水のコラム

まずはイメージを掴もう!浴槽を交換するまでの具体的な流れとは?

2021年12月27日  お風呂のメンテナンス


「浴槽を交換するためにお風呂の工事をしよう」と考えたことはありますか?

お風呂の工事を何度も行う機会はないかと思いますが、価格が50万以上する場合もあれば、8万円ぐらいというケースも存在します。毎日使用するものであり、1日の疲れを取るための生活に必須な場所でもあるので、妥協せず交換していきたいところですよね。

この記事では、交換費用の相場やリフォームのポイントなどを紹介していきます。

浴槽を交換するまでの具体的な流れ

■見積もり依頼
まずは、浴槽交換会社に現場訪問と見積もりをお願いします。現場訪問における現状チェック項目は「まず交換するものがどういう製品なのか?」といった、タイプや実際のサイズを見ていきます。

浴槽交換をするにはどんな工事方法が適しているか、総額費用はいくらかかるのか(追加工事も含めて)これらのポイントをおさえて、工事業者は見積もりを進めていきます。疑問点に対して確実な答えをくれる業者は、信頼できるといえるでしょう。

注意すべき点として、現場に来ている担当者がその現場で工事するとは限らないことを頭の片隅に入れておきましょう。

ちなみにこの段階で費用が発生することは、ほぼありません。多くの業者が見積もりについては、無料で行っているはずです。心配な場合は、念のため確認する方がベターでしょう。
■浴槽撤去
ここから本番の工事がはじまります。交換なので、現状の浴槽解体と撤去の作業からスタートします。浴室から引き出せない時は解体してから運び出し、新しい浴槽を置く空間を作ります。

撤去費用はだいたい掛かってきますが、解体費用に関してはかからないこともあります。とりわけ費用がかかるのは、埋め込みタイプの浴槽の場合です。
■壁と床の取り壊し
前の工程で古い浴槽を引き出しましたが、古いものは捨てるので壊したりしても問題ありません。

しかし、これから使用する「新浴槽」はそうする訳にいきませんよね。浴槽の大きさによっては、壁をこわさないと浴槽を入れられないケースもあります。

浴槽を入れるスペースがない場合、入口の広さを確保するために壁の取り壊しが必要になってくるでしょう。同時に、床を取り壊すケースも考えられます。壁を取り壊せば、当然ながら追加の費用も掛かってきます。
■浴槽設置場所の調整
浴槽設置スペースと入口はできあがりました。新しく浴槽を取り付ける場合「下地調整」という準備が必要です。浴槽が単純に床上に置かれていた場合は、調整が不要ですが、次のケースでは調整が必要です。

1.たとえ浴槽が床におかれていても、新しい浴槽の種類によっては勾配をつけて水の流れをスムーズにする必要がある。

2.浴槽の下のスペースが非常にあるので、ブロック塀などを土台にして「新しい浴槽」に合わせた高さに調整をする必要がある。

上記のいずれかの場合、下地を調整するための工事費用が発生してきます。
■新しい浴槽の設置と埋め込み
新しい浴槽を設置します。埋め込みタイプの浴槽であった場合は、再び埋め込みます。埋め込み作業には費用も発生してきます。
■壁と床の再構築
壁や床を取り壊していた場合、新しい物を設置した後に壁や床を作り直します。万が一実際に壁と床を取り壊す必要がある時は、ユニットバスを丸ごと配置した方が低価格になるケースもあります。よく検討してから決めましょう。
浴室の交換費用の相場
先述でも触れましたが、作業工程の中では随所に「費用」がかってきます。浴室を交換するために、具体的にどのくらい費用がかかってくるのか紹介していきましょう。
■浴槽本体の価格
まずは、交換する新しい本体の価格が費用として掛かかります。

浴槽の種類によって価格は大きく変動します。たとえば、「ホーロー」素材であれば8〜135万円ほどだと言われているのです。浴槽本体の価格帯は、あなたが想像する以上に幅広く、価格を比較してみると「ピンキリな印象」を持つことでしょう。

その他、ヒノキなどの木製素材であっても価格帯が大分変わってきます。

本体価格に関わってくるのは、三つの要素があげられます。それは「浴槽の種類」「大きさ」「品質やデザイン」です。

あなたが求める浴槽の完成イメージによって掛かる費用はかなりかわってくるので、熟考が必要ですね。

ちなみに、浴槽を一旦埋め込んでしまうと簡単には交換できなくなってしまいます。浴槽を埋め込むケースでは、念のため10万円台〜の、質の高いものを選んだほうが無難でしょう。
■浴槽の解体費用など
工事費用についてですが、解体撤去費用と浴槽処分費がそれぞれ掛かってきます。二つの作業を合わせて「2〜10万円」は見越しておくようにしましょう。

浴槽本体の交換が高額な訳は、前述のようにさまざまな箇所で工事費が掛かってしまうからなのです。「ユニットバス」も同じ認識で間違いありません。以上の額はあくまでも目安であり、浴室や浴槽の状態、依頼した業者によって変動します。
■浴槽設置と再埋め込み
浴槽設置と再埋め込みの段階では、下地調整費と埋め込み工事費が主に掛かってくるでしょう。それぞれ、下地調整費が「2〜5万円」、埋め込み工事費が「5〜15万円」(埋め込みタイプの浴槽だった場合)ほどが相場だと言われています。
■排水管
浴槽の下で水漏れを起こしている場合や、排水管を調整しなければならない時にかかってくる費用です。相場は「5〜7万円」で、5万円台が多いようです。水漏れは建物全体の被害にかかわる問題ですので、費用の相場が高めに設定されているのは致し方ないと言えます。
■壁と床の取り壊しと再構築
設置したい「新しい浴槽」を浴室に入れることができない時、壁、床などを取りこわし、また作るので費用が掛かります。工事の必要範囲は、その浴室によります。
■その他の雑費
最後に養生費用が「1万5000円〜3万円ぐらい」(工事中に部屋を傷つけないための費用)、交通費や駐車費など。

以上が各項目に掛かる内訳費用になります。

では、浴槽交換だけであればいくら掛かるのか、気になるところですよね。ざっと「10〜50万円」が相場になっています。これは、壁取り壊しや作り直しの工事費用を含みません。10万円台で済む場合は、簡単に浴槽がはずれ、かつ、安い値段で用意できた「新しいもの」がスムーズに収まった場合です。

一方、50万円台が掛かってしまうケースは「埋め込まれた浴槽」を壊し、代わりに新しいものを埋め込んだ場合です。一般的に「工事費用の10万円台」と「浴槽本体代金の10万円台」を合わせて「計30万円台」といったところが無難なようです。

浴室の交換リフォームを依頼する業者選びのポイント

基本的には、「1社」だけの見積もりで決めず、「相見積もり」するのがよいでしょう。その頼んでいる1社がよほど気に入っており、信頼しているならいいのですが、相見積もりによって「リーズナブルな価格業者」が出てくる可能性が高いのです。

相見積もりで業者比較するのは、リフォームにおいては常識となっています。

ただ、見積もり業者を増やしすぎると混乱を招きます。たとえば、5社頼んだうちの1社だけが不自然に低価格という場合は、他の4社は元請けから下請けに仕事を回し、中間マージンを支払っているので、費用が高くなっているというケースが考えられるのです。

また、不自然に安い業者の提示価格には、理由があるはずです。専門業者であれば、経験豊富な知識やノウハウがあり、効率的よくリフォームをすすめられるからこそ、低コスト路線が可能になります。もちろん、逆に費用を上げる事もできます。

チェックするべきポイントは、「これまでに同じ工事の経験があるのか?」「業者の実績作りのためなどが理由の場合、リスクを受け入れられるか」これらの事を確認しておきましょう。

相見積もりをする際は、混乱しないためにも、あなたがよいと思った3社ぐらいで絞っておくと、見積もりをすすめやすいでしょう。

まとめ

ここまで「浴槽交換」についてポイントをおさえて解説してきました。

浴槽工事には、かなりの知識と情報が必要ということがわかっていただけたのではないでしょうか。少しでも費用を無駄にしないためにも、まずは相見積もりをしてみましょう。

しが水道職人(滋賀水道職人) 0120-492-315

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