水のコラム
洗濯機からガラガラ音がする原因とは?工程別の異音の見分け方と対処手順を徹底解説

ご自宅の洗濯機を使用している最中に、突然ガラガラやガタガタといった普段聞き慣れない異音が鳴り響くと、故障してしまったのではないかと不安になるのではないでしょうか。
洗濯機から発生する異音には、ポケットに入っている小銭などがぶつかっている軽微なものから、内部モーターの寿命や水道配管の異常を知らせる危険なサインまでさまざまな原因が存在します。
異音の種類や発生するタイミングを正しく見極めずにそのまま使用し続けると、洗濯機が完全に動かなくなったり、水漏れを起こして床を濡らしてしまったりするトラブルにつながりかねません。
本記事では、洗濯機からガラガラ音がする原因について、洗いから脱水までの工程別に見分けるポイントと、ご自身で実践できる対処手順を詳しく解説します。
さらに、修理と買い替えを判断する寿命の目安や、洗濯機を長持ちさせるための正しい使用方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
洗濯機の洗いからすすぎ工程でガラガラ音がする3つの原因

洗濯機に水と洗剤が入り、衣類を攪拌(かくはん)している洗いからすすぎの段階で異音がする場合、洗濯槽の内部や駆動部品、あるいは給水設備に原因が潜んでいます。
まずは、音の鳴り方やタイミングによって異なる3つの主な原因を確認していきましょう。
原因①不規則なガラガラ音やカラカラ音は小銭や鍵などの異物混入
洗いからすすぎの最中に、不規則なリズムでガラガラやガリガリ、あるいはカラカラといった硬いものがぶつかるような音が鳴る場合、衣類のポケットに入っていた異物が洗濯槽の内部に飛び出している可能性が高いと考えられます。
小銭や鍵、ヘアピン、小石、さらには衣類から外れた金属製のボタンなどが水流に乗って暴れ回り、ステンレスやプラスチックで作られた洗濯槽の内壁にぶつかることで独特の異音が発生します。
特に注意しなければならないのは、これらの小さな金属片が洗濯槽の底にある回転羽であるパルセーターの隙間へと入り込んでしまうケースです。
隙間に入り込んだ硬い異物が回転軸に噛み込むと、パルセーターの裏側を削り取って破損させたり、そのまま排水経路へと流れ込んで排水弁や排水ホースを傷つけ、深刻な水漏れを引き起こしたりする原因となります。
原因②規則的なガラガラ音やゴロゴロ音はパルセーターやモーターの劣化
異物が混入していないにもかかわらず、水流の回転に合わせて規則的なテンポでガラガラやゴロゴロといった重い音が鳴り続ける場合は、洗濯機の内部部品が摩耗または破損しているサインです。
代表的な原因は、パルセーターの固定部分の緩みや、駆動部品の摩耗・劣化です。
また、機種によってはモーターの軸受や駆動ベルトなどの異常によって、回転に合わせた音が発生することもあります。
異物を取り除いても規則的な異音が続く場合や、運転中の振動が以前より大きい場合は、内部部品に不具合が生じている可能性があります。
速やかに使用を中止し、メーカーや修理業者へ点検を依頼してください。
原因③給水停止時に鳴るドンという衝撃音は水道管のウォーターハンマー現象
洗いやすすぎの工程で、洗濯機への給水がピタッと止まる瞬間に壁や床の奥からドンやガンといった鈍い衝撃音が響くことがあります。
これは洗濯機本体の故障ではなく、水道管の内部で発生するウォーターハンマー現象と呼ばれる水まわりのトラブルです。
全自動洗濯機やドラム式洗濯機は、設定された水位に達すると電磁弁という部品を使用して一瞬で水を遮断する仕組みになっています。
勢いよく流れていた水が急激にせき止められることで、行き場を失った水の運動エネルギーが圧力へと変わり、水道管の内壁を強く叩いて振動と衝撃音を発生させるのです。
ウォーターハンマー現象が繰り返し発生すると、衝撃音が気になるだけでなく、配管や接続部分への負担となって漏水につながるおそれがあります。
対策の一つが、水撃防止器と呼ばれる水圧の変化を緩和する部品の設置です。
ただし、配管の固定状態や水圧などによって原因が異なるため、衝撃音が続く場合は水道修理業者へ相談してください。
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洗濯機の脱水や排水工程でガラガラ音や異音がする原因

洗濯槽が高速で回転する脱水工程や、汚れた水を外へ流し出す排水工程でも、特有の異音が発生することがあります。
ここからは、脱水時や排水時に鳴る音の原因と、放置した場合のリスクについて詳しく見ていきましょう。
脱水時のガタガタ音やガラガラ音は衣類の片寄りと本体の傾き
脱水が始まった直後にガタガタやゴトゴト、あるいはガラガラと洗濯機全体が激しく揺れるような音が鳴る場合、代表的な原因の一つが洗濯槽内における衣類の片寄りです。
厚手のバスタオルやデニムなど、水分を含んで重くなった衣類が片側に寄ると、脱水時に洗濯槽のバランスが崩れ、大きな振動や異音につながることがあります。
衣類の片寄りを直しても毎回同じように激しい音が鳴る場合は、本体が水平に設置されていない可能性があります。
水平を確認しても改善しないときは、振動を抑える内部部品などの不具合も考えられるため、メーカーや修理業者へ点検を依頼してください。
排水時のゴポゴポ音は排水口や排水トラップのつまりサイン
洗濯機から水が抜けていく排水の段階で、床下からゴポゴポやポコポコといった音が聞こえることがあります。
排水ホースの設置状態や排水の流れによって音が発生することもありますが、以前よりも明らかに音が大きくなった場合や、排水完了までに時間がかかるようになった場合は注意が必要です。
排水ホースの内部や、床にある排水口の排水トラップに糸くずや洗剤カス、髪の毛などのヘドロ汚れが蓄積し、水の通り道が狭くなっている可能性が考えられます。
排水経路のつまりかけを放置すると、脱水時に排出された大量の水が流れきらずに防水パンや床へとあふれ出し、ご自宅の床材を腐食させたり階下への漏水事故を引き起こしたりする原因となるため、早めの対応がおすすめです。
音の種類の違いによる原因と対処の目安の比較表

先述の洗濯機の異音について、音の種類や発生するタイミング、考えられる原因と対処の目安を以下の表にまとめました。
ご自宅の洗濯機から鳴っている音が、どのケースに当てはまるのかを判断する目安としてご活用ください。
| 音の種類 | 発生するタイミング | 考えられる主な原因 | 対処の目安 |
|---|---|---|---|
| 不規則なガラガラやカラカラ | 洗いからすすぎ | 小銭や鍵、ボタンなどの異物混入 | 運転を止め、見える範囲に異物がないか確認する |
| 規則的なガラガラやゴロゴロ | 洗いから脱水全般 | パルセーターの固定部分や駆動部品の不具合 | 異物が見当たらない場合は使用を中止し、点検を依頼する |
| ドンやガンという衝撃音 | 給水が止まる瞬間 | 水道管のウォーターハンマー現象 | 繰り返す場合は配管や水圧の確認を水道修理業者へ依頼する |
| ガタガタやゴトゴト | 脱水の開始直後 | 衣類の片寄りや入れすぎ、本体の傾き | 衣類の片寄りと本体が水平に設置されているか確認する |
| ゴポゴポやポコポコ | 排水の最中 | 排水ホースの設置状態や排水経路のつまり | 排水ホースや排水口を確認し、流れが悪い場合は清掃する |
洗濯機からガラガラ音がしたときに自分でできる確認と対処手順

洗いやすすぎの段階でガラガラ音が鳴り出した場合、無理に運転を続けると故障が拡大するため、すぐに動作を止めて原因を取り除く必要があります。
ご家庭で安全に実践できる異物確認の具体的な作業手順と、脱水時の異音を防ぐ工夫を解説します。
異物が混入していないか確認する作業手順
洗濯機からガラガラ音が聞こえた際は、まず洗濯槽内に異物が混入していないか確認しましょう。
作業を始める前に、懐中電灯、ゴム手袋、濡れた衣類を入れるためのバケツや洗面器を用意してください。
- 一時停止ボタンまたは電源ボタンを押して運転を止め、電源プラグをコンセントから抜く
- 洗濯槽の中から濡れた衣類を取り出し、バケツや洗面器へ移す
- 衣類のポケットを確認し、ボタンや装飾品などが外れていないかチェックする
- 懐中電灯で洗濯槽の内部を照らし、小銭やヘアピンなど見える範囲に異物がないか確認する
- 取り除ける位置にある異物は、洗濯槽を傷つけないよう注意して回収する
- 糸くずフィルターを取り外し、異物やゴミが溜まっていないか確認して清掃する
異物がパルセーターの隙間や裏側へ入り込んで見えない場合は、無理に手や工具を差し込んだり、パルセーターを取り外したりしないでください。
パルセーターの取り外し方法はメーカーや機種によって異なり、ご自身での分解が推奨されていない製品もあります。
異物を取り除けない場合や、異音が解消しない場合は、メーカーや修理業者へ点検を依頼しましょう。
脱水時の激しい振動と異音を防ぐための洗濯物の入れ方
脱水時のガタガタ音やガラガラ音を予防するためには、日頃の洗濯物の入れ方を少し工夫するだけで大きな効果が得られます。
まず、1回あたりの洗濯物は、メーカーが定める容量を超えて入れないことが基本です。
衣類をつめ込みすぎると洗濯槽内で片寄りやすくなり、脱水時の振動や異音につながることがあります。
また、洗濯ネットへ多くの衣類をまとめて入れると、脱水時に重量が偏る原因となります。
洗濯物や洗濯ネットの入れ方は取扱説明書に従い、脱水時に異常な振動が発生した場合は運転を止めて衣類の片寄りを直してください。
異音から判断する洗濯機の寿命と長持ちさせるためのポイント

異物を取り除き、衣類の片寄りを直してもガラガラ音が解消しない場合は、洗濯機そのものが寿命を迎えている可能性があります。
設計上の標準使用期間と買い替えの判断基準
異物や衣類の片寄りなどを確認しても規則的な異音が続く場合は、モーターや軸受など内部部品の劣化も考えられます。
このようなときは、使用年数に加えて、修理費用や交換部品の有無を確認したうえで、修理と買い替えのどちらが適しているか判断しましょう。
洗濯機には「設計上の標準使用期間」が表示されており、長期間使用する際の安全面を確認する目安の一つになります。
ただし、この期間は製品の寿命ではなく、安全に使用するための注意が必要となる時期を示したものです。
また、修理に必要な「補修用性能部品」にはメーカーごとに保有期間が定められており、製造終了から年数が経過した製品では、部品がなく修理できないこともあります。
異音の原因が内部部品の故障で、修理費用が高額になる場合や必要な部品を確保できない場合は、買い替えも選択肢として検討しましょう。
故障や異音を防いで寿命を延ばすための設置環境と正しい使用方法
洗濯機の異音トラブルを防ぎ、寿命を少しでも延ばすためには、設置する環境と日々の使用方法を見直すことが重要です。
設置場所については、浴室など水や湿気の多い場所や風雨にさらされる屋外、直射日光が当たる場所、凍結するおそれがある場所を避けてください。
水分や湿気、凍結などは故障や感電、水漏れにつながるおそれがあります。
また、洗濯機は床面の強度が十分にあり、本体を水平に保てる場所へ設置することが重要です。
設置状態が不安定な場合は、振動や異音の原因になります。
日々の使用方法においては、レインコートやウェットスーツ、防水シーツといった水を通さない防水性の衣類を洗濯機で洗わないよう徹底してください。
防水性の生地は脱水時に水をせき止めて水の塊を作り出し、高速回転した際に洗濯機が転倒したり洗濯槽が破損したりするほどの激しい振動とガラガラ音を引き起こします。
さらに、乾燥機能付きのドラム式洗濯機を使用する場合は、食用油や美容オイル、機械油などが付着した衣類を乾燥機にかけないよう注意が必要です。
洗っても落ちきらなかった油分が乾燥時の高温によって酸化発熱し、発火や引火につながる重大な火災リスクがあります。
普段の洗濯では、洗剤を製品に記載された使用量の目安に従って入れ、過剰に使用しないことが大切です。
お風呂の残り湯を使用できる工程は機種によって異なるため、取扱説明書を確認してください。
なお、最終すすぎには水道水を使用するようにしてください。
異音のサインを正しく見極めて洗濯機と水まわりを安全に保つために

洗濯機から聞こえるガラガラという異音は、ポケットの中の小銭が原因であるケースから、衣類の片寄り、本体の寿命、さらには水道管のウォーターハンマー現象や排水口のつまりまで、さまざまな理由によって発生します。
異物の除去や洗濯物の入れ方の工夫でご家庭でも解決できる場合がありますが、給水時の衝撃音や排水時のゴポゴポ音など、建物側の給排水設備に原因があるトラブルは専門的な対処が必要です。
「しが水道職人」では、ウォーターハンマー現象を防ぐための水撃防止器の設置や、安全性の高い洗濯機用ストッパー付き蛇口への交換、さらには異音や逆流の原因となる排水トラップおよび排水管の高圧洗浄まで、洗濯機に関するあらゆる水まわりトラブルに対応しております。
給水や排水のたびに鳴る不快な異音にお困りの方や、洗濯機の買い替えに合わせて蛇口や排水口をきれいに整備したい方は、ぜひお気軽に「しが水道職人」へご相談ください。
水まわりのプロフェッショナルがご自宅の状況を丁寧に点検し、毎日安心して洗濯機を使用できる快適な環境づくりをサポートいたします。
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※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。





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