょう。

排水溝掃除を業者に依頼するメリットとデメリット

業者の排水溝掃除には、メリットとデメリットがあります。

家庭ではできない方法で、隅々まできれいにしてくれるのは業者だからこそできるメリットです。

一方、料金がそれなりにかかるうえに、業者とのスケジュール調整などが必要になります。

排水溝掃除を依頼する際は、メリット・デメリットも考慮したうえで検討しなくてはなりません。

業者に掃除を依頼する回数を減らすテクニック

せっかく業者にきれいにしてもらっても、きれいな状態を維持する努力を怠れば、排水溝や配管はすぐに汚れてしまいます。

掃除をしてもらってそのままにするのではなく、きれいな状態を維持することも大切です。

排水溝や配管をきれいな状態に保つ方法を解説します。

これらの方法を習慣にすれば、依頼回数自体を減らすことも可能です。

結果、費用を安く抑えられます。

業者に依頼したいけど、費用が気になる方は、ぜひこの後解説する方法をご活用ください。

排水溝にネットやシートをかぶせる

排水溝の詰まりは、配管に髪の毛や食べかすなどの汚れが絡まることで発生します。

配管内のトラブルも同様です。

きれいな状態を保つには、汚れが内部に入り込まないようにしなくてはなりません。

底で役立つのが、ヘアキャッチャーやゴミ取り用のネット・シートです。

排水溝にごみが流れる前にネットやシートでからめとってしまえば、中に入る前に取り除けます。

掃除の際はネットを付け外しすればよいだけなので、メンテナンスの手間もかかりません。

排水溝用ネット・シートは、スーパーやドラッグストア・100円均一ショップで販売されています。

キッチンコーナーなどで探してみましょう。

詰まりやすいものは排水溝に流さない

詰まりやすいものを配管に流さないようにするのも、大切なことです。

油や洗剤は、冷えると固まったり配管にこびりついたりします。

これにほかの汚れが絡みつくと、詰まりになるのです。

髪の毛や不溶性の紙なども配管内にそのまま残るため、トラブルの原因になります。

これらのものは排水溝に流さないようにしましょう。

また、トイレットペーパーや掃除用シートなどの水溶性の紙でも、大量に流せば溶け残りができます。

これもまたトラブルの原因のひとつです。

本来流す物でも、量には注意しましょう。

こまめに掃除する

排水溝や配管は、こまめに掃除していれば汚れが付きにくくなります。

これまでの対策を行いつつ、普段から掃除しておきましょう。

大体週に1~2回掃除していれば、汚れもつきにくくなります。

掃除方法は排水溝の構造により異なりますが、基本は以下の流れで作業します。

・排水溝のパーツを取り外す

・パーツに絡まった汚れやネットなどを取り除く

・パーツや排水溝をブラシや洗剤で磨く

・配管内にパイプクリーナーを入れて放置する

・配管とパーツを洗い流したらヘアキャッチャーなどにネットやシートをかぶせる

・パーツをもとに戻す

掃除の際は、排水溝だけでなく中の配管もついでに掃除しましょう。

一気にやれば手間もかかりません。

できる範囲できれいな状態を保ってください。

まとめ

業者による排水溝掃除は複数の方法があります。

配管の状態や掃除の目的に合わせてやり方や料金が変わるため、掃除内容をある程度覚えておきましょう。

排水溝掃除を依頼すると簡単にきれいにできますが、費用などのデメリットもあります。

メリット・デメリットの両方をよく考えたうえで依頼しましょう。

また、掃除してもらった状態を長持ちさせるには、普段のメンテナンスも大切です。

業者に任せっきりにするのではなく、家庭でできる範囲できれいな状態を保つ努力をしてください。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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