水のコラム

ウォシュレットの修理費用はどれくらい?よくある故障と目安金額

2023年09月08日  トイレのトラブル

ウォシュレットが壊れると、業者に修理を依頼します。このとき、気になるのが修理費用です。費用は故障内容ごとに異なります。費用目安を知っていれば、支払料金をスムーズに用意できるようになります。

この記事では、ウォシュレットによくある故障と、その修理費用目安をご紹介します。万が一の事態に遭遇したときは、こちらを参考にご対応ください。

ウォシュレットによくある故障

ウォシュレットに異常が発生している際の症状を知っておくと、早期に対応できるようになります。故障発生時の症状について解説するので、覚えておきましょう。

ウォシュレットが動かない・反応しない
ウォシュレットはセンサーで人を感知することで、ふたを自動で開けたり、便座を温めたりする仕組みです。この仕組みが壊れると、人が近づいてもこれらの機能が作動しません。

普段自動する機能が作動しない場合は、センサーやその周辺に汚れや邪魔なものがついているか、本体が故障している可能性が考えられます。汚れや邪魔なものがある場合は取り除けば問題ありませんが、取り除いても改善できない場合は修理が必要です。

お湯や水が出てこない
通常、ウォシュレットを使うと温水または水が出ます。しかし、中にあるヒーターや給水管に異常があると、お湯や水を使う機能を選んでも、操作通りに作動しません。

まれに発生する本体やリモコンのバグなら、電源を切ってコンセントをさし直せば改善できます。水がまったくでない場合は、給水管についているフィルターを掃除するのも有効です。これらの方法を用いても改善できない場合は、修理を検討しましょう。

ノズルが動かない・動きが変
異常が発生するのは、給湯・給水設備だけではありません。お湯や水を出すノズルも劣化・破損します。よくある症状としては、リモコンを操作してもノズルが動かないケースや、動いてもぎこちない・違和感のある動きをするケースがあげられます。

ノズルが汚れている場合、可動部に汚れが詰まっていることが原因です。掃除すれば改善できます。ノズルがきれいまたは掃除しても改善できない場合、ノズルパーツに不具合や故障が発生しているかもしれません。

水漏れしている
ウォシュレットは、構造上内部に水が通ります。そのため、パーツやその隙間を埋める部品が劣化すると、水漏れすることがあるのです。これもよくある症状といえます。水漏れしている場合は、問題のあるパーツを交換すれば修理できますが、家庭では難しいです。

漏れた水が内部パーツやコンセントに伝われば、漏電の危険もあります。そのまま使い続けるのは非常に危険です。水漏れの発生に気が付いたら、使用を中止しコンセントを外しましょう。

リモコンを操作しても反応しない
本体に異常がなくても、リモコンが故障していると操作しても反応しません。これもよくある症状です。リモコンセンサーが汚れている・電池式の場合は、掃除や電池交換で修理できます。

しかし、リモコンをきれいにしても改善できない場合や、本体一体型のリモコンなどの場合は、業者による修理が必要です。リモコンに異常があるときは、掃除や電池交換をして様子を見ましょう。

ウォシュレットの修理費用相場

よくある原因を確認したら、次は修理費用相場をチェックしましょう。解説した故障ごとの修理費用について解説します。

センサーの修理費用
本体のセンサーが壊れている場合、故障部品を修理します。費用目安は1万5,000~3万円です。なお、センサーではなく本体の機能を制御する基盤に異常が発生しているケースもあります。このような場合は、2~4万円が目安となります。

センサーの異常による症状は、原因によりかかる費用が異なります。同じ症状でも、修理費用に数万円台の違いが出る可能性があることを覚えておきましょう。

便座ヒーターの修理費用
便座が温まらない場合、座ったことを感知するセンサーや、温めるためのヒーターが壊れている可能性が高いです。センサーではなく、ヒーターが故障していた場合、1万5,000~3万5,000円ほどかかります。

ヒーターは便座の中にある金属製の線を温めることで作動します。この線が断線していると、火災や感電の原因になることがあり、非常に危険です。ヒーターに異常が発生しているときは、安全のためにも修理が完了するまで使用を控えましょう。

温水タンクやサーモスタットの修理費用
ウォシュレットの温水は、給水管から来た水を温水タンクで温めることで作っています。また、温度調節機能である「サーモスタット」がお湯と水を混ぜ合わせることで、ちょうどよい温度のお湯を供給しているのです。

この機能が故障すると、お湯が出ません。修理には問題が発生しているパーツを交換する必要があります。温水タンクが原因の場合は、1万6,000~2万5,000円が修理費用の目安金額になります。サーモスタットは6,000~2万円と、タンクよりも幅が広いです。

また、このケースでも基盤が関わるため、原因によりもっとかかる可能性もあります。温水が使えない・温度調節ができないなどの症状は、同じ症状でも修理費用が大きく異なる点にご注意ください。

ノズルの修理費用
ノズルの故障は、ノズル本体や動作に必要なパーツに不具合や破損が発生しているために起こる症状です。修理の際はパーツ交換で対応します。修理費用は1万3,000~3万円です。

ちなみに、ノズルの動きに関わる症状の中には、水が止まらなくなるなどの給水設備が関係しているものがあります。この場合は、ノズルではなく給水バルブの異常が原因です。バルブに原因があるケースだと、1万3,000~2万円になります。

水漏れの修理費用
先ほども解説しましたが、水漏れの原因はパーツの劣化です。そのため、本体や本体とつながっているリモコン全体で発生する可能性があります。修理には原因をきちんと解明する必要があり、意外と時間がかかる修理です。

費用目安ですが、大体2万円以上です。状況や故障原因により、目安よりも高額になるケースもあります。

リモコンの修理費用
最後に、リモコンの修理費用です。リモコンはメーカーやタイプにより費用総額が変化します。大体1万4,000~2万5,000円が目安です。なお、リモコンは自分で機器を購入して取り付け直すこともできます。

ウォシュレットを設置してから7~10年経っているなら交換した方がよいケースも

壊れたパーツを交換すれば修理できるウォシュレットですが、状況により修理よりも交換した方がよいケースもあります。以下の状態に当てはまるなら、修理よりも交換を検討しましょう。

・設置してから7~10年以上経っている
・本体・リモコンが生産終了している
・複数の機能が故障している

ウォシュレットの寿命は早くて7年です。あまりに古い型だと本体や修理パーツが生産終了しているケースもあります。また、修理費用は原因ごとにかかるため、症状が複数あるなら交換した方が安上がりな場合も多いです。

修理を検討するときは、どうすればムダな費用を抑えられるかをよく考えたうえで依頼しましょう。

まとめ

ウォシュレットの故障は、同じ症状でも原因により費用が異なります。修理を依頼する際はご注意ください。

少しでもおかしいと感じる症状があれば、できるだけ早めに修理を依頼しましょう。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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