水のコラム
お風呂の効果的な保温テク!追い焚きと上手に使い分けて光熱費節約
物価や光熱費の高騰が続く昨今、お風呂のガス代や電気代が気になっている方も多いのではないでしょうか?
実は、お風呂の保温や追い焚き機能の使い方をちょっと工夫するだけでも、毎月の光熱費をグッと抑えることができるんです。
私たち「しが水道職人」では、これまで数多くのご家庭でお風呂のお悩みを解決してきました。
その経験の中で気づいたのは、多くの方がなんとなくでお風呂の機能を使っているということ。
「保温機能と追い焚き機能、どっちの方がお得なんだろう?」
「温かいお風呂に入りたいけど、時間が空くともったいないかな……」
こういった悩みを感じつつも、具体的にどのくらい光熱費がかかるのか、わざわざ調べるのもちょっと面倒ですよね……。
そこで今回は、そんなお風呂の保温に関する豆知識やテクニックを、プロの視点から分かりやすくお伝えしたいとおもいます。
光熱費に直結する情報や、今日からすぐに実践できる方法などもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
お風呂を温かく保つ3つの方法とコスト比較
お風呂を温かく保つ方法といっても、いくつかの方法があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、まずは基本的なことについて確認しておきましょう。
①自動保温機能
最近の給湯器だとほとんどの機種に搭載されているかと思いますが、自動保温機能はボタンを押すだけで設定した温度を自動でキープしてくれる優れもの。
時間を気にせず、いつでも温かいお風呂が待っていてくれるというのはうれしいものです。
この機能の素晴らしいところは、とにかく入浴時の面倒な手間を省いてくれること。
子育て中の親御さんなどは特に実感されると思いますが、バタバタしている中でも安心して温かいお風呂に入れるのは本当にありがたいですよね。
ただし、誰も使っていない時間帯でもお湯を温め続けているため、時間が長くなればなるほど光熱費がかさんでしまうのが悩みどころです。
光熱費の目安としては地域や使用する機器にもよりますが、都市ガスなら1時間あたり約12円、プロパンガスだと約20円、電気給湯器(エコキュート)の場合は約15円程度かかる計算に。
そんなに高くないのでは?と思われるかもしれませんが、これが5時間続けば都市ガスでも60円、プロパンガスなら100円に……。
毎日のことを考えると、なかなかの金額になってしまうことがわかるかと思います。
②追い焚き機能
追い焚き機能とは、必要なタイミングで浴槽のお湯を温め直してくれる機能のこと。
お風呂に入る直前にボタンを押しておくだけで、冷めたお湯をもう一度温かくしてくれる便利な存在です。
この方法の良いところは、無駄な加熱をしないこと。
自分や家族の誰かがお風呂に入りたいと思ったら、そのタイミングに応じて追い焚きすれば良いわけです。
ただし、1回の追い焚きにかかる費用は意外と高く、都市ガスで60~80円程度、プロパンガスなら約110円、電気給湯器(エコキュート)の場合は50~70円程度かかるとされています。
冷めた状態から浴槽丸ごと分のお湯を温めなおす必要があるため、使い方によってはかなり費用がかさんでしまう可能性があるんです。
だからこそ、どちらを選ぶかの判断が重要になってくるわけですが……判断のポイントは、次の入浴までの「空き時間」です。
その点についても、後ほど詳しくご紹介しましょう。
③浴槽カバー・保温シートの活用
お金をかけずに保温したいという方におすすめしたいのが、保温グッズの活用です。
浴槽にフタをしたり、保温シートを浮かべたりすることで、お湯の温度低下を防ぐ方法ですね。
昔ながらの方法のように思えますが、実はその効果は侮れません。
しっかりとしたカバーや最新のグッズなどを使うことで、1時間あたり1℃程度の温度低下に抑えることができるものも。
何もしなければ3~5℃程度下がってしまうことを考えると、かなりの効果と言えるでしょう。
費用に関しては性能により様々ですが、高価なものだと3,000円から10,000円程度。
もちろん、100円ショップなどで買える簡易的なものでも、ある程度効果は期待できますのでないよりは断然マシです。
ご自宅に保温・追い焚き機能が付いていない方や、可能な限り光熱費を節約したい方は、ここから始めてみるのもおすすめですよ。
自動保温と追い焚きの判断基準は「2時間ルール」
さてここからが本題で、「自動保温」と「追い焚き」、結局どっちがお得なのか気になるところですよね。
結論としては意外とシンプルで、
次の人が2時間以内に入るなら「自動保温」、それ以上空くなら「追い焚き」を使う。
という使い方を、私たちはおすすめしています。
自動保温機能 | 追い焚き機能 | |
---|---|---|
都市ガス | 約12円 / 1h | 約60~80円 / 回 |
プロパンガス | 約20円 / 1h | 約110円 / 回 |
電気給湯器(エコキュート) | 約15円 / 1h | 約50~70円 / 回 |
※数値は記事内の目安に基づく概算です。地域・機器性能・季節・湯量・契約プラン等で変動します。
保温機能は使用時間に比例してコストが上がっていきますが、追い焚き機能は1回の固定費。
そのため、ある時点で追い焚き1回分の方が安いというタイミングが来るわけです。
都市ガスの場合で比較してみると、保温機能は1時間で約12円、追い焚きは1回約65円。
つまり単純計算で、5時間以上保温を続けるなら追い焚きの方がお得ということになります。
しかし実際には、お湯の量や外気温、給湯器の効率なども関係してくるため、多めに見積もった2時間程度を基準として考えておくのが良いでしょう。
家族みんなで実践!効率的な入浴のコツ
費用感や理屈については分かったけど、では実際の生活でどう活かせばいいのでしょうか?
ここでは、もう少し実践的な観点で入浴時間について考えてみましょう。
複数人の家族で入浴する場合、追い焚きと保温機能を使い分けることで、光熱費をかなり削減できます。
実際に、効率的な使い方をすることで月々のガス・電気代を10~20%程度カットできたというご家庭も多いんです。
まず入浴の順番についてですが、一般的には子どもから大人の順番で入ることが推奨されており、これはコスパの面でも理にかなっています。
特に小さなお子さんがいるご家庭では、子ども用の楽しいバスグッズなどを活用することで、自然と効率的な入浴リズムが作れます。
お気に入りのおもちゃで遊んでいる間に体も温まり、満足して出てくれるので、次の方もスムーズに入浴できますよね。
理想的な入浴間隔は15分から30分程度。
この間隔を保つことで、自動保温の機能を無駄なく使うことができます。
また、近年普及しているスマート給湯器なども、実は優秀な節約アイテム。
帰宅時間や生活リズムに合わせて自動でお風呂を準備してくれるため、無駄な保温時間を削減してくれます。
お仕事終わりなど疲れて帰ってきた時に、すでに温かいお風呂が用意されている安心感は格別ですよね。
しかも、必要な時だけ稼働してくれるので、従来の「とりあえず保温しっぱなし」よりエネルギー効率も優秀なんです。
他にも、平日と休日で入浴パターンを変えるのも賢い方法ですね。
帰宅時間がバラバラになりがちな平日は、追い焚き機能を中心に活用し、各自のタイミングで快適な入浴を楽しむ。
一方、時間に余裕のある休日は、家族の入浴タイミングをできるだけ合わせて入浴し、保温機能をメインにすることでコストを抑えながら家族のコミュニケーション時間も確保できます。
ただ、現実的には家事や育児などで忙しく、うまく回らないこともありますよね。
コストや効率を考える前に、入浴は一日の疲れを癒してくれる大切な時間でもあります。
過度な節約で入浴の質を下げてしまうのではなく、上手に機能を使い分けつつある程度妥協もしながら、「快適さ」と「経済性」の両方を手に入れましょう。
入浴剤を使う場合の追い焚きの注意点
お風呂には入浴剤が欠かせないという方も多いでしょう。
でも実は、入浴剤が原因で高額な修理費が発生したケースも少なくありませんので、追い焚き機能付きのお風呂を使用している場合は注意が必要です。
追い焚きOKな入浴剤とNGな入浴剤
まず、安心して使える入浴剤について。
基本的に、透明に溶ける入浴剤であれば問題なく使用できるものが多いです。
バスクリンやバスロマンといった定番商品の多くは、追い焚き対応になっていますし、炭酸系の入浴剤も一般的には大丈夫な製品が多いです。
問題となるのは、特殊な成分が含まれている入浴剤、例えば塩分を含むバスソルトなどがこれにあたります。
配合物が給湯器の金属部分を腐食させてしまう可能性があり、天然成分だから安心と思われがちですが、機械にとっては大敵なんです。
硫黄成分が入った温泉の素なども要注意。
温泉気分を味わいたい気持ちは分かりますが、配管や熱交換器を傷めてしまう可能性がありますので使用には注意が必要です。
また、基本的にとろみのある入浴剤もできるだけ使用しない方が安全でしょう。
お肌がしっとりして気持ちいいんですが、このとろみ成分が配管に蓄積してしまい、つまりや故障の原因になることがあります。
もちろんですが、入浴剤側に「追い焚き対応」の表記があった場合でも、大量に使用するとトラブルに繋がる可能性がありますので、用法を守って気持ちのいい入浴時間を楽しんでくださいね。
入浴剤の配管への影響
たかが入浴剤でそんなに問題になるのかなと思われるかもしれませんが、実際に構造を知ると、その深刻さがよく分かります。
追い焚き機能は、浴槽のお湯を吸い込んで、給湯器で温めてから再び浴槽に戻すという仕組みです。
つまり、入浴剤の成分も一緒に配管や給湯器の中を通ることになるんですね。
問題のある成分が蓄積されると、まず配管がつまってしまいます。
初期症状としては、追い焚きに時間がかかるようになったり、変なニオイが発生するケースも。
この段階であれば配管洗浄で済むことが多いのですが、放置すると本格的な故障につながります。
さらに進行すると、ポンプや給湯器自体の故障にもつながります。
こうなると修理費は一気に跳ね上がり、部品代や工賃などを合わせて数十万円になることも珍しくありません。
もちろん、適切に使えば入浴剤は手軽な癒しのアイテムです。
大切なのは、パッケージをよく読むこと。
追い焚き対応や循環式浴槽対応といった表示があるかどうかを確認してから使うことを心掛けましょう。
また、入浴剤を使った後は、なるべく早めにお湯を抜いて、配管に成分が残らないようにするのも大切です。
関連記事その入浴剤、本当に使って大丈夫?お風呂を傷つけてしまう入浴剤の危険性について解説!
お風呂の保温力をより高める方法をご紹介
ここまでは主に給湯器の機能についてお話ししてきましたが、ちょっとした工夫でもっと効果的に保温できる方法もあります。
お金をかけずにできるものから、少し投資が必要なものまで、段階的にご紹介してみたいと思います。
手頃なグッズでできる保温対策
まずは手軽に試してみたいという方におすすめなのが、ホームセンターや100円ショップなどでも手に入るアイテムを使った保温対策です。
浴槽カバーの効果と選び方
浴槽のカバーって意外と軽視されがちですが、保温対策としてはかなり効果的なんです。
フタがあるのとないのとでは、熱の逃げ方が段違い。
ただし、どんなカバーでも良いというわけではありません。
選ぶ基準としては、軽くて扱いやすく、なおかつ断熱性能が高いこと。
最近は発泡材を使用したタイプが人気で、値段も手頃なものだと、数千円程度から良いものが手に入ります。
注意点としては、浴槽のサイズにぴったり合うものを選ぶこと。
隙間があると、そこから熱がどんどん逃げてしまいます。
事前に浴槽のサイズを計測してから購入するようにしましょう。
保温シートの効果的な使い方
保温シートとは、浴槽の水面に直接浮かべて使うタイプの薄いフィルムです。
値段も300円から2,000円程度とお手頃で、気軽に試せるのも魅力の一つ。
ただし、とりあえず浴槽にポンと浮かべただけでは、十分な効果は得られませんので注意が必要です。
まず、シートは水面全体を覆うように敷きましょう。
端の方もできるだけ浴槽の縁にぴったりと付けて、隙間を作らないようにします。
さらにシートの下に空気が入り込まないよう、中央から放射状に手で軽く押さえながら敷いていくようにすると、より効果的な保温が可能ですよ。
また、使い終わったらしっかりと乾燥させることも重要。
濡れたまま放置すると、カビや雑菌の温床になってしまいますので、風通しの良いところで乾燥させて清潔に保ちましょう。
「100円ショップ」でも買える保温グッズ
とりあえず試してみたいという方には、100円ショップなどのアイテムもおすすめです。
最近の100円ショップでは、思わず値段を疑うほどハイクオリティな製品も増えており、お風呂用のアイテムも非常に充実しています。
アルミ製の保温シートや、簡易的な浴槽カバーであれば、数百円程度で手に入ります。
さすがに本格的な商品と比べると性能は劣りますが、使わないよりは断然、保温力が変わってきますので一度試してみるのはアリかもしれませんね。
高機能な保温グッズなら長期的な節約に
もう少しお金をかけても良いから、しっかりとした効果を得たいという方には、より高機能な保温グッズへの投資をおすすめします。
環境や予算、今後の引っ越しの予定なども考慮しつつ、ぜひ検討してみてください。
高機能浴槽カバーの効果
本格的な浴槽カバーは、見た目も機能もワンランク上です。
ウレタンフォームなどの断熱材がしっかりと入っており、保温効果は格段に高くなります。
また、抗菌・防カビ加工などが施されているものも多く、衛生面でも安心できるのは魅力ですよね。
その分、値段も5,000円~数万円程度と、決して安くはありません。
ですがもちろん、光熱費への削減効果も期待できるため、5年、10年と長く使うことを考えるのであれば、むしろお得な投資と言えるかもしれません。
保温機能付きの浴槽に交換
いっそのこと、浴槽自体を高性能なものに変えてしまうという選択肢もあります。
最新の保温機能が付いた浴槽は、魔法瓶のような構造になっており、驚くほど熱が逃げません。
メーカーにもよりますが、お湯を張ってから4~5時間経っても2℃程度しか温度が下がらないという製品も。
従来の浴槽なら、同じ時間で6~8℃は下がってしまうことを考えると、その差は歴然ですよね。
浴槽の交換費用は30~80万円程度と、ちょっと大きな投資額と言えるでしょう。
ですが、いつでも温かいお風呂に入れるという快適さは、お金には代えられない価値があるのも事実です。
予算などとも相談しつつ、ぜひ一度検討してみてください。
関連記事風呂釜の交換ってどうすればいい?費用やポイントなどもあわせて解説!
浴室のリフォームによる保温対策
もっと本格的な保温対策をお求めの方には、浴室全体のリフォームという方法もあります。
浴槽周りに断熱材を追加したり、窓に断熱フィルムを貼ったりすることで、浴室全体の保温性能を向上させるのは非常に効果的。
特におすすめなのが、浴槽の下や周りの断熱強化です。
古い住宅では、この部分の断熱が不十分なことが多く、せっかく温めたお湯がどんどん冷めてしまうため、浴槽回りを改善するだけでもかなりの保温効果を期待できます。
工事費なども合わせるとかなりの費用が掛かりますが、自宅のリフォームを検討されているなら、ぜひ保温機能についても一緒に検討してみてください。
お風呂のトラブルとチェック方法
どんなに大切に使っていても、機械である以上、トラブルは避けられません。
ただ、多くのトラブルは、ちょっとした確認で解決することも多いんです。
保温・追い焚き機能のよくあるトラブル
追い焚きボタンを押しても、全然温かくならない……故障かなと思いきや、実は意外と簡単なことが原因の可能性も。
よくあるトラブルの原因
- お湯の量不足(循環口が浸かっていない)
- 循環口フィルターのつまり
- 温度センサーの不具合
意外と多いのは、お湯の量が足りないパターン。
追い焚き機能は浴槽のお湯を循環させて温めるため、循環口がお湯につかっていないと、そもそも機能しません。
基本的なことのように思えますが、案外見落としがちなポイントなんです。
きちんと水位を確認してから使用するように気をつけましょう。
同じような症状として、循環口のフィルターづまりが原因のケースもあります。
髪の毛やゴミがつまることで、お湯の循環が悪くなっていることはよくあります。
お湯の量は十分なのに温まりが悪い、循環の音がいつもと違うという場合は、まずフィルターを疑ってみてください。
フィルターを取り外して掃除するだけで調子が良くなることはよくあります。
また、自動保温機能の調子が悪い場合は、温度センサーの不具合が原因の可能性があります。
正確な温度かどうかなかなか判断は難しいですが、いつもよりちょっと熱めの設定にしたのになんとなくぬるい……など、設定温度と実際の温度に差を感じる場合、センサーに問題がある可能性が高いです。
こういった場合は、センサーの交換が必要かもしれませんので、一度専門業者などに相談することをおすすめします。
自分でできるセルフチェック項目
トラブルが発生した時、まず確認しておきたいポイントがいくつかあります。
簡単なセルフチェックするだけで、多くの問題は解決できますので、落ち着いて一度試してみてください。
1. 電源の確認
給湯器の電源が入っているか
他の電気機器と同時使用でブレーカーが落ちていないか
2. ガスの確認(ガス給湯器の場合)
ガスの元栓が開いているか
ガスメーターの安全装置が作動していないか
ガスの供給は正常か
3. 浴槽の循環口チェック
循環口のフィルターに髪の毛やゴミがつまっていないか
循環口がお湯に完全に浸かっているか
4. 設定の確認
正しいモード(自動保温・追い焚きなど)に設定されているか
温度設定が適切か(低すぎないか)
表示エラーが出ていないか
こんな症状は専門業者に相談を
セルフチェックでも改善しない場合や、明らかに危険な症状が出ている場合は、迷わず専門業者に相談してください。
特に注意が必要なのは、ガス臭がする場合。
少しでもガスの匂いがしたら、すぐに使用を中止して、窓を開けて換気してください。
そしてできるだけ早く、管理会社やガス会社、修理業者などに連絡しましょう。
自分で直そうとするのは非常に危険ですので、絶対におやめください。
異常な音がする場合も要注意です。
ガタガタという音や、キーキーという甲高い音は、内部の部品に異常が発生している可能性があります。
特にポンプ関連の故障は、放置すると後々高額な修理費につながることもありますので念のため点検をおすすめします。
また、コントローラーにエラーコードが表示されている場合は、そのコードをメモしておくのも大切です。
給湯器のメーカーによってコードの意味は異なりますが、専門の業者であればすぐに原因特定に繋がります。
頻繁にエラーが出る場合は、根本的な問題を抱えている可能性が高いため、こちらも早めのメンテナンスをおすすめします。
定期的なメンテナンスのススメ
故障してから修理するより、故障する前に予防。
これが、長く快適にお風呂を使うための秘訣です。
毎月ちょっとした時間を使ってメンテナンスするだけでも、給湯器の寿命は大幅に延びます。
まずは循環フィルターの清掃が第一。
浴槽の循環口からフィルターを取り外し、歯ブラシなどで髪の毛やゴミを取り除いて、水でよくすすいだ後に完全に乾燥させましょう。
これだけで多くのトラブルを予防できるんです。
給湯器の外側も乾いた布で軽く拭き、ホコリを取り除いておきましょう。
ホコリが溜まると放熱が悪くなって効率が下がってしまいます。
特に、浴室乾燥機能をよく使用する場合は、衣類のホコリが非常に溜まりやすい環境になっていますので、必ずチェックしておいてください。
また、3ヶ月に1回程度は、市販の配管洗浄剤などを使った配管清掃もおすすめです。
洗浄剤をお湯に溶かして循環させるだけで、配管内の汚れを除去できますよ。
そしてもちろんこういった自分でのメンテナンスも大切なんですが、定期的なプロによる点検もぜひご検討ください。
専門業者ならではの専用機器を使った本格的なチェックにより、快適な浴室環境を維持できるだけでなく、事前に大きな故障を防ぐことにもつながります。
私たち「しが水道職人」でも浴室の点検サービスを提供しており、滋賀県内なら365日いつでもどこへでも対応させていただきます。
お見積りは無料で行っておりますので、何か気になることがあればお気軽にご相談ください。
気になるお風呂の保温に関するQ&A
実際にお客様からいただいたり、ネットでよく目にする質問について、特に多いものをピックアップしてご紹介したいと思います。
Q1:結局、自動保温と追い焚きどっちが安いの?
これは本当によく聞かれる質問で、答えは空き時間によって変わるというのが正解。
一つの目安として、1~2時間程度なら自動保温、それ以上空くようであれば追い焚きに切り替えることをおすすめしています。
ただしもちろん、ご家族の生活パターンに合わせて柔軟に使い分けることが一番大切です。
Q2:年間でどのくらい節約できる?
節約できる光熱費に関しては、ご家庭の状況によっても大きく変わります。
例えば「これまでは、4人家族で全く気にせず保温しっぱなしにしていた」といった環境を見直したケースであれば、年間で数千円から10,000円程度の節約は十分に期待できるでしょう。
ご紹介した保温グッズなどを併用すれば、さらに効果は高まります。
一回あたりで見るとたいした金額ではないように思えますが、日々の取り組みが積み重なることで結構な金額になるものです。
Q3:電気とガス、どっちがお得?
一般的には都市ガスが最も経済的と言えるでしょう。
プロパンガスだとそれより少し高め、電気はその中間といったところでしょうか。
ただし最近は、エコキュートのような高効率の機器や、深夜電力プランなどを活用することで、電気利用も十分に競争力が出てきました。
お住まいの地域の料金体系などを確認して、最適なものを選ぶようにしたいですね。
Q4:自動保温機能は何時間まで使っても大丈夫?
機器の能力的には24時間連続使用しても問題ありませんが、コスト面を考えると考慮すべきポイントと言えます。
追い焚きとのコストを比較した場合、おおよそ4~5時間の自動保温と追い焚き一回分の料金が同じくらいになるイメージです。
※もちろん気温や環境、契約内容によってかなり変動します。
冬場など浴室が冷え切っている時は、例外的に保温を続けた方が良い場合もありますが、諸々を考慮した上で1~2時間以上間隔が空く場合は、追い焚きに切り替えるようにすることをおすすめしています。
Q5:毎日同じお湯を使い回しても平気?
衛生面を考えると、基本的にはおすすめできません。
使用していないお湯の中にも、目に見えない雑菌はたくさんいます。
時期にもよりますが、時間が経つほど繁殖するため、できれば当日中に使い切って、翌日は新しいお湯にすることをおすすめします。
どうしても翌日も使いたい場合は、しっかりと追い焚きして温度を上げてから使うように心掛けましょう。
Q6:お風呂の蓋(カバー)は効果あるの?
これについては、かなりの保温効果が期待できます。
蓋がないと、お湯の熱の80%以上が蒸発で失われてしまうと言われています。
面倒だからと蓋を使用していない方も多いですが、保温効果や光熱費の節約に関心のある方はぜひ使ってみてください。
Q7:突然追い焚きできなくなったらどうしたらいい?
まずは慌てずに、基本的なチェックをしてみてください。
電源、ガスの元栓、お湯の量、フィルターのつまりなど、この記事でご紹介したセルフチェック項目を参考に確認しましょう。
それでも改善しない場合は、安全のため一度使用を中止して、専門業者に相談してください。
Q8:給湯器の掃除はどのくらいの頻度でするべき?
フィルター掃除は月に1回、配管洗浄は3ヶ月に1回、専門業者によるフル点検は年1回程度の頻度で実施していただくことをおすすめしています。
もちろん使用頻度や水質によっても変わりますが、これくらいの頻度でお手入れしておけば、致命的なトラブルはかなり回避できます。
Q9:給湯器の修理費用はどのくらいかかる?
故障の内容によって大きく変わります。
フィルターの交換など軽微なものなら数千円程度で済みますが、給湯器などの交換となると10万円を超えるケースも。
だからこそ、定期的なメンテナンスで大きな故障を予防することが非常に重要です。
詳しくは、「しが水道職人」のサービスページをご確認ください。
関連ページ料金一覧:「しが水道職人」
お風呂のことで困ったらしが水道職人へ!
今回は、お風呂の保温機能や追い焚きに関する様々な情報についてご紹介しました。
記事の内容を参考にしつつ、ご家庭に最適なお風呂の使い方を見つけてください。
また、滋賀県内でお風呂や給湯器のトラブルが発生した際は、ぜひ私たち「しが水道職人」にご相談ください。
地元滋賀県に根差し、多数の施工を手がけてきた豊富な実績と、水道局指定工事店としての認定を受けた確かな技術力をもって対応させていただきます。
24時間365日体制で受け付けており、急なトラブルにも迅速に駆けつけ可能。
見積もりは無料ですので、まずはお客様の状況を正確に把握した上で、最適な解決策をご提案いたします。
「どの方法が良いのか分からない」
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少しでもご不安なことがあれば、遠慮なく「しが水道職人」までご相談ください。
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